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2014年6月 1日 (日)

桧尾峠ヘ沢ワタル

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より新しい情報は 池田町のホームページ にてご確認ください。

 

各地で夏山の開山行事が行われる季節となりました。

高い山の場合、多くは7月1日に山開きとなりますので、

今はそれに向けての準備期間です。

積雪による倒木や落石により登山道が塞がれていたり、

昨シーズンに伸びた枝や藪が登山道の障害となっていたりします。

 

私が御縁を頂いている先輩山ヤさん達は毎年、

山スキーシーズンが終わったこの時期に、所縁の山へ作業に入ります。

皆さん、毎年そんな事を続けていながら

敢えてそうした事を言ったり書いたりしないスタンスの方々なので

そんなところがまた山男らしくて、素敵だなと思い尊敬しています。

(それに比べボクは、奥ゆかしさの欠片も無い(^^;))

 

数々の想い出と共に在る『その山』への思い入れや、

先輩方から受け継いだ伝統としての心であったり、

その山を歩いてくださる方々が少しでも快適に安全に歩ける様にとの願いだったり、

(愛する山で、事故はあって欲しくないですもんね。^^)

皆さんそれぞれ、色々と思いがあるのでしょうが、

特にそうした事を口にするでもなく、

レクレーションを楽しむように汗を流す。自然体。

そんな先輩方について、   

今年もまた、そうした縁あって

山への恩返しのお手伝いをさせていただけました。

 

岐阜県境の冠山・金草岳は人気の山ですが

昨年にトンネル工事が始まって通行止めになって以降、

冠山林道の冬季通行止~工事通行止が未だに明けていませんので、

昨年秋に続き、楢俣~桧尾峠の登山道整備です。

 

冠山や金草岳へのアプローチは、

今では福井・岐阜両県側から共、

国道417号線の奥、冠山林道の冠山峠まで車で行くことが出来ますが

この林道は歴史的には結構新しい道です。

歩きが移動のメインだった時代には道が違っていて、     

福井県側からは、

池田町の河内地区から楢俣川沿いに入って、

白倉谷と添又谷に挟まれた尾根を桧尾峠まで登る道でした。

この峠には、岐阜県側のソバク又からも道が上がってきていて、

雪の無い季節には

この道を使って、美濃と越前の山奥に往来がありました。

冠山峠が整備されたことにより

大変玄人好みのマニアックなルートとなっていますが、

稜線の桧尾峠から左右へ、冠・金草両山へと繋がっています。

 

 

注)尾根末端の入山口直近まで車で行こうと思うと

  アプローチは細く荒れた林道ですので、

  車高の低い車や運転・車両感覚に自信の無い方はお勧めできません。

 

さて、

入山♪

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先ずは早朝の渡渉からスタート。

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押すな押すなは『押せよ』の前フリ?^^

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王子!!!おみ足が濡れております!(^^)

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尾根末端は人工林。

直ぐに急登が始まります。

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階段・石段も木道も一切ありません。

よく整備されたメジャーな登山道に慣れた方には辛い雰囲気でしょうが

こんなのが本来の山道、昔ながらの道なのでしょうね。

正にクラッシックルート。^^

下りでは特に、スリップが多くはなりますが自然の地面が膝に優しいです。

 

人工林を抜け、

雑木林になると

立派なブナが現れます。

静かな山奥に、大好きな、嬉しくなる光景、雰囲気の場所です。

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この尾根には、中々立派なブナ林があります。

旧くからの道だけあって

ブナの大木にはナタ目で刻まれた先人達の痕跡を多く見つける事ができる。

残念ながら平成に入ってからの落書き的なものも散見されますが

既に文字や記号の判別が困難なほど古いものも多く

中には明らかに雪深い時期に入ったと思われる高い位置の文字もあって

色々と思いを馳せる。

最近の、落書きをするような人は

彫刻刀の様に彫ったり削る様に書く人が多いですが

本来のナタ目は、

実際には、刃の痕の筋を付ける程度で、木の生命への負荷は殆ど無い。

その微かな筋が、

木の生長に伴って樹皮の表面積の拡大と共に太くなっていって

五年、十年、数十年後に、立派な文字になります。

樹は、人間なんかよりず~っと長生き。

その、ゆったりとした時間の流れが、人の歴史まで刻んでいてくれたり。。。

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パワーいただき♪

 

どこの山域でも、なんで日当たりの悪い北斜面に立派な森が多いんでしょうね?

なんて話をしながら作業。

 

峠の名前にもついているヒノキ。

この老木はこの尾根の長老かな?

