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2014年5月

2014年5月25日 (日)

大納会

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雪が融け、桜が咲き、散り、

ゴールデンウィークもとっくに終わって、

とうとう、今季の山スキーも終了です。

昨年12月半ばに開幕し、半年間に渡って本当に良く遊ばせて頂きました。

〆の集大成の日記なので、、、

今回は(も)特別長いです。。。が。。。。。自分の大切な想い出を記録します。

 

 

最後はやっぱココだよね。。。って事で、

山の神様へ御挨拶に参りました。

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奇しくも昨年と同月同日、この山にて板納めです。

 

今日のメンバーは、Okd,Fty,Tcy,Hmd,Got,Fumiの6名パーティー。

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標高1,700~1,800mを超える辺りにならないと

板を履けるほどの雪は現れませんので、

とりあえず、重い重い装備を背負っての難行苦行登山でスタート。

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山スキーは、雪山は、基本やっぱ技術より先に体力勝負なところがあります。

パウダーシーズンのフルラッセルも死ぬほど辛いですが、

この時期の、この肩に喰い込む痛みと長い長い歩きも相~当~辛い。

今日一日で相当なで肩になったんじゃないかな。

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それでも、御褒美の滑走が待っているから、

あの絶景が迎えてくれるから、

とにかく楽しくて嬉しいから(^^)全然平気♪

 

序盤はエンレイソウが幾つも咲いていました。花があると嬉しい。

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登山道の直ぐ脇に多いので、痛めない様に歩かなきゃ。^^

 

今回もまたシューズの生る木を作って、

足元を装備替え。板を履く。

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絶妙な塩味と風味で美味しそうだから、

獣ちゃんがくわえて行っちゃわないか? ちょっと心配。^^;

 

この時期になるとさすがに

スキーヤーよりもツボ足の登山者が随分と増えて、賑やかな山です。

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初めてスキーで白山へ来たのは2年前のこの時期。

本格的山スキーデビューだった私は

当時未だ技術が未熟過ぎて、シール登行が思う様に出来なくて

登山道の急傾斜箇所で難儀し、

後ろから続々とやって来る登山者に急かされる様に焦ってしまい

仲間の中で私だけ板を脱いで這い上がった事を思い出す。

物凄く恥ずかしかったなぁ(笑)

あんなんだった私も少しは成長して、

随分と余裕を持って山へ入れるようになりました。

 

でも、今でも、

この山へ来ると凄く嬉しくてワクワクするのは、

あの頃と全く一緒。^^

 

 

甚ノ助小屋前は完全に雪が融けていて、テーブルで休むことが出来ました。

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この先は登山者の列から離れ、

静かな雰囲気の方へと進みます。

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何の変哲も無いこんな景色を眺めているだけで、

何でこんなにも幸せな気持ちになるんだろうかと、いつもホント・・・

やっぱ山はいいね。 雪があると尚更。

 

さて、ガンバ!ガンバ!

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『(行程が)辛いから行くの止めようかなぁ~』

なんて言って、参加を渋ってたTcy氏だったのに

何故か?気付けば先頭を曳いていて

やっぱ『Liar-Tcy』の称号は本物だったと再認識。^^

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でも今回、その『Liar』は世を欺く為の仮の姿で、実は王子である事が判明。

(あれ? ^^; って事はヤッパLiarで正解か?)

結局なんやかんやと(笑)皆からイジられる愛されキャラに変化は無いようです。

 

カッコイイ別山を背負って歩いてゆきます。

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ふざけてて、コケます。^^;

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そして、

正面にドーンと、美人の御前。

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ランチには未だ早いので、

背中の装備を整理してデポしたら

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通称熊五郎谷(Got命名)へ移動して遊びます♪

 

シーズン最後を目一杯!楽しもう♪

(今日は写真も一杯貼っちゃおう!)

先ずはテレ屋さんから。

Fty師匠 Go~

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気持ち良く谷へ吸い込まれる♪

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次は王子!

Tcy氏 Go~

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王子の華麗なテレターンを見よ!

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テレてばかりいないでアルペンも変幻自在

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そして、Shuさん@いつもなめらか~

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硬い春の雪面なのに、派手に巻き上げる!

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ムードメーカーHmdさん♪

今日はまたエラくカッコイイ構図から入ってきた~(二人のカメラマン流石^^)

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イェ~イ♪

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Got氏は高速レーンのレールの上!

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わぁ~い♪

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綺麗な縦落ちのターンから・・・

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グッと腰を落として踏んで貯めて・・・

ジャンプ!

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着地も見事にキメて、

そのまま速度を殺さずに谷へと滑り込んでゆきました(^^)流石♪

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ボクは・・・ ^^;

この達人達と比べては余りにも見劣りし過ぎで、

本当にこんな凄いメンバーの中に居て良いんだろうか?と、

相変わらず

大きな憧れの眼差しで彼等を眺めながら、幸福感を全身で噛み締めながら

爆発させながら(笑)滑っております。

中々成長しない私の中に、

今日もまたそれなりに見える瞬間を切り取って下さって(^^;)感謝!

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(↑このヘッピリ腰 ^^;)

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でも楽し~~~♪

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目一杯楽しんだら、

力一杯頑張って登り返し(TT)

そして、

大量の汗を掻いた後は、

コレ!

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かんぱ~い♪(^o^)/(^o^)/(^o^)/(^o^)/(^o^)/(^o^)/

大納会へ移行です。

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2Kg以上の食材が、見事に綺麗サッパリ男達の胃袋へ消えてゆきました。

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想い出話や、グリーンシーズンへ向けての相談など

わいのわいの♪

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楽しい時間はどんどん過ぎて

シメは野菜をたっぷり投入して・・・

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トンチャン(ホルモン)

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王子!次はオージービーフ大量仕入れですねv(^^)v

とかなんとか。

 

体幹トレーニングヨガ?講座などもあって

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あ~~~ 食った 食った。。。。。

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ZZZZZ・・・・♪

 

そして楽しい時間はあっという間・・・

 

まだ帰りたくないもん。。。

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とかなんとか。
   

     
  

綺麗に撤収したら、

みんなで記念撮影♪

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さ、帰ろ、帰ろ。

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ベッサンへ向かってGo♪

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広大スキー場は残念ながら縦ジーワ大量出現でしたが

達人達には関係無し。(ボクは大いに戦闘能力低下 ^^;)

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この洗濯板を、

何であんなふうに普通に滑る事が出来るのか?

ニュートラルポジションすら未だに掴み切れていない私には

全くのミステリーです。

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ホント、何度見ても絶景。

幸せだなぁ。^^

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天気も最高♪ あ、ボク超晴れ男♪

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相変わらず巻き上げてますね~(^^)

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テレ屋さんは優雅~♪

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ボクはショボ~ン。。。

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全然思うように滑れないヨ~

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甚ノ助の尾根から下は登山者のトレースやらも入り乱れて斜面が荒れ気味。

板を脱ぐまでは気を張る行程ですが

私は相当ゆる~く(^^;)グダグダな滑りで降りてしまったのに対し、

他のみんなはしっかり攻めていた。

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この人は最後まで(^^)ピョ~ン♪

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あ、消えてった(笑)

 

靴の生る木を見つけたら板を脱ぐ。

 

再び重い重い荷物を背負って、

あとは、トボトボトボトボ・・・

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徐々に陽が傾く時間。

半年分の充実感と、終わっちゃう寂しさを噛み締めながら、

トボトボ。

 

最後の急な石段。

引っ掛かる板が背中から両脇下へ突き出てるから、

ココの下りは本当に危ないんだよね。

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難所を過ぎると、

朝は未だ閉じていたニリンソウの群落が見事に満開で出迎えてくれて

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最後までハッピーな山でした。

 

あ~あ・・・

 

終わりか。。。

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鳥居をくぐったら、

振り返って、脱帽一礼。

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素晴らしい時間をありがとうございました。

今年も事故無く無事終える事が出来ました。

いつも温かく迎えて下さって色々な事を教えてくれて、

幸せをくれる山の神に、

感謝。感謝。

 

 

朝、別当出合で身支度をしていたら・・・

「おおぉっ!」

「あーっ!」

旧い知人と十数年?二十年振り?の再開。

只でさえ嬉しい出遭いだったが、その再開が山だった事が更に嬉しい。

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山をやっているとは聞いていたが、

まさかこんな場所で逢えるなんてね。^^ ビックリした。

 

