« 全席 Mount view 贅沢ランチ付 貸切温泉日帰りツアー | トップページ | 竹田の夜桜と国神の祭 »

2014年4月13日 (日)

花の文殊山 家族登山

 

三年連続で、

家族揃って春の文殊山へ登ってきました。

何だか恒例行事化してきたので、皆当たり前の様に揃って出発です。

 

が、相変わらず我が家の行動は遅い・・・

山の上でお昼御飯はカップ麺だね! なんて言いながら

買出しに寄ったり、そこでのおやつの物色が念入り過ぎたりで、

入山が12:40でした。(^^;)とっくに昼まわってるじゃん!

00

今回は王道の二上口から登ります。

私はこのコース初めて。

お嫁ちゃんは文殊山の麓の小学校出身なので、

学校行事で毎年このコースから登らされていたそうです。

各々、土のう袋の様な大きな袋を持たされて文殊山に登り、

袋一杯の落ち葉を持って下山するのがノルマで、

それを腐葉土にして学校の花壇などで使っていた想い出を

何度も聞いた事があります。

 

登山道脇の斜面に先ず現れたのが 『 ショウジョウバカマ 』

01

花の色の違いは、個体差なのか?

それとも咲き進み~萎れるにつれて色が変わるのか?

結構バリエーションがありました。

02

03

 

『 イカリソウ 』 も多く見られました。

04

『イカリ』 は船のアンカーの事ですね。形からの名前。

これはどうやら、

若葉の芽吹きと共に咲いたばかりのやつは純白で、

05_2

その後徐々に葉が開いてゆくにつれ、

花がかすかに紅を帯びてくるようです。

06

ハート型の葉がイカリソウのもの。

07

 

男児は先へ先へと頑張りたがる。

女子は超マイペース。

私はそんな中を前後へ行ったり来たりしながら、

お喋りを楽しんだり、

みんなの姿を写真に収めたり。^^

08

 

花は、

雑木林の林床に目を凝らしながら・・・なんて頑張らなくても、

どんな小さな色でも、自然と向こうから目に飛び込んできてくれます。

09

『 イワカガミ 』

10

 

スミレは種類が多くて中々その区別が憶えられませんが、

これは私でも判る 『 タチツボスミレ 』 里地里山で最も馴染み深い種ですね。

11

他のスミレより大振りな花と、ギザギザハートの葉が特徴かな?

12

落ち葉の中だけでなく、岩からも生えていた。

 

そして何と言っても、

この時期の文殊山の主役と言えば 『 カタクリ 』

13

本当に綺麗で可愛い。

 

序盤の登山道脇に桜が1本ありました。

14

葉が未だ出ていない様子からソメイヨシノみたいなので

人の手で植えられたものでしょう。

平地では既に桜吹雪ですが、ここではまだ満開♪

その桜の根元にも、カタクリが満開でした。

15

 

のどかな山道が続きます。

谷の中程に大きなコブシの木があり、これまた満開で見事でした。

16

 

じっとしていれば寒い時期でも、山の登りは汗だくになるもの。

皆、適正よりもかなり厚着気味で、

歩き始めて10分もすれば汗を掻いて 『 喉かわいた~ 』 と煩い(^^;)

17

で、止まると自動的におやつも出てきて、益々ノンビリペース。

 

『 モミジイチゴ 』 が時々見られました。

18

モミジの様な葉の木苺です。

実はラズベリーみたいで食べられるので

その時期にはコレもおやつになるね。

19

 

大村からのコースが合流し、

七曲坂~室堂へは様々な花の木が植樹されています。

様々な桜や、コブシなどなど。

20

21

22

13:35 室堂

23

 

尾根道で 『 シュンラン 』 を見つけました。

24

春の蘭でシュンラン。野生の蘭です。

25

 

