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2014年4月30日 (水)

昨日と今日は身近な自然

 

昨日は主夫でした。

まあ、断続的に小雨が降る天気だったので

山も自転車も然程意欲は湧かず、外遊びの諦めは付きます。

 

子供に朝食を給仕した後は庭仕事。

庭仕事・・・と言うよりは、

冬の間放ったらかしで汚れて散らかっていたものの片付けって感じです。

 

壊れた棚を庭に出してあったり、ガラクタも色々と在ったので

ドライバー等の工具を使ってバラしたり、ノコギリで小さくしたり、

末っ子が喜んで手伝ってくれました。

更に、三本ある水槽の掃除。

壁面が緑の藻で覆われて中が良く見えない様な状態でしたが(^^;)

中を覗き込めば、

ちゃんと冬を越したメダカや

自分ひとりでも魚とりへ出掛ける様になった末っ子が捕まえてきた

タモロコなどの魚が元気に泳いでいました。

 

寒い季節は水仕事が億劫なので、

毎年、徐々に水が温んで魚の活性が上がってくるこの時期に

年の最初の水槽掃除をしています。

 

昼食を挟み、

ようやく庭が綺麗に片付いてサッパリしたのが午後3時頃。

帰宅したお嫁ちゃんが凄く綺麗になった庭を見て大いに喜んでくれ

汗した時間が報われます。^^

 

一段落着くと、

綺麗になった水槽を眺めながら、末っ子が 「さかなとりいきたい」 と煩い。

ビール飲みたいのをグッと我慢で、

小雨の止み間に 久々の魚とりへ出動。

01

九頭竜川の支流の竹田川の、更に支流の兵庫川へ繋がる水路。

膝までも無いような深さの小さな水路です。

 

農業を取り巻く行政や家庭事情、稲作技術の変遷により、

また、経済的な事情からも致し方ない事なのでしょうが

以前は草の土手で水草も茂るような場所だった小川も

どんどんと護岸整備が進み、

稲の病気を媒介するカメムシ類などの防除のために除草が徹底され、

農家の方が草刈や除草剤散布軽減の為にマルチングを施す為

草むらも無くなり

生物の住処は殆ど在りません。

水中も、殆どの場所が三面コンクリート張りで

魚が卵を産んだり稚魚が落ち着いて過ごせるような環境が無い。

私が子供の頃は水田脇の草むらには多くの昆虫が居て、

それを餌とするカエルやカナヘビ、トカゲなど、

更にそのカエルを食べるヘビ、鳥達・・・イタチやモグラなどの動物

と、沢山の種々な生物が身近でしたが

今の水田の風景の中には、

そういった生態系が殆ど感じられません。

田圃を覗き込んでも、中々生き物が見つけられない。

『 自然 』 という言葉、人間やペット以外の命が

普段の生活から本当に遠くなったなぁ。。。

 

ニュースとなってメディアなどから流れてくる自然や生物のイメージは、

自然災害や獣害など、マイナスのものがどうしても多いし。。。

 

さて、

それでも、

こんな殺風景な水路の中にも

まだまだちゃんと生態系が息づいて残っている。

水が温む今時分から夏前まではコイ科を中心に多くの魚が繁殖期を迎える為

雨で本流が増水すると、

お腹の大きな親魚は支流へ支流へと遡り、

流れの緩やかな小川や淀みの水草などに産卵をします。

(昔であれば、水路と水田の水面に落差が無かったため、

 水田も産卵場で小魚のゆりかごでしたが、現代では水管理の利便性から

  水田の水面は水路のそれより遥か上にあり、水棲生物は往き来できません)

これから梅雨に掛けては特に、

『 魚とり 』 が楽しい季節です。

 

キング・オブ・雑魚! フナが採れました。

02

 

モクズガニ も。

03

あの有名な上海ガニの仲間なので、美味しい蟹です。

今はまだサイズが小さいですが、

晩秋に産卵のため海へ下る習性があり、

その頃には大きく丸々と太って卵を抱えます。

水質大丈夫?って思われるでしょうが、

鮎やサクラマスがOKでカニやエビはアウトって事もなかろう・・・と、

我が家ではモクズガニやテナガエビを採って食べることも

子供達に経験させています。

四国の方では特にモクズガニを 『 ツガニ 』 と呼び

好んで食す文化がありますね。

テナガエビの唐揚げも、美味しいもんなぁ♪ あれは夏の愉しみ。

あ、この小さなヤツは当然リリースです。^^

 

超デッカイ!スッポンもすくいそうになったのですが

網に収まり切らない様なサイズで、重くて上まで上げられなかったため

バタバタと大捕り物の末結局取り逃がしてしまい、写真は無しです。

それでも末っ子大興奮で、かな~り大喜びでした。^^

格闘してる父ちゃんは、実はかなり怖かった(^^;)