このブログを読んでいてくれるそうで、

「Fumiは本当に良い仲間に恵まれてるねぇ(^^)」 って

そう言って貰えた事が

本当に嬉しくって、感謝しなきゃなって、実感。

 

↓ その、誇るべき仲間達(^^) ↓

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残念ながら今回スケジュールが合わなかったりで

ご一緒できなかった仲間の方も居ますが、

私が今こんなにも素晴らしい時間を過ごしていられるのは

様々な縁と人の御好意によるものであることを何時も心に置いて、

自分自身も、そうした方々からして戴けた様に

同様に人に接しられる様な、そんな人間になりたいなぁ。

 

そして、この時期は

ほぼ毎週末の様に自分の遊びへ出掛けてしまう私を

寛大に許してくれて、

否、許してはいないかもしれませんが

いつも快く送り出してくれる妻に、

家族に、心からの大感謝。

 

これから暫くは、半年分の埋め合わせの為に時間使わなきゃなぁ(^^;)

 

重ねてになりますが、

今シーズンも、本当にお世話になりました。

本当に充実の、幸せな時間をありがとうございました。

また宜しくお願いします♪(^^) Fumi

 

2014 大納会 おしまい。

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2014年5月21日 (水)

忙しいケド息抜きした日

 

今日は夫婦揃って出席せねばならない所用があって、仕事はお休みを頂きました。

午前中に一応メインの用事は終わって、

ランチは久々に夫婦水入らずのデート♪

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午後は役所へ行ったり色々して、

夕方4時前に自由の身になれたので

明るい内から庭でまったりです。

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やれやれ・・・

 

昨晩からの雨で随分痛んでしまったり、

雫の重みで垂れ下がったりしていますが

色々と花が満開です。

 

八重の 『 オダマキ 』

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ハナグモが潜んでいました。

 

『 チェリーセージ 』 は、茎から左右対称(双生)に花が出て、

ハートがペアになったような姿。

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大振りの薔薇が咲くと、気持ちも少々豪華に感じます。

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アッチ向いてた首に手を回し、顔を突き合わせて眺めました。

 

一重の薔薇 『 カクテル 』

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ラベンダーの 『 ラビットイヤー 』 は、雨で濡れて重くなり

お辞儀しています。

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『 ユキノシタ 』 が咲き始めています。

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大文字草とそっくりな花姿。

葉の形や花期は全然違いますが、

どちらも同じユキノシタ科ユキノシタ属です。

 

ゼラニュームの仲間も二種咲いていました。

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これは 『 モミジバゼラニュウム 』

 

色んな鉢のあちらこちらに居候して、

こぼれダネの 『 ノースポール 』 がしぶとく生き残っています。

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ず~っと何年も、苗も種も買っていないのにね。

こぼれ種で増えるのって、ガーデナーには何だかとても嬉しいものです。^^

 

『 ナデシコ 』 も満開

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カーネーションはナデシコの仲間。

『母の日』のこの時期に見頃を迎える、旬の花。

 

雨で 『 シラン(紫蘭) 』 の花が垂れて乱れている。

その眺めの向こうで、お嫁ちゃんが洗濯物を干しています。

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こんな、

狭いジャングルみたいな庭です(^^;)

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早春に彼女が球根を買って来て植えたチューリップ。

とっくに花が終わっています。

球根を太らせて来年も花を咲かせる為には、とっとと花柄を取り除くべきですが

余りに放置し過ぎで、既に種が太り始めている。。。手遅れじゃん(笑)

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こんなのが、

いかにも彼女らしい(^^;)

 

メダカの水槽では、

卵が見られる様になってきました。

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べいびーの誕生が楽しみです。^^

 

 

そんな感じで、

夕方の2時間程、

とてもゆっくりと過ごさせていただきました。

 

おしまい。

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2014年5月18日 (日)

ゆるサタ。ゆるサン。

       

土曜日は仕事でしたが、有給もらえました。

久々に家族揃って丸一日空けられたので

みんなで海へ。

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天気は穏やかだったのですが、

前日に日本海沖を通過して行った低気圧の影響が残っていた様で、

風は然程無いのに押し寄せるうねりが大きくて波が高い。

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危険なので波打際には居られない状況でした。

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今日は釣りも無理だね。 長男残念そう。

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波打際から離れてさえいれば安全で快適なので、

とりあえず火を起こしに掛かる。

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我が家の(私の)いつものBBQ開始段取りは、

 ① ガスのツーバーナーに、親材にする炭を載せて着火

 (待ちながらビール)

 ② 炭に火が着いたら、BBQグリルへ炭を移し、

 ③ 火の着いた親材の上へ更に炭を追加し、ピラミッド型に積んでおく。

 (待ちながらビール)

 ④ 蟻塚の換気システムの様に、ピラミッド内に安定した上昇気流ができ

   そのまま放置すれば炭全体に効率的に火が回る

 (待ちながらビール)

 ⑤ 炎が上がり、炭全体が良い感じになったら、

   ピラミッドを崩し、BBQグリル内へ均一に広げる

 ⑥ 網を載せる

 ⑦ 網が焼けてきたらヘット(牛脂)を塗り、食事開始。

 (食べながらビール)

って感じです。

やっぱ肉は炭火の網焼きが美味しくて好きだし

肉以外の芋や何かを食べるにも炭火が良いんだケド、

でも、頑張って火を起こすのが面倒くさいので(^^;)

最低限の手数と効率を追求した結果、

いつもこの手順です。

(↓ガスのツーバーナーで炭に着火中&500ml1本目中)

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で、

美味しくお肉と野菜をいただいたのですが

ゆるゆると過ごし過ぎて

肝心のBBQ中の写真撮ってませんでした。。。

 

食後はコーヒーを入れて寛ぎながら・・・ゆるゆる・・・

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男児達は川の流れ込みで竿を振ったり

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焚き火をしたり・・・

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長女はこんな↓カウチソファーで読書

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中々快適そうだね。^^

 

私は、

ガソリンバーナーで焼肉をする研究などしつつ。。。

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チューハイ飲み飲み。。。

 

空にはゆ~ったりと、エンジン付のパラグライダーが舞っていて

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時折、小松へ降りてゆく飛行機が通過するなど。。。

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あ、ココは芦原の波松です。

 

お腹が膨れてイイ感じにほろ酔いになったら、

砂浜を散歩。

赤クラゲが沢山打ち上げられていました。

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こんなヤツも。

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現地調達で酒の肴を・・・といきたいところですが

命の危険があるのでテトラの隙間へは立ち入り禁止だね(TT)

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砂浜背後の土手ではハマナスが咲いていました。

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野生種のバラです。

防砂林の草むらの中でも、大振りなピンクの花が目立って華やか。

 

フラフラと、みんなで散歩を楽しむ♪

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あっ、オカン落ちた(笑)

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ダラダラと撤収したら、

最近芦原に新築された足湯へ寄りました。

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庶民の味方、無料スポット♪

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ぬる目、熱目、

大きな建物に5つの湯船があり、30人以上のキャパがあります。

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無料WiFiが使えるので

長女はず~っと携帯ゲーム機でネットをしていました。

 

場所は芦原湯のまち駅前、屋台村があるところの横。

足をお湯に浸けながら見える外の景色は↓こんな感じです。

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酔っ払いは、

帰って後片付けを終えたら爆睡しました。。。。。

 

 

日曜日は主夫。

早起きして朝食を給仕したら長男を習い事へ送り、

午前中は庭で過ごしました。

水槽三本の掃除や水の入れ換え、庭木や諸々の手入れや片付けなど。

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紫蘭が満開。

散っている白い花弁は、

デッキ上の屋根へ這い上がり二階の窓辺へと延びつつあるナニワイバラです。

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他にも、

真紅のビロードも♪

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薔薇の季節ですねぇ。

 

昼食後は

長男と入れ替わりで長女が習い事へ。

 

送迎から帰って、洗濯物の取り込みを終えたら、

午後は男子チームで釣りへ出掛けました。

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川で竿を振ったり、

港へ移動したり、

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フグしか釣れなかったり、

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それでも楽しかったりで、、、

 

ゆるゆると、

休日2日が終わってゆきました。

 

長男も長女も、今週は学校が中間テストなんだってさ。^^;

イイのかな?こんな週末で。^^;;;

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2014年5月11日 (日)

猫に小判と鰹節

 

今日も最高の山日和。

 

絶景を見上げる男達の頭上、

太陽のど真ん中を真一文字にジェット機が貫通しました。

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まさかまさかの歓迎飛行♪

こんなふうに、

今日もまた、山の神様は私達をその懐へ迎え入れて下さいました。

 