うつむいて、葉に隠れる様に咲いていた 『 チゴユリ 』

百合の名に似つかわしくない位に小さく控え目な花ですが、とても可愛いです。

26

コッチのはちゃんと顔を見せてくれてる。

27

ホント、ちっちゃいなぁ。^^ でも、葉の形は確かに百合だ。

 

階段の坂をやっつけると

28

開けた尾根の林床にはカタクリの群落♪

29

でも、残念ながらこの一帯はもう終盤の雰囲気で、

萎れた花や、既に種が出来ているものが多く見られました。

30

姿の良いものを選んで写真を撮る。

31

 

ここから頂上の広場まではもうちょっと。

がんばってね。^^

32

 

13:48 やった~頂上♪

33

かんぱ~い♪

34

父ちゃんはお湯を沸かしてお昼ゴハンの準備。

35

余りにもハラペコだったからか、

昼食風景の写真を一枚も撮っていませんでした。^^;

食後は、コーヒーいれて、甘いもの食べて、

女子はマンガ!?読んだりしながら暫し寛ぐ。

36

父ちゃんは一人、ゴミの後片付けなどで動きっぱなし。。。

 

順序間違ってる気もしますが(^^;)

食後に御参り。 子供が賢く育ちますように~。

37

 

の前に、居合わせた方にお願いして家族写真を撮っていただきました。

38

春霞の向こうに、白山が薄っすらと見えていた。

39

大汝峰の頭が黒くなり始めてるね。

 

お参りを済ませたら、奥の院へと向かいます。

鞍部へ降りる尾根道の斜面にはヤマブキが満開でした。

40

 

お嫁ちゃんが 「何これ?」 と、その可愛らしさに興味を示したのは

『 エンゴサク 』 ヤマエンゴサクかな?

42

小さな花だけど、群生しているとイイ感じだね。

43

 

こちらの斜面のカタクリは未だ見頃でした♪

44

45

 

そして、昨年も見つけて憶えていた、

『 エンレイソウ 』 の株が点在しています。

46

47

成長の遅い植物で、開花まで長年掛かるそうなので

踏み荒らされず残っていて欲しいです。

 

鞍部から再び登り返し、

胎内くぐりを通って奥の院へ。

48

49

50

こちらでもお賽銭を御上げして御参り。

51

 

三角点にタッチ。

52

ここの峰ではソメイヨシノが満開でした。

53

標高三百メートル台の低山ですが、やはり下界よりかなり遅い。

54

 

さて、引き返し行程へ。

56

アップダウンのある山で、元来た道を戻るってのは

あまりテンションが上がるものではないですが、

雑木林が良い感じですし、

花一杯のこの時期は特に、全く苦になりません。大した距離じゃないし(^^)

57

 

末っ子、自分から率先して荷物を背負ってくれました。

58

重いやろぅ?(^^;)代わろうか?

「ううん。いい。」

 

帰り道は、妻と二人でキョロキョロと見回しながら・・・

 

あった!

やった♪ 三年連続でカタクリの白花発見♪

59

花弁が痛み始めていて、最高の姿ではなかったけれど

出逢えて良かった。^^

 

白花といえば、

『 キクザキイチゲ 』 も、かろうじで一輪だけ残っていてくれた。

60

 

い~っぱい、お花が見られて

満足♪満足♪

 

妻と二人でお喋りしながら歩きながら、

三人並んで歩く子供達を眺める。

61

幸せな眺めだね。

 

春の山野草の花はそろそろ終わりだけれど、

これからの時期は新緑も美しい。

62

63

64

65

66

いいね~

        

お、これは、

う~ん、マンサクの仲間だろうな~ 『 トサミズキ 』 かな。

67

この仲間の木は葉っぱを開くより先に花が咲く。

 

ふと気付くと、一番重いザックは長男が背負ってくれていた。

68

自分の荷物と合わせて二つ背負っている。

ありがとね。^^

 

その長男が地面を見ながら一言

「アリ、デカっ!」

(笑)うん。山で見るアリはデカイよなぁ。

どれどれ・・・

69

アカヤマアリだね。

 