 

「おとーさん、おいこみしよっさ!」

末っ子にせがまれて、父ちゃん本気を出す。

向こうで子供が網二本で水路を塞ぐ様に待ち構え

04

こっちから父ちゃんが棒でバシャバシャと水を掻き回しながら

追い込んでゆきます。 水しぶきや泥で服が汚れる(TT)

「あげろ!」

「おとーさん、いっぱいはいったぞ!(^O^)」

05

フナ、タナゴ、モロコ、メダカ・・・

 

互いにポジションチェンジをしながら、

何度も賑やかにバシャバシャとやって、

大漁♪大漁♪

 

佃煮が出来る様な量が採れますが、

子供を説得し、殆どはその場でリリースします。

採り過ぎたって仕方が無いので、

自宅水槽内を思い浮かべながら、居場所が在りそうなモノだけをお持ち帰り。

 

一番大きな水槽には今、タモロコの群れが泳いでいます。

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モロコの仲間にも数種ありますが、

体側の黒い線が特徴で簡単に見分けられます。

コイと同じ様に、ヒゲがあるのも特徴。

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食欲旺盛で強健、餌に神経質にならなくて良いので飼い易いです。

 

フナも同居中。

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お目目くりんくりんで、性格もおっとり系なので

かなりの癒し系です。

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メダカも相当可愛くて癒し効果大。

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眼が青みを帯びていて、外人さんっぽい。

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酒を片手に水槽の前に居ると、

本当に飽きません。

 

 

今日は有給。所用により夫婦揃ってお出掛け。

用事を終えた後はちょっと豪華な和食をいただいて、

その後はカフェでデザートとコーヒーでの~んびり。

帰宅後に自転車でも乗ろうと思っていましたが、

雨が強まってしまったため、庭で酒飲みました。

12

雨音のBGMが心地良い。

花を眺めたり、水槽の魚を眺めたり・・・

 

濡れた緑が目に鮮やかです。

13

 

子供が小さな頃に、

色々なところでドングリを拾ってきては遊び道具にして、

そのまま庭へ廃棄?ばら撒かれる事が度々だったので

沢山芽を出して成長しています。

私は雑木林が大好きなので、カラフルな花を付けない木でもウェルカム♪

一くくりに 『 ドングリ 』 と言っても、多くの種類が在り

ブナ科のクヌギ、ナラ、カシ、などが代表的です。

身近な公園で良く見るものの内、

真ん丸いドングリがクヌギの仲間。

細長い紡錘型のドングリがナラやカシの仲間。

我が家の庭では今、ドングリの花が咲いています。

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地味な花ですね(笑)

これはナラの仲間。

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近付いてよく見れば、可愛らしい姿です。

 

そんな雑木の林床では今、

エビネが咲いています。

16

日本に自生する野性の蘭の仲間。山野草です。

華やかな園芸種と違い、

花数が少なかったり色彩が地味であったり、花期が短かったりしますが、

日本の風土に合った山野草の仲間は、植える場所さえ間違わなければ

地植えにして放っておくだけで、何の世話もしなくても

毎年ちゃんと花を咲かせてくれる良い子です。

決して派手ではないその花姿も、

私好みで、

良い感じ♪(^^)

 

そんなこんなで、

仕事のストレスから完全に開放された

ザ!休日!

って感じの日々です。

17

明日も有給。

外遊び・・・ へは行けず(--;)

ここ数年の懸案をやっつけるため、

明日も庭仕事に汗を流します。

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コメント

いいなぁ~!、有給。
昨日も今日も雨でしたが、雨の休日って何となく心が落ち着きゆっくり
出来ると思いませんか?。
晴れていると貧乏性なのであちらへ行こうかこれをしようかと色々迷います。
でも明日の有給は著ってでも晴れてくれると良いですね。
僕ももうそろそろずっと休日って言うのにしようかと迷っています。

投稿: A-FOCUS | 2014年4月30日 (水) 20:42

A-FOCUSさん、こんばんは。

はい。お察しの通り(笑)(^^;)
私は天気の良い休日にじっとしていられない性質なので、
本当に心から寛いでのんびりする時間を持つ休日って、
実は中々持つ事が出来ないんです。
雨の日が休日に重なると、
ちょっぴり残念な反面、本当に休日らしい1日が過ごせますね。^^

ずっと休日♪ が出来るのは、
ちゃんとしっかりと働いた方への御褒美。
『ずっと休日』を得ることが出来て、ちゃんと楽しむ事が出来る人は
実はそんなに多くないのだと思います。
是非楽しまれてくださいね。(^^)羨ましいです♪

投稿: Fumi | 2014年4月30日 (水) 21:09

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