 

『雪がとけたら何になる?』

そう質問されて、

「水になる」 と答えるのが、勿論正解。

「春になる」 は、より上質な正解。

でも、

福井の山スキーヤーの答えは、

「遠征の季節になる」  ・・・ちょっと強引?(^^)

 

今日も早朝4時集合で高速に乗る。

昨年友人の記録を見せていただいて焦がれていた景色へ♪

超寝不足だけど、

友人・仲間の御好意で、憧れの谷へ出発が叶った。

あの絶景に逢える!この目で見られる!滑らせて貰える♪

今日は、出発前から幸福感の中に居ました。

 

Fty、Okd、Tcy、Hmd、Got、Fumi の6名パーティー

先ずは、

駐車位置から1時間半程の林道歩行でスタートです。

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重い重い装備が肩に喰い込みますが、

ひたすらテクテク・・・

事前に聞かされている情報で、相当長くてキツイ行程だとは覚悟しているが

わくわく感とお喋りで、まぁ~だまだ全然平気。

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そして何と、

私にとっては結構なサプライズプレゼントだったのが

スプリング・エフェメラル。

地元の里山ではとっくに終わってる早春の花々が、ココではまだ真っ盛りでした。

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残念ながら未だ日が昇る前の涼しい時間なので花は閉じていますが

これでも充分嬉しい。

帰りには開いてるだろな♪(^^) 下山後まで楽しみが出来た。

 

更に、道中には 『洞杉』 と呼ばれる杉の巨木群が在って

これもまた凄かった。

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樹齢数百年から千年を超えるものまでがこの一帯に集中して点在し、

環境省が行った巨樹・巨木調査(杉部門)で、

有名な縄文杉に次いで全国第三位の巨木もあるそうです。

 

人工林を抜け、雑木林になって、谷に沿って進む道。

くねくね曲がって、日向でも雪が切れなくなってきたら、

スキーブーツ(兼用靴)に履き替えて、シューズをデポします。

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帰りに見逃して通り過ぎてしまわない様、

目立つように木の枝にぶら下げておきました。

「靴の生る木(笑)」

 

一旦は板を履いたものの

渡渉があったりして、すんなりとは進めません。

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楽しいね♪ こんなアトラクションは結構好きです。^^

 

序盤から、木々の間の向こうに目指す稜線がチラチラと見えていたのですが

谷の流れが完全に雪で埋まる頃、

こんな景色がバーンッ!と広がって、一気にテンションが上がってきます。

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例の如く、

こんな場所の景色はスケールが大き過ぎて

脳味噌が全く距離感を掴んでくれない。

雪が繋がるあの稜線の上まで、

視覚的にはここから1時間もあれば行けそうに感じちゃう位ですが

実際にはその3倍。 駐車位置からは約5時間の往路行程となります。

それも、ヒィヒィゼェゼェと頑張って登り続けなきゃ。。。

 

行こう♪行こう♪

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途中、何と70歳という御夫婦と同行になって

gotoさんがにこやかに歩きながらお話を楽しんでいた。

他にも、大先輩とお見受けする方々が

板を履かずに紐で腰に繋いで引っ張りながら、アイゼンで登っておられる。

シール歩行の方がスピードが速く体への負荷も楽だとは思うが、

急斜面での板の取り回しによる危険などを考えれば

アイゼンの方が安全度は格段に高い。

キャリアの積み重ねの末にたどり着いたスタイルなのでしょうね。

山の楽しみ方は自由。マイペースで1歩1歩。自分の楽しみ、目標へ向かって。

素晴らしいです。

自分があの様な年齢になった時、

同じように山をやっていられる気力があるのか?自信が無い。

最近自分の体力が下降線に入った事を感じる事が多々あり、

改めて、身近に居る周囲の先輩達の凄さを実感しています。

 

残す標高差を1,000m余りとした処で小休止し、

一旦皆の足並を揃える。

その隙に、元気が有り余っているgotoさんは150~200m程登り上げて

本日1本目の滑走を楽しんでいた♪(^^)

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我慢できなかったのね(笑)

 

途中でクトー(スキーアイゼン)を装着し、徐々に傾斜を増す斜面を進む。

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日が高くなり始め、時間と共に雪が緩んでくるので

ズルズルと滑り落ちる場面が出てきて

慎重にジグを切りながら進みます。

まだまだ技量が未熟な私は、こんな場面になると速度が落ちてしまう。

まあ、焦らず、確実に。確実に。

ず~っと直登で稜線まで登り上げたOkdさんに驚いた!

凄かった、全然追い付けなかった。

 

斜面上方を向いている時は余り気付きませんが、

下方を振り返ると中々凄い高度感です。

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登ってきたなぁ~~~

ずばーん!と一直線に、遥か奥まで伸びる、でっかいでっかい谷。

凄い景色だぁ~~~ 滑るの楽しみ♪

 

稜線目の前!もう少し!がんば。 

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気付けば高くにあった雲も消えて、パーフェクトなブルースカイ♪

 

 

ようよう傾斜が緩み、

斜面の向こうの景色がゆっくりと広がって見え始める。

先に着いた仲間がシャベルを持って作業をしている背中が見えてきて、

私の到着に気付いたgotoさんが 「Fumiさぁーーーん! ○△・・・□!!!」

向こうの方を指さしながら何やら叫んでいる。

 

息を整えながら登ってゆくと・・・

 

指さす方向に・・・

 

一気に景色が激変し

突然目の前に現れるのは、

憧れのあの姿、大絶景!!!

 

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「キタァーッッ!!!!!」

思わず両の拳を握り大絶叫。

 

この山容が目に飛び込んできた瞬間の、

一気に胸が高鳴る様なあの感動は、あのドキドキは、

とても言葉に出来ません。

( ↓ 拡大します ) 

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最高。。。

ほんと、来て良かった。

来れて良かった。

 

視線をそちらへやる度に、

まるで超好みのタイプの女の子がそこに居るみたいに、

何度見ても、

何度見返しても、

視線が合うたびにドキドキが止まらない。

 

幸せ過ぎる。

こんな最高のお天気、最高に美しく見える条件で

バッチり逢せて頂けて、

本当に感謝。

幸せ過ぎる。

 

みんな揃ったら♪

よし。

「かんっ!」

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「ぱぁ~い!」 (^O^)(^O^)(^O^)(^O^)(^O^)(^O^)

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何故かココでも 「 白山バンザーイ!」 って叫ぶ男達(笑)

 

胸が空く青空に、またもや歓迎飛行。

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遥か西方を望めば、大好きな白山も見えている。

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直線距離で約100Kmはあろうか。

Hmdさんが、

「こんだけ離れてるのにあんなにデッかく見えるなんて

 やっぱ白山は大きいんやなぁ~~~。」 としみじみ。

 

ポカポカと風も無く、

余りにも素晴らしいランチテラスで、

2時間も寛いでしまった。

 

にしても、

何度見ても、ドキドキ♪(^^)

しっかりと目に焼き付けた。

 

 

名残惜しいが、

達人たちもボチボチと腰を上げて・・・ 準備作業。

さあ、行きますかぁーっ!(^O^)/

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1番手はFty師匠

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今日はあの絶景が一番の目的。

皆、ガツガツ滑る訳じゃなくて、

あの余韻を身にまとって残り香を楽しむ様に、優雅にノンビリ滑っていました。

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テレマークは、より一層優雅♪

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続くのはTcyさん。

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この方もテレテレチーム

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おお~(^^)

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アルペンターンは師匠に減点されるよ(笑) なんてイジッてみたくなる。

憎めないお人柄だ。 ^^

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優雅ぁ~ カッコイイ~ ^^

 

Okdさんはやっぱ今日も滑らかぁ~~~

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強引に曲がるんじゃなくって、

板が嫌がらない一番気持ち良いカーブの深さを見事に探り当てる様な滑り。

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流れるような動きの雰囲気が、広大斜面に合います。^^

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超気持ち良さそう♪ ^^

 

いつもクイクイ曲がるHmdさんも、今日は何だかノ~ンビリ見える

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でも、この人はなぜかいつも楽しそうなんだよね~(笑) ^^

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いつもこの仲間のムードメーカー。

御本人は全くそんなつもりは無くってナチュラルなんでしょうが。。。^^

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でっかいでっかい谷。

広大斜面はまだまだ続きます。

 

Gotさんはゆっくり滑ってもGotさん。

てか、ゆっくりじゃないな(笑) ^^

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板に乗ってレールに乗って

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斜面のギャップも何のその、本当に気持ち良さそうに落ちてゆく♪

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うひゃー!カッコえぇ~~~! Shuカメラマン相変わらずナイスショット!