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枯れ切ってないよ。

ちゃんと生きてる。

 

眺望ポイントからは、マッターホルン眺めながら・・・

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作業。

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自分達でやっていても、

『こんな超ド・マイナールート、使う人なんて居るんか?』

と、半信半疑だったのですが(笑)

この日はなんと!登山者に出遭いました(笑)

 

稜線へ出たら、

ランチタイム。

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御褒美は、

汗を流したからこその極上美味な♪♪♪

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森の中の道は風が通らず、暑くて暑くて仕方が無いので

過去の教訓から(アルコールではない)水分2リッターを背負ってきましたが、

下山時には残り500mlペット1本分でした。

 

今の主役の花は 『 アカモノ 』 です。

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日当たりの良い岩場に多い。

高山植物的な見た目がとても可愛い♪

 

他に目立っていたのは 『 ナナカマド 』

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秋には真っ赤な実をつけてね。

 

三年前に入った時は伐開が必要な薮漕ぎ箇所が多く、

昨年もかなりの刈り応えでしたが

皆さんの積み重ねの甲斐あって、他にも入っていて下さる方も居る?様で

今年は充分満足のゆく仕上がりとなりました。

 

むせ返る様な緑の森に

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緑のトンネル。

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今年は特に毛虫が多いです。

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最近ではマダニが媒介するウィルスも心配ですし、

(重症熱性血小板減少症候群 国内でも死者が出ています。)

肌を露出させての山は注意が必要です。

 

↓ 今年2月に出された厚生労働省健康局結核感染症課の速報より抜粋

   SFTS = 重症熱性血小板減少症候群 です。

2013年5月から開始された厚生労働科学研究「SFTSの制圧に向けた総合的研究(研究代表者 倉田毅)」において、マダニからのSFTSV遺伝子検出法及び動物のSFTSV抗体測定法が開発された。これらの検査法により、既に患者が発生している地域だけでなく、患者の発生のない地域も含めて、これまでに入手できたマダニや動物血清の検体を用いて調査を実施したところ、以下のことが明らかになった。
1)マダニについて:九州から北海道の26自治体において、植生マダニ(植物に付着し、動物やヒトを待ち構えているマダニ)とシカに付着しているマダニ(18種4,000匹以上)を調査したところ、複数のマダニ種(タカサゴキララマダニ、フタトゲチマダニ、キチマダニ、オオトゲチマダニ、ヒゲナガチマダニ等)から、SFTSウイルス遺伝子が検出されたが、保有率は5-15%程度とマダニの種類により違いがあった。また、これらのSFTSウイルス保有マダニは、既に患者が確認されている地域(宮崎、鹿児島、徳島、愛媛、高知、岡山、島根、山口、兵庫県)だけではなく、患者が報告されていない地域(三重、滋賀、京都、和歌山、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、栃木、群馬、岩手、宮城県、北海道)においても確認された。調査できたマダニ数が数匹と少なかったため、現時点では判断できなかった3自治体(福岡、熊本、福島県)を除くと、調査した全ての自治体でSFTSウイルス遺伝子を持つマダニが見つかったことから、SFTSウイルス保有マダニは調査していない自治体を含めて国内に広く分布していると考えられる。

(以上、抜粋)

まあ、服着てたって潜り込んで噛まれるんだけど(^^;)

 

最後はまた沢をワタル。

体が火照っているので、水に飛び込みたい気分。

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皆様お疲れ様でした。

今日もありがとうございました(^^)

今日も素敵な山♪

楽しかった。^^

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コメント

草刈お疲れ様でした

投稿: 浜 | 2014年6月 3日 (火) 23:16

浜さん、おはようございますhappy01
お仕事お疲れ様です。^^
早起きありがとうございました。
皆さんお疲れ様でしたm(__)m

投稿: Fumi | 2014年6月 4日 (水) 06:57

情報ありがとうございますwink
R417号線、部子山林道が通行止め!というのは知ってましたが
では、開通はいつなんだい?と思ってましたpaper

8月以降には両線とも通行可能そうですね?

家族で冠山or金草岳に行けるとイイのだけれど・・・


登山道を整備して下さる方がいらっしゃるから
私たちみたいなド素人でも山を楽しむことが出来ます

本当に感謝しておりますo(*^▽^*)o

投稿: taizo | 2014年6月 4日 (水) 17:19

taizoさん、こんばんはぁhappy01
家族登山いいですね♪
いつもそちらの日記をイイな~イイな~って読ませてもらってますョ。^^

部子山方面はMTBでも良コースだから、
『行きたいんだけどぉ~~~』って人多いでしょうね(^^;)


家族登山なら今回の尾根は全くお勧め出来ませんので(笑)コレは横へ置いておくとして、、、
金草岳は大人でも結構疲れる程のコース(^^;;)
アップダウンが結構あるので、
コースタイムで言うと往きも帰りも時間差が無いようなイメージって言えば分るかな?
冠山は、頂上直下の岩場は子供達大喜び♪
でも・・・
長男君の回復具合が心配ですね。
子供は元気だから、2ヵ月後ならOKかな?^^;

私が大好きな白山も、
春の残雪期に行くと倒木が塞いでいるような箇所や落石が結構在りますが、
ハイシーズンまでにはすっかり綺麗に整備されています。
私自身、
山でどれ程の方々が自分以外のために汗を流していて下さるのか?なんて全然分りませんが、
感謝は常に忘れないようにと、お調子者の自分にいつも言い聞かせています(笑)
私も、お顔も知れない何処かの誰かに感謝、感謝。confident

投稿: Fumi | 2014年6月 4日 (水) 21:23

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