休むベンチが無くっても、欲しくなったらどこでもおやつ休憩とか・・・

71

↓こんな木を見つけて

72

「おしり(笑)」

「ケツ!(笑)」

さかさまのシリ♪シリ♪ なんて会話とか・・・

 

今日は久々に、

普段の生活の中の事務的な用件の伝達じゃなくって、

家族がいっぱい『会話』をしていたなぁ。

73

 

荷物はみんなで交代交代に持っていてくれたし・・・

74

同じ山へ、

同じ季節に同じメンバーで。

でも、子供はやっぱ1年経つと凄く成長していて、

親は1年歳をとっている。

みんなそれぞれ、精神的にも変化があって、1年前とは違う自分。

家族と一緒に歩いていて、

山から下りてきて、

そんな当たり前の事を改めて実感しました。

75

今年もみんなで来れて良かった。^^   16:30 無事下山

 

下山口で、

他の登山者から、「2時位にそこら辺で熊出たよ」 って教えられました。

 

やっぱ山はいいね。

 

めでたし。

|

« 全席 Mount view 贅沢ランチ付 貸切温泉日帰りツアー | トップページ | 竹田の夜桜と国神の祭 »

コメント

家族で文殊山、私も今の時期に行きたいと思ってました
目的はFumiさんと同じで春のお花
カタクリの群生とショウジョウバカマ、イカリソウもイイな~


みんなで頑張って登って、お昼ごはん
美味いんですよね

っあ、3年連続の白カタクリ発見、おめでとうございます
イイな~イイな~


我が家は、今年は良い時期に登れそうにないので、来年かな・・・
何とか白カタクリ見つけたいです

投稿: taizo | 2014年4月18日 (金) 17:07

こんばんは。
家族全員で登山されている楽しさ
が伝わってきて羨ましく感じま
した。

私の方は娘が小学生になった
ばかりなので文殊山はまだ
ハードルが高いですが、来年
くらいは家族で訪れてみたいです。

改めて見るとFumiさんは花について
非常に詳しいですね。
私は花を見てもきれいだけで
終わってしまうので、少しは
見習いたい所です。

投稿: ペガサスウイング | 2014年4月18日 (金) 20:49

taizoさん、こんばんは

春の里山、高山植物の夏山、
花の山はイイですねぇ~~~
雪国では特に、生命力を実感する春の山はイイですねぇ
・・・とか言って、冬の山も大好きだけど(^^;)

カタクリは球根の花だから、白花の株は毎年白花。
もう、二株は場所を憶えました♪
今回はその二株が終わってしまっていたので、新たに発見した第三の白花ですv(^^)

見つけられると、
やっぱ何だか幸運が訪れる様な気がするので
来年ご家族でチャレンジしてね p(^^)q

やっぱ、山メシの主役は?^^

投稿: Fumi | 2014年4月18日 (金) 22:22

ペガサスウイングさん、こんばんは。

お子様、この春新入学だったんですね。^^
おめでとうございます。
もうそろそろ新しい友達も出来たりして慣れてくる頃でしょうか。
でっかいランドセル背負って行ってるんでしょうね~ ^^

子供は親が思う以上にハイポテンシャルなものです。
登山でも自転車でも、大人の想像以上に頑張ってくれたり
平気だったりするはずですよ。
我が家もそうでした。
一番体力が不安なのはいっつも妻です。^^;

文殊山以外でも、もっと手軽な
雰囲気の良いハイキングコースなど有ると思いますし、
是非、お山でゴハン♪オヤツを楽しまれてください。
お子様、きっとそれを一番喜ぶかも。^^

投稿: Fumi | 2014年4月18日 (金) 22:46

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 花の文殊山 家族登山:

« 全席 Mount view 贅沢ランチ付 貸切温泉日帰りツアー | トップページ | 竹田の夜桜と国神の祭 »