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ホント、

山スキーが似合う男だなぁ。。。(^^)

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今日の私は、

本当に滑りは酷かった(^^;) グダグダ。

でも、超ハッピーだったからいいや♪

あの絶景の後には、何がどうあったって、この日は最高の日。

相変わらずヘッポコな私の中から、

それなりに見える(笑)姿を切り取って下さって、

みなさんいつも本当にありがとうございます。m(__;)m

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「Fumiさん、手!手!」 gotoさんが何度も声を掛けてくれる。

ストックを突く側の腕を前へ出す。これは当たり前。

その際私は、反対側の腕が後ろへ下がり過ぎてしまい、

それに引っ張られる上半身が山側へ持っていかれて

次のターンで体を向けるべき方向から離れてしまう。

ターンに入ろうにも、

谷側へ向けての身体の自由度が少な過ぎて、上手く対応出来ない。

『 両腕が体より前 』 『 上半身は外傾 』 意識しているつもりでも、

これが全然出来ていない。 只今最重要課題。^^;

65g

がんばるべ。

65oa

でもまぁ、

こんな私でも、

こんな景色の中を滑っていると、

超気持ち良くって楽しいんだよね♪ ^^ ♪

65ob

65ta

いぇ~い♪

65tb

ってピースサイン作ってたら・・・

66g

あっ!やべっ! つまづ・・・うっ!

67g

どって~~~ 

68g

(笑) それでも笑顔♪

69g

楽しいね♪ (^^)今日もいっぱい転んだなぁ。

 

 

ボクたちは、

なんて素敵な場所で贅沢な時間を過ごしているんだろう。。。

69t

70

 

ゆるゆると流しながら、

少しずつ複雑な気持ちになってゆくのを感じ始める・・・

70o

自転車の遊びでも、こんな気持ち・・・何度もあったなぁ。。。

今日の遊びが素敵であればあるほど、

日が傾き始めて終わりが近づく気配がしてくると、

充実感と一緒に何とも言えない寂しさが込上げてくるこの感じ。。。

70oa

今日は間違いなく、幸せな素敵な想い出の日だ。^^

 

堰の段差を協力して越えるこんな行程も、

仲間の顔や会話が思い出されて、良い想い出。

70ob

 

渡渉をして、

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もと来た道を戻れば、

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雪景色から春の下界へと・・・

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あ~あ。

終わっちゃった。。。

 

 

ゆ~っくり、林道を歩いて戻ります。

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カタクリやキクザキイチゲが満開でした。

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暗い林床も、ひっそりと満開、素敵。

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地元の山では珍しいザゼンソウも♪

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そうか、

そろそろ、取立山の水芭蕉も見頃の季節かな 。。。^^

 

 

最後まで、

山の自然をたっぷりと満喫させて頂けました。

素晴らしい、なんて素敵な場所。

 

そして・・・(^^)

何て素敵な・・・

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やっぱ仲間との山は素敵。

 

皆さん本当にいつも・・・ 感謝。感謝。。。(^^) あざっす!

 

そして、

優しく受け容れて下さった山の神と、

快く送り出してくれた家族と。。。

いつものこの定型句は、

絶対に大切な事。

この感謝を、本当にいつまでも忘れずに、

目指せ!私も!70過ぎまで山スキーヤー!!!

(なんてコト続けてたら、ホントウニカゾクニアイソツカサレルカモヨ~)

 

おしまい。

めでたし。

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2014年5月10日 (土)

休日らしい休日

 

貧乏庶民は時間が空くのが何だか勿体無くて、落ち着かなくって、

多忙続きだった仕事の反動もあって、

GW中はついつい欲張って予定を詰め込んだり、

宿題だった家事をやっつけるために頑張ったりで、

実は、

凄~く、疲れ果てた。^^;

 

連休明けの出勤日が、

1年で一番くらい疲労度が酷かったかも(笑)

 

んで、

連休後初週末の今日は、

明日の自分遊びの為の休養日に加えて

そのためにお嫁ちゃんの御機嫌が重要だった事もあって

結構気合を入れての主夫。 完全に家族の日だったんだけど、

これが意外と

疲れなくて、良い休日になった。^^

 

子供達の朝食を給仕したら

前々からの長男との約束で釣具屋さんへ。

ルアーロッドを新調、グレードアップ。

釣具屋さんを二軒回って、

今後の男児達の夢や希望など、店員さんにも色々聞いたりしてお喋り。

 

帰宅後は昼食を作る。

 

ランチ終了後は、テンション上がっちゃってる長男を納得させるために海へ。

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釣りは今年初めてかな?

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餌を300円分だけ買って、3時間に満たないレジャー。

釣果はどうでも良い。

こんな時間は久々だから、

本当に、ゆったりできるなぁ~ (^^)

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海水浴場ではないし、夏でも釣り人以外は立ち入らない様な場所だから

整備・清掃されている訳でもなく、漂着物が堆積している様な浜だが、

貸切ビーチでの時間は贅沢だった。

 

波打際から数十メートルはゴミや流木が積もっているが、

その奥には砂浜特有の植生。

まだまだ浜大根が満開だった。

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更にその奥、背後の丘は新緑が美しい。

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流れ着いていた流木、

何処かで人工的に伐採された切り口の様で

遠目にはとっくに死んで枯れているものなのだが、

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何と、その幹から

何本もの新芽が芽吹いていた。

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芽が伸びる向きからも、

明らかに漂着後の生命活動。

驚いた。

海水を漂流していたのなら

浸透圧の関係で細胞内の真水は奪われてゆくはず。

漂流期間がある程度短かったのか?

それとも、樹は皮の組織が強くて外部の影響を防ぐ力が強いのか?

樹皮の見た目からは

ナラ類のドングリの生る木だと思うが、

芽吹いている葉はドングリっぽくないので、??? 私には判別不能でした。

とにかく、

生命力の凄さ。

その内根が出てくるのだろうか?

それとも、幹の中の水分と養分を消費し終えたら枯死するのかな・・・。

 

漂着物の中にはこんな数々も

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砂浜へ子供と出掛けると、

色んな遊びが出来ます。^^

 

 

時間を気にしながら帰宅して、

長女の習い事の送迎。 の合間に明日の買出しなどを済ませたら

夕方からは庭で酒飲みながらノンビリしました。

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ウッドデッキ前は、ハニーサックル(突抜忍冬)が満開です。

 

キングサリ(金鎖)も満開。

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花姿はフジにそっくりですが、ツルではなく立ち木です。

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少々風があった今日。

揺れる様が華やかで優雅♪

 

シラン(紫蘭)が咲き始めています。

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和風の庭にもかなり普及しており、

畑の畦にも植えられているのを良く見るような普通種ですが、

蘭の仲間だけあってやはり見た目に品がありますね。

蘭の花の、真ん中に突き出た部分は 『 リップ 』 と呼ばれます。

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これはおそらく自然界では

受粉を助けてくれる昆虫を誘引する為に発達したのでしょう。

夜の街のネオンみたいなもんかな(^^)

花を飛び回る虫の眼は、実は人間と違って紫外線を中心に見ているそう。

花を、可視光ではなく紫外線撮影すると

花粉!蜜はココだよっ!って判り易く主張しているんだって。

 

カシワバアジサイの葉に、

アマガエルが休んでいました。

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お肌、

荒れてるよ。

ボクの仲間だ(*^^*)

 

のんびり休日、

おしまい。

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2014年5月 6日 (火)

GW3発目 ツンデレ雪姫にメロメロ~

00

連休中は、

新聞を開いてもテレビをつけても

連日連続で山岳遭難・事故のニュースが目に飛び込んできた。

GW最終日は友人と山の約束だったが、

数日前から気持ちがナーバスになってしまい

前夜の準備は念入りに念入りに・・・今夜の内にチェックして車に積み込んで

更に、使わなさそうな装備も念の為一応持っていくか・・・と、、、

ようよう準備を終えて布団に入っても何だか中々寝付けず

結局3時間に満たない睡眠時間になってしまった。

 

前夜の飲酒を控えた事もあって、目覚めの体調は意外に良好。

山猿gotoさん と待ち合わせ、薄暗い早朝の山道を白山方面へ。

(gotoさん、今日も運転やら写真やら感謝感謝。^^)

白峰のゲートは連休前に開放されているので

現在の規制区間は市ノ瀬から先。

ビジターセンターの駐車場で自転車を組み、装備を整えます。

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さあ、わくわく♪の入山。  6:00

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えっちらおっちら激坂をやっつけて、40分ちょいで別当出合。

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吊橋渡るこの感じ♪ 何だかホント、嬉しくなってくる。

白山♪白山♪

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中飯場の随分下から雪が繋がっていた。

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が、

前日は荒天~今朝は冷え込みで、雪面の硬さが異常。

緩斜面でも、少し傾斜が増すだけで直ぐに滑り落ちそうになる。

達人のgotoさんもこんな条件は10数年で初めてとのことだが、

かなり低い標高からクトー(スキーアイゼン)を装着した。

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二日前までは好天が続いていたので沢山のトレースが残っているのだが

その形状がそのままカチンコチンに凍っているものだから

凸凹の上を上手に踏んで進まないとクトーが雪面に届かず効いてくれない。

 

良く頭に入った馴染みの地形、

ここはまだまだ随分優しい箇所だと分っている。

南斜面のこんな場所でコレでは、標高を上げていったらどうなるんだろう・・・

昨晩からのナーバスな気持ちがどんどん増殖して

心全体を覆う勢いになってきた。

とにかく、

安全第一。 慎重な丁寧な行動を心掛ける。

 

空模様は予報よりもかなり回復が遅れており前線の名残の雲。

去ってゆく低気圧に引きずられる様に

中層以下の雲は物凄い速度で姿を変化させながら走ってゆき

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高い雲も次々とダイナミックに眺めを変える。

そんな空の雲が、

心の曇りを晴らしてくれた。

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うわ~~~♪スゲーっ!!!

彩雲だ! 綺~麗~~~~~

 

この他にも環天頂アーク(逆さ虹)まで見られたりしたが、

残念ながら上手く写真に残す事ができなかった。

 

甚之助避難小屋までやってきた。 8:40

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トタン屋根の上は陽射を蓄熱し暖かい。

 

気温が中々上がらず、

この調子じゃそうそう簡単に雪が緩んでくれそうにないですね・・・

慌てても仕方が無い。

少しノンビリと休憩しました。

 

冬用ではなく下の通常の扉が掘り出されていたので、中へ入り

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トイレをお借りする。

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雪に埋もれた小屋の中は真っ暗闇。 誰~も居ませんでした。

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再出発し、

エコーラインの尾根を目指す・・・ところで

斜面上方から 「Fumiさぁ~ん!」 と呼ぶ声。

なんとまぁ、こんな処でバッタリと、ヤスジロウさん に出遭いました♪

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聞けば釈迦からの縦走で、

荒れた昨日は丸1日以上も大汝の頂上でテントの中だったそうです。

スキルが半端無いヤスジロウさんだからどうって事無いですが、

私なら遭難に等しい状況ですね。

お喋りを楽しんだら、では!また(^^)/

 

甚之助の尾根を上方まで登り上げ、

谷への滑落の恐怖心と闘いながらトラバース。

エコーラインの尾根へ移って、更なる急登坂をやっつけます。

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こんなにしびれる登山は初めてでした。

写真では全くそうは見えないでしょうが、

雪の柔らかさは全く無く、完全に凍っている。

滑落を始めればそう簡単に止まらないのは容易に想像できる。

おまけに風も強まってきて、あおられてバランスを崩さない様に・・・

とにかく、一時も気持ちを切らすことが出来ない。

急いでこの斜面から抜け出したいが、

一歩一歩、

ガッシン、ガッシンと足元を確実に決めなければ、次の一歩が出せない。

キックターンの度に、生きた心地がしなかった。

三点支持的な動作を心掛け、焦る気持ちを抑えながら・・・

安易にジグを進めずに、

進む先の斜面を見上げては少しでも雪面の状態が良さそうな場所を選んで

時には横歩きの階段登行も多用した。

 

ようよう傾斜が緩んで、

尾根に登り上げ、張り詰めた緊張の糸を緩める。

御岳や乗鞍を眺めながら、

「身体ももちろんやけど、気持ちが凄く疲れたねー!」

って会話。

お互いやっと、余裕のある本当の笑顔が出た。^^

 

さて、本峰がドーン!と見えて

気持ちが再び楽しい方へと大きく振れてくる。

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広~大な弥陀ヶ原のど真ん中を、お喋りしながら進む♪

 

もう1回急登、夏道の五葉坂の斜面をやっつければ

室堂到着です。  10:50

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センター前では、

小屋のスタッフ?が、鯉のぼりを立てていました。

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昨日は荒れていたから下げておいて、今日再び出してくれたのかな。

 

中へ入るとストーブが焚かれていました。

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補給食をとりながら、冷えた身体を温めます。ありがたい。

 

11:10 再出発

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今年もまた来させて頂けてありがとうございます。

遊ばせて戴きます。

 

とりあえず頂上行っときます?的に室堂を後にして上を目指したが、

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もう5月だと言うのにハイマツにはびっしりとエビの尻尾。

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徐々に傾斜が増すにつれて、再び滑落の危険を感じる様になる。

まあ、それ程の傾斜ではないとは言え、

さっきまでより更に雪面状況はハードになって、雪ってより完全に氷の斜面。

気を抜いてちゃんとした足の置き方をしていないと、クトーの歯すら滑った。

転んで滑り始めればかなりの距離を落ちてゆく事になるだろう。

下手したら脱臼や骨折も有り得るし、

段差や岩に当たってしまえば命すら・・・

なんて場所に居るのに、更に悪いことにガスが出始めて

どんどん視界が無くなった。

gotoさんと離れ過ぎない様にし、お互い状況把握の会話を続ける。

数十メートル先までなら薄っすらと見えるので

ほんのりと感じられる周囲の地形から頂上方向をロストしない様にして進む。

 

岩が出始めて、そろそろ雪の斜面は終わりだよね?って辺りになって、

二人共、

無理して頂上にこだわるのは止めようとの意思統一が出来た。

この状況では至極当然の判断。

少しでも平らな場所を探して慎重に移動をする。

僅かでも傾斜があればとにかく滑るので

座ることも出来ないし、荷物も降ろせない。板を脱げる場所が中々無い。

下手にその辺に物を置いたりしたら、滑って何処かへ行ってしまうだろう。

 

少しでも安全に滑走する為にも、とにかくガスが晴れてくれなきゃ・・・

天候回復の大きな流れは間違い無いし、時間もまだまだ充分早いから

身の置き場を確実にして、慎重に装備換えをしながら、

焦らず待ちましょう。

 

やがて時々ガスが切れるタイミングが現れ始めた。

突然開けた視界が神々しい美しさ。

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『晴れたっ!?』 と思っても、

風に乗ってすぐに次が流れてくるので、中々行動が起こせない。

 

それでもやがて、徐々に切れ間の方が長くなり始めた。

「行きましょうか!(^^)」

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気付けば隣の大汝ヶ峰も見え始めている。

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先ずは、下降に時間が掛かりそうな私が

慎重にピッチを刻みながら下げて行った。

今日初めての滑りがこんなアイスバーン。探り探りのドッキドキ。

・・・うん。どうにかなりそう。^^;

安心感の出る緩斜面まで降ろして、gotoさんを待った。

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少し待っていると、どこかから?頭上の方から

金属音を伴った様な轟音が徐々に響いてきて

『ん?飛行機かな? でも中々近付いて来ないな~

 稜線の向こうでヘリがホバリングしてるのかな???』 なんて思っていたら

gotoさんがバーン!と飛んできました(笑)

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雪面が超高硬度だと、あんな迫力の音になるんだ。

 

別山バックの室堂へ滑り込んだら、

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休憩無しで移動開始。

 

次にやって来たのはこんな雄大な眺めの谷。

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短めのピッチで1本落としてみて試食。

「この雪質どう思います?」

「う~ん、悪くないと思いますよ(^^)」

「ですよね。(^^)」

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この時期なのに!縦溝無しのまっさらバーン♪

行っちゃいますか♪

 

雪質は序盤こそやや厚めのクラストがあったものの、

直ぐにフィルムクラストが現れて、

標高の低下と共に雪が緩み、陽射が回復したこともあって

極上ザラメへ急変♪

 

ほんの小一時間前までの地獄の様な山から一変!

ここは天国!!!

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gotoさん、いつもの様に自分の前にレールを敷いて

凄く気持ち良さそうに落ちてゆく。(^^)

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笑顔から歓声になり、徐々に絶叫(笑)へ。音量もMAX(爆)大絶叫ぉお!

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あきまへん!

気持ち良過ぎます!!!

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二人共、壊れた様に止まりませんでした。

否、こんな気持ち良い事を、止める事が出来ませんでした。

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登り返しの大変さは分っているのに、

気付いたら、標高差400mを一気に落としてしまっていた。(^^;)

 

ギャハハ!ワハハ!の大声が谷全体に響き渡って、

滑り終えてもこのテンション、楽しい会話が終わらない。

 

が、

シールを貼りながら登行準備をしていた時、

視界に入っていた脇の斜面に露出していた大岩の下には、

大きな足跡が無数に・・・ (^^;)

あの岩の下の空間は間違い無く・・・ あそこが棲家。

 

我々が滑った谷を大きく横断して斜面をトラバースして、

棲家の大岩の上の森へと、真新しい足跡が続いていた。

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ついさっきのじゃん(^^;;;)

 

家の玄関先で楽しそうに大騒ぎする二人のおっさんを見て

おどかしちゃ悪いと思って遠慮して譲ってくれたんだろうね。

きっと、家に入りたいのに入れなくって、

上の森からじーっと眺めてたんだろうなぁ。

 

冬眠明けなのに子連れではなく単独の足跡だから

きっと男の子だ。結構大きいし。

二人の会話の流れで、なんでだか(笑)そいつの名前は 『 熊五郎 』

ココは熊五郎谷と呼ぶことになりました。(^^)

 

そんな出来事も楽しみながら、

頑張って、

滑っちゃった分を登り返します。

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今日も始終、リードを任せっきりで、この背中に甘えてしまいました。

 

gotoさんの大好きな山の眺めが良い処まで移動して、

ハイマツの陰の風が通らない場所でランチにしました。

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かんぱ~い♪

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超贅沢な時間(^^)(^^)

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午前中はホントどうなるかと思ったよね。

超恐怖アトラクションばっかりで、全く気が休まらなくって。

白山の神は女神じゃなくて雪女か魔女かと思ったよ。

でもところがどっこい、ツンデレの超魅力的なお方だった。

冷静に振り返ってみて、

あのハードコンディションでの緊張感と、技量が試される場面の数々は

私にとって本当に素晴らしい大切な経験だった。

そしてその、命の危険を感じる程の厳しさを頑張った後に、

あんな気持ち良い超最高極上のスキーの御褒美を与えて頂けて

もうやっぱ、

白山の神様に感謝感謝。

余りの魅力に、メロメロ~(*^^*)になってしまいました。

 

この方も、

同じだったみたい。^^

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太陽には相変わらずハロが掛かっていて、

更に幸せ度を演出してくれているみたい。

 

あ~、

やっぱ白山サイコー!

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南竜経由で帰路へ。

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こっちは縦溝たっぷりの洗濯岩斜面でした(TT)

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見事に洗濯機で回された(笑)

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ぶほっ!

 

そんな縦溝横溝も、gotoさんは全く問題無し。

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何であんなふうに普通の斜面と同じ様に飛んで行けるのか?

技量未熟不十分な私には謎また謎。

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山はホント、常に次の課題を与えてくれる。

やめられないね。^^

 

疲れた脚で踏ん張って、最後は林間の尾根。

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最後の最後まで、

事故・怪我の無い様に。

気持ちを切らさないように・・・

今日はとにかく、そう意識し続けた。

 

無事、吊橋渡って戻って。

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鳥居をくぐったら振り返って、脱帽、一礼。

ありがとうございました。  16:40

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帰りの自転車も飛ばし過ぎず、

安全運転で。 無事フィニッシュ♪

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市ノ瀬では未だ、

桜が満開でした。

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この桜があるのは、『白山遭難の碑』のすぐ近くです。

 

11時間にも渡る遊び。今日も充実の山行。

充実の疲労で二人共笑顔の家路となることが出来ました。

いつも、下山後携帯が繋がったら真っ先に妻へ送る『無事下山』のメール。

今回の『無事下山』の4文字は、

連絡ではなく、もっと違う重みがこもっていました。

 

感謝。感謝といつも書きますが、

只単に『無事で良かった』と、山の神に運を天に任せる様な結果論の感謝や、

家族や仲間の優しさに甘えて遊んでいる事を『感謝』で片付けるのは、

それはちょっと甘いよね。

と、

少し自分を戒める気持ちが強く湧きました。

 

今回の様に、常に恐怖と緊張感を忘れない気持ちと心を忘れずに、

家族と友人が常に自分をおぎなってくれているからこそ

それに甘えて出来ている遊びである事を忘れずに、

その自然に対する畏敬、

家族・友人に対する敬意と恩返し。

それを胸に想いながら、

今回もまた、

感謝。 です。

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2014年5月 5日 (月)

郷帰りの日記

        

【 5月 4日 】

家族と姪っ子の6人で名古屋へ出掛けました。

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最初の目的地は白川公園の名古屋市科学館です。

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一番の目的は世界トップレベルのプラネタリウムだったのですが

(余りの素晴らしさに、子供連れだけでなく大人の利用率が凄く高い)

開館後約1時間の到着であったのに、

既に本日の受付分が全て終了していました。(TT) 甘かった。。。    

気を取り直して、通常展示と特別展を見るため列に並びます。

 

表には長蛇の列、当然館内も凄い人出でした。

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丁度開催時間が合ったので、竜巻の再現実験を眺めます。

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すげ~

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こうした実験は見た目に説得力があって、

子供の目が瞬きを止めて釘付けになります。

 

長男が更に釘付けになっていたのは、

機械式時計のムーブメントを巨大化したもの。

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自分の手で巻いたゼンマイのバネの力が、

振り子運動が刻む度に少しずつ開放されて

そのエネルギーが歯車を一つずつ動かす。

同時に実物大の腕時計が展示されていて、

あの小さな空間にこれだけの機工が詰め込まれている事に関心。感嘆。

 

物質の性質、材質について学ぶエリアには、

クロモリ(鉄)とカーボンの自転車フレームを持ち比べる展示がありました。

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カーボンの軽さにビックリ!

「お父さんの自転車は何で出来てるの?」 と聞かれ、

「アルミ・・・。」 と、何だか微妙な返答しか出来ない父ちゃん(^^;)

 

宇宙に関する展示も充実していました。

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中でも私が興味深かったのはコレ↓

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なんと、宇宙空間から降り注いでくる放射線を可視化する装置

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イオンによる気泡の出来方、消え方により、

ベータ線・ガンマ線などの区別まで判るそうです。

なんと、10平方cm当たり毎秒約2個の宇宙線が通過してゆきます。

当然、常時、我々の身体も貫通して通り過ぎているのです。

知らず知らずの内に、自然と被爆している事をリアルに実感し、

遠い学者の世界の話の様な、素粒子レベルの現象を身近に感じます。

 

常設展を見学したら、

特別企画の大恐竜展へ。

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言っときますが、

世界トップレベルの恐竜博物館を擁する福井県民の我々ですよ!

ちょっとやそっとじゃ驚きませんよ!

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展示物の殆どが複製ではなく実物化石だったのに驚きました!

実際に触れられるものもあり、

間近に感じるリアルな質感が素晴らしかったです。

 

科学館を後にしてランチをとったら、

栄周辺~から名古屋駅方面へと移動して、

買い物へ出掛ける女子チームと一旦別行動をとって

男子チームは 『 トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館 』 へ。

 

旧豊田紡績本社工場跡を保存・活用する形で

私も子供の頃に習った『豊田自動織機』で有名な創業者、豊田佐吉から始まり

現代の自動車製造へと繋がる一連の技術の発展の歴史を学ぶ事ができます。

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パブリックスペースに在るこの巨大な蒸気機関(発電機)からして凄い。

13b

 

展示は、繊維機械館からスタートします。

綿花から綿をとり、精製して糸をつむぎ、布を作る流れ

その基本、原始的な作業が如何にして機械化され近代化されてきたのかを

膨大な実物展示により視認・体感できる。

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実際に稼動させてくれる物もあり、

音と動きの迫力、目の前で布が織られてゆく様に、子供も釘付け。

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徐々に現代の最新鋭へと近付いてゆき

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最後の展示機は、こんな高機能なもの。

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実際に織られた布は、

絵画です。

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織機の技術は

金属加工技術からモータリゼーションへと繋がってゆく。

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豊田佐吉から豊田喜一郎へ。

二輪車の車輪を駆動するエンジン~

自動車の製造へと。

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クラッシックカーの優美な曲面は、職人の手による板金で創られていた。

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トヨタ自動車の創業から現在へと至る歴史は

私の人生よりも遥かに長い。

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年表を眺めながら・・・

お、ヨタハチが出てきた♪

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あ~見たこと、憶えあるある♪

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おぉ~~~

ソアラ、初めの頃のこの格好、自分が学生だった頃、超憧れだったなぁ。

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文字・写真だけじゃなくって、

当然、実物展示♪ 凄い規模、数だ。

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長男は、エンジンがガソリンで動いている事は知っていても、

その内部で小爆発を起こし、

ピストン~クランク~シャフトへと回転運動を作っていることは知らなかった。

初めて知る技術にわくわく興奮、

彼にとっては、初めて知る技術のオンパレードだった♪

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オートマが標準で当たり前な今、

我が子達は、

運転手がマニュアル操作で変速し、車が加速してゆく実体験が無い。

歯車の大きさにより回転速度が変わる!

変速機の構造、実働に興味津々。

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私も改めて、この構造、動きに感心しきりだった。

 

サスペンションの動き、構造も、

実動を見せられると良く分って面白い。

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とにかく、

男児達にとっては、

先程の市立科学館の抽象的なもの寄りが多い内容よりも

実物の説得力が強烈だった様で

明らかにコッチの博物館の方が喰い付きが凄かった。

 

いいね♪(^^) 俺の子だ(笑)

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歴代のエンジンが並ぶ様も壮観。

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(父)「お父さんが若い頃乗ってたのは4A-GEや」(AE-86)

 「ほらなぁ~ラッパのちいちゃいようなヤツがなぁ、

  コッチのエンジンは2つずつやけど、コッチは4っつずつあるやろぅ

  ツインカムって言ってなぁ~ ~~~ 」

(子)「?(^^;)」

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長男と、FFとFRの違いの結構深い話もできて、

走りや操作性の違い、構造・生産の面から考えた効率や車内空間の事・・・

中一の子供とこんな会話が続くのも、

目の前に実物が有るからだ。

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さて、難しい話ばっかじゃなくて(笑)

下のフロアを眺めて楽しもう♪

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父ちゃんはこんなのを見て居たいけど・・・

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男児二人はなぜか、やっぱ(^^)

こんなの↓に喰い付く(笑)

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どれだけの重さが上げれるの?

 

お!おぉぉぉ~~~♪

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ダルマセリカ!

僕が子供の頃、従兄弟のお兄ちゃんが乗ってて、カッコ良かったな~~~

ハッチバックの方がラインが良かったんだよね。^^

 

長男、出力試験をする装置に興味津々。

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父ちゃんは、

実験ダミーの変遷や

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2000GT♪

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2000GTのエンジンブロックは、

今の2リッターカーから比べると随分大きい(ゴッツイ)印象だね。

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後半は、生産技術(ライン)の展示。

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巨大なプレス機が実際に動いてくれて、その迫力に子供魅入る。

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車体の各面が組み合わされて溶接・合体する流れ

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テレビや教育映像などで良く見るけれど、

実際に産業機械が動く現場を直ぐ横で見る経験なんて、

当然子供達は初めて♪

実際にスポットへ電流は流していないから溶接の火花は散らないけれど

それでも、

男児興奮♪釘付け(笑)

「まって!もういっかい見る!」 そうかいそうかい。^^

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塗装~シャーシ・プラットフォームとボディーが合体して~完成へ

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面白かったね♪(^^)(^^)(^^)

 

女子チームとの待ち合わせ時間との兼ね合いで、やや駆け足になったけど

ほんと、瞬く間に過ぎた濃密な時間でした。

 

帰る前に中庭へ

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まるで、『祈りの壁』や、『嘆きの壁』を髣髴とさせる空間でした。

 

末っ子、カメラを向けたら、なぜかマドロスさんポーズ(笑)

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博物館外壁にも、

機屋(はたや)さん時代の工場のノコギリ屋根の名残。

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最近ではとんと見ないけど、私が子供の頃は

あのギザギザ屋根の建物、身近に幾つもあったなぁ。

 

博物館を後にして

お買い物から戻った女子チームを名古屋駅前でピックアップして、

最後に向かったのは熱田神宮。

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歴史はとことん古く、

源頼朝や足利尊氏が剣を奉納したり、

あの織田信長も、今川義元と対する桶狭間の合戦へ向かう前に参拝した

由緒あるお宮です。

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実は長女が今年受験生になったので(^^;)

折角だからと、御参りさせていただきました。

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正月でも何でもないのですが、おまけに夕方なのですが、

流石に多くの参拝者で賑わっていました。

 

境内には放し飼いの鶏!

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逃げてかないの!?

名古屋コーチン?!ちがうか(笑)

 

まあ、一応、みんなでおみくじ引きました。

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昨年まではず~~~っと、何処で引いても大吉続きだった私、

今年は初詣の末吉から始まり、その後もず~っと微妙な感じです(--;)

思わず、小さな文字も真剣に読みました。

 

夜はまた、

両親、兄弟夫婦、子供達、計11人+1匹で賑やかに宴でした♪

 

 

【 5月 5日 】

実家で可愛がられているワンコです。

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加齢の為か、最近体調が良くないらしく、

腹水が溜まったりしてお医者さんのお世話になっているそう。

凄く良い子なんです。

次に逢う時まで、ちゃんと元気でいてね。

そんな彼と家族に見送られて、実家を後にしました。

 

いつもの様に、

家族揃って南宮さんへ参ります。

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5月5日は毎年ここの祭礼なのですが、

こんな風景や雰囲気はいつも見ているのに

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何故か実際に神輿を担いでいるとこは見た事がありません。

毎年来ていると思うのですが、不思議と縁が無い?

参拝を終えて境内を出る頃、

威勢の良い掛け声、号令に合わせて

装束を決めた男集が門から走り込んできて、どんどん人が増えてきますが

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帰路を急ぐ我々は、後ろ髪を引かれる思いで境内を後にしました。

 

 

楽しい休日を過ごせて、

無事帰宅できました。

ありがとうございました。

 

雨天だったこの日。

帰宅後、水槽の魚へ餌をやりに庭へ出たら

デッキ前のチューリップで、アマガエルが休んでいました。

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そんなこんなで、

5月3~5日、帰郷が終わりました。

 

よく飲んだ!

疲れた!

 

必死に翌日の準備をして、、、

早く寝なきゃ!早く寝なきゃ!

早く・・・寝られなかった・・・(TT)

 

明日はGW最終日、有意義に使わなきゃ。。。

 

 

帰郷の日記、

おしまい。^^

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2014年5月 3日 (土)

GW2発目!

  

GW後半は毎年帰郷します。

 

私の両親は二人共既に七十代半ば、

正月、GW、盆は実家へ帰るのが恒例ですが

年に三回顔を見るとしても、あと100回はギリギリ?かなぁ・・・

と、

最近は

そんな事を考えたりする様になりました。

まあ、私も年々歳を重ねています。

福井の自宅~岐阜の実家は滋賀県~関ヶ原回りで約150Km。

旧北国街道の栃ノ木峠を通った場合、

最大標高差535m、登りの累積標高が約800mの道程ですが、

(自転車で)以前なら不安のなかったこのコースも

近年ではかな~り気合と頑張りが必要になってきました。

歳ってより、

仕事が忙し過ぎて(を、言い訳に)、単純に運動不足です。(^^;)

 

AM5:50自宅発

四ヶ月振りのロングライド・・・どころか、

何と今年初めての100Km超ライドです(笑) 何か恥ずかしい(汗)^^;

嬉しさと、不安と、色々で、妙なハイテンションで九頭竜川を渡る。

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家族はお嫁ちゃんの運転で後から来ます。(^_^;)

カーナビという文明の力に感謝!

(それでも、高速乗る前と降りた後に電話3回ずつほどあったけど。。。

 どのインターで降りるの ?とか、

 お土産売ってるサービスエリアどこ?とか、

 インター降りたらどっちへ曲がる?とか、

 私はコンシェルジュじゃないし(笑)カーナビでもないですが。。。)

 

九頭竜サイクリングロードから旧清水町方面へ市街地を外れ

日野川沿いに南下します。

旧武生~南条町に入る辺りで日野山の眺めが良くなり

田圃道を深呼吸しながら流していたら、

貨物列車がゆ~っくりと追い越してゆきました。

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走りながら背中のポッケからカメラを取り出し、パチリと1枚。

 

自宅からず~っと、強い向かい風に悩まされながらヘロヘロの状態でした。

国道ではなく、旧北国街道を出来るだけ使います。

多少走行距離は伸びるのでしょうが、交通量が殆ど無くて安全ですし

自然と走行速度が落ちるので、身体も楽です。

旧道をなぞるように走って、

今庄宿まで来ました。

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本陣跡

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昔の旅人は、男十里・女八里が一日の旅程として基準だったそうで、

福井から約八里の今庄宿は丁度宿泊地に当たり

また、山中峠・木ノ芽峠・栃ノ木峠・湯尾峠、いずれの道を選んでも

此処を通る事となる要所であった為、

天保年間(1800年代半ば)には

旅籠55件、茶屋15件、酒屋15件、他多数を数え賑わったとのことです。

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この先はR365に沿って南下を続け、延々と登り坂になります。

次に立ち寄ったのは、メインルートの国堺として関所も設けられていた板取宿。

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北国街道、栃ノ木峠を大改修して整備したのは柴田勝家です。

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今も昔の民家が残り、往時を偲ばせます。

少なくとも一軒のお宅には、まだ人が住んでおられる様。

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独りだとペースメイキングが自由な分、

意外と休憩するタイミングが無い。

自宅から60Km近く走ったここでようやく大休憩としました。

石畳の地べたにお尻を下ろして、ブドウパンをかじる。

 

ここから先は九十九折の坂、坂、坂・・・

汗がポタポタと落ちて辛い行程ですが

山の新緑が美しくて、未だ山桜が満開だったりして癒されました。

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9:15 栃ノ木峠 県境

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あぁ~~~疲れた。。。

 

滋賀県に入り、中河内の集落まで豪快にぶっ飛ばして下ったら、

椿坂峠へ向かって少しだけ登り返しがあります。

その取り付き、集落外れの切り通しにある冷水。

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福井・滋賀両側共、町からは遠く離れた山中、

暑い季節は特に、貴重なオアシスです。

 

椿坂峠から余呉へ向かって

暫くは緩やかにアップダウンを繰り返しますが、やがて下り基調で快適、

長閑な山道が続きます。

沢水が流れる様な湿潤斜面の道端には、

ニリンソウやイチリンソウの群落が点在し、目を愉しませてくれました。

同じ白花でも一際大きなものが目に付いて思わず急停車。

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葉の形や佇まいからして、

ニリンソウと同じキンポウゲ科のキクザキイチゲの仲間と思いますが

花弁の形が明らかに違います。初めて見るものでした。

う~ん? まあ、イチゲの仲間で間違い無いですよね?(^^;)

 

木之本宿まで下って来ました。

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写真撮影だけでスルー。

 

高月まで来ると、

田園風景の集落の向こうに、大空を泳ぐ魚が沢山見えて

思わず寄り道。

多くの人が流れる方へつられて進みます。

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以前にも来た事がある、高時川の『こいのぼりまつり』です。

人々が向かう先の広場の向こうには、

全長50mの超巨大コイ!

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下に居る人影と比べると、その巨大さが判るかな?

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以前は赤色のコイだったはずですが、新調されたみたいです。

風が強い今日、クレーンが倒れないか?ちょっぴり心配になった。^^;

 

何だかのどかで、

雰囲気の良いおまつり。

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良さ気ロード♪な桜並木をくぐり抜けて、R365へと戻りました。

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長浜まで走ったら、

国道を離れて伊吹山の麓へ。

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道の駅伊吹の里へ寄って、上着とレッグウォーマーを脱いで軽装になる。

気温が上がってきて、下はレーパンでOKになりました。

油断してて、未だ無駄毛処理をしていないので(^^;)毛むくじゃらの脚です。

超おっさんな見た目で、レーパンでもロード乗りに見えない。。。

 

山沿いのアップダウンを爽快に走って、再びR365に合流すると関ヶ原。

ここも狭い国道を嫌って市街地を外れ

合戦の史跡などを眺めながら

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R21の関ヶ原バイパスへと出ます。

下り一辺倒の広い道が4Km以上続き、路肩も余裕があるので

信号に引っ掛からなければ50Km/h巡航でぶっ飛ばせます。

 

バイパスが終わってR21へ合流させられるのが嫌なので

脇道へ逸れて、垂井の旧い街の中へ進みます。

毎年GWの5/2~4は、垂井の曳山車祭です。

旧中山道の町並みに露店が建ち並び、賑わっていました。

路地のアスファルトには曳山車を引き摺った跡が至るところに残っていて

わくわくしながら狭い路地を抜けて行くと

丁度、三基が並べられて子供歌舞伎の真最中でした。

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昔ながらのお祭りは良いですね。^^

暫し見入ります。

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垂井から、中山道のバイパスであるR21を南へ横断すると

そこが南宮大社の参道です。

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こちらも伝統と由緒ある場所。 12:30

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こちらは5月5日に大きな例大祭があるので、

その準備がされていました。

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道中の無事を感謝し、御参り。

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南宮さんから東へは田舎道を走って、(県)31に乗って大垣へ。

松尾芭蕉奥の細道終焉の地で、水の都

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市街中心部にも、河川や水路が多いです。

 

大垣城へ寄って 13:00

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後はひたすら(県)31を東進し、

揖斐・長良の二つの川を渡って、墨俣の城を眺めながら走って、

実家まで目と鼻の先ってトコまで来て 13:50

ようやく遅い昼食にしました。

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CoCo壱番屋

印度カレーのチキンにしました。

超空腹で美味しかったのは勿論ですが、

一緒に付いてくるピクルスの酢が、疲れた身体に超良い感じでした。

 

そんなこんなで、

とっても不安な久々のロングライドでしたが、

序盤はとにかく体が重くて辛かったものの、

100Kmを過ぎた辺りから調子が出てきて

150km完走後も、身体の疲労感は意外に少なく、お尻も全く痛くなく、

どうにか無事終了でした。

まあ、アベレージ22Km/hの超スローペースだったんだけど(^^;)

 

実家へ着いたら、

シャワーを浴びて

直ぐにビール飲みました♪

 

夜は一家で宴会。

何食っても、どれだけ飲んでも、

最高に美味しかったです。(^^)

 

めでたし。

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2014年5月 1日 (木)

1日庭仕事

 

恥ずかしい話ですが、

裏庭を囲む生垣の手入れを何年もず~っとしていませんでした。

まあ、その向こうは

廃止が決定して退去勧告がなされて

半分廃墟になっている様な雇用促進住宅の敷地(駐車場)なんだけど

実際に、極めて恥ずかしながら、

2m近くも枝が伸びてはみ出していたので

ず~~~っと、我が家の懸案でした。(^^;;;)

(業者に頼むとかなりの高額になったし・・・)

明らかに、余りにも仕事量が多いのが想像に難くなかったので、

まとまった休日が持てないと思い切りがつきませんでしたが

今回やっと、

頑張りました。

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まあ、

見た目はかなり無残な感じになりましたが、

気持ち晴れ晴れ。

その内また芽が出て枝が空間を埋めてくれるでしょう。

 

朝から、昼食も抜きで、ぶっ通しで、

ノコギリ、脚立、剪定バサミ、

切って切って切りまくって

べらぼうな量のゴミが出ました。

 

片道30分の清掃センターへ

職場の軽ワンボックスに無理無理詰め込んで往復すること3回。

3回終えた時点で営業時間が終了してしまい、日没サスペンデッド。

※上の写真に写っているのは、三往復後の残量。(TT)

明日も、作業続行です。(TT)

 

1回目  88Kg   540円

2回目 150Kg 1,620円

3回目 110kg 1,620円

労働後の癒し(酒)の為の必要経費 864円

 

計 4,644円

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まあ、

業者に頼む事を思えば

10分の1で済みそうです。(^^)

 

本当は明日は遊びに出動したかったけれど・・・

明日も頑張って汗します。

 

気合で掛け合って確保した有給3日。

全て家事で消滅です。。。

 

とはいえ、

4月は毎週末、休日毎に自分の遊びをやらせてもらったので・・・

4月 6日  山スキー

4月12日  まったり雪山

4月13日   家族登山

4月20日  山スキー

4月26日  山スキー

たまには家の事も頑張らないとね。(^^;)

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