大潮
昨晩は温泉旅館泊まりの接待仕事だった。
諸々終えたら朝風呂でも入りながら
チェックアウトギリギリまでのんびりしたかったのだが、
寝癖そのまま、ハンドル握りながら目ヤニをこすりながら
早い時間に車を飛ばし、慌てて家へ帰る。
今朝から、我が家の女子2人はお泊りの旅行へ。
土日二日間は、私が完全主夫。(--;)
雪の半年間、毎週末を自分中心に使って遊びまくった報い、
その埋め合わせは中々容易ではなく、
一朝一夕では済まない。。。 ふ~ぅ。。。
本当は午前中いっぱい寝ていたい様な体調だが、
横になるとそのままそれっきりになっちゃいそうなので
濃い目の熱々の緑茶をいれて、
気合を入れる。
長女は文科系だからそんな事は無いが、
長男が中学に入ってからは部活動やなんやで、週末でも朝が早い。
幸い今日は部活無しだったが、その代わりに友人と遊びの約束だそうで、
朝食の準備も時間に追われて・・・
妻からの書置き、言い付けに従い、
洗濯業務や食事の後片付けも手抜き無く・・・
昼食までを終えたら、
男子3人で出動!
この週末は大潮だ。
今日の潮はお昼過ぎに満潮を迎え、夜8時位に向かって一気に大きく引く。
釣りではよく、昔から
『上げ三分。下げ七分。』 という言葉を聞くが、
満潮や干潮で淀んだ状態から潮が動き始めて
流れが出来た頃が魚も活発になり釣りの好機。
という意味だと理解している。
そしてもう一つ、釣りの言葉に
『朝まづめ・夕まづめ』 というものがある。
これは明暗が反転する時間帯。
朝なら空が白み始めて陽が昇る前までの時間帯、
夕なら夕方~日没~黄昏の時間帯。
ここが、最も魚が活発に口を使うと言われている。
今日は、
昼下がりに竿を出せば、
夜まで上手く時合いが続く感じ。。。だろうな。。。と、、思い、
わくわくしながら気が逸るのだが、
子供と一緒だと(我が家だけか?^^;)相変わらずのペースで、
オヤツや飲み物を買いに寄ったり、何やかんやで
九頭竜川の畔に車を停めたのは14時過ぎだった。
あ、暑いなぁ~ ボチボチ、ボチボチやろう。
私は相変わらずノンビリ派なので、青イソメのブッ込みで置き竿。
とりあえず500ml缶をプシュっと開け、
ようやく、昨晩からの忙しない気持ちをリセットした。
長男はルアーロッドを振っている。
まあ、がんばんなさいよ。^^ 夕方までは絶対にもたんやろうな(笑)
程好い風が出てきて、
身体も気持ちも快適になった。
赤トンボが結構出てきている。
シラサギ、アオサギ、ツバメ・・・。 やっぱ自然には癒されるねぇ。
水面を眺めていると、その向こうに立派な入道雲でも欲しい気持ちになるが
今日は出てくれなかった。
まだまだ、夏本番じゃない。
心地良い川辺の散歩を楽しんでいると(釣りに集中しろよ ^^;)
足元に(↓)こんなモノ。
海辺の護岸やこういった河川敷ではよく見かけるものだ。
これは猛禽類のペレット。
この辺りにはフクロウも居るけれど、
まあ、トンビでしょうね。(^^)さっきから後ろでウロチョロしてるもん。
鳥の『ペレット』とは、
他の小動物や魚を狩って食べる猛禽類が、
お腹の中で上手く消化できなかった骨などをまとめて吐き出す物。
このトンビは、魚の他に昆虫を好んで食べているみたい。
ペレットを分解すると、バッタかコオロギみたいな脚が3本程出てきた。
流れの無い足元の水面には、
当歳(今年産まれた)赤ちゃんがウヨウヨと泳いでいる。
背ビレだけ黒いなぁ。何の魚だろ。
『川』といっても、ココは河口から6~7kmの下流域。海水が遡上する。
流れている川を水が遡上??? って、イメージ出来ないかもしれませんが
真水より比重の重い海水は、
潮が満ちれば、海水面の上昇と共に
流れの底を這うように押し寄せて、川を遡ってゆく。
九頭竜川の場合、河口から15~16kmは
川底を海水が行ったり来たりしているそうです。
そしてその、川底の海水の中を、
当然、海の魚も行ったり来たりします。
ルアーで釣れない長男、結局餌釣りにチェンジ(^^;)
嬉しそうに♪上げてきたのは
わお!
頭を落としても台所のグリルには入らないサイズ♪
美味しそう♪ どうやって食べる?(^^)
薄造りでポン酢にネギか?
夕方近くになってくると、スズキとイシモチが次々と上がって
子供達大喜び。
手前にテトラが入っている場所なので
取り込みに失敗する事も少なくないが、
もう、子供達にやらせておいても大丈夫な感じになってきた。
長男によると、
同じ位のサイズなら、スズキよりイシモチの方が
「引きが凄くて楽しい!」 そうだ。^^
歓声奇声を空に響かせながら・・・
良い時間♪
見事な満月が昇ってきました。
贅沢な時間だなぁ。。。
帰宅は20時になってしまった。
夕飯は温めるだけのカレーが準備してある。
「いっぱいつれてたのしかったぁー!」
楽しい会話と笑顔の食事を済ませ
諸々の後片付けや子供の世話を済ませたら、
ようやく魚の番。
今日も末っ子が嬉しそうに横に付いて見ていて、
口の中を見せろだの、
歯はあるのか?だの、
おとうさん?おかあさん?だの、、、
コレはお母さん。メスだよ。
大きなイシモチは三匹ともメスでした。立派に成熟した卵巣。
何故か女子率が高く、
スズキも3/4がメスでした。
鱗を取って、
頭を落として、
お腹の中を綺麗にして・・・内壁の膜も綺麗に取り除いて・・・
メフン(背骨の両脇に沿ってある部分。魚の腎臓)も掻き取って
後は、荒塩を手にとって、全体を綺麗にする。
お腹の中は勿論、各ヒレの全てまでを塩で擦って、
最後に流水で洗って、ヌメリ・臭みを完全に取り除く。
これで良し。(^^;)
冷蔵庫へ。
こうしておけば、明日でも明後日でも美味しく食べられるね。
てか、スズキなんかは釣りたてより一日寝かせた方が絶対美味いか。
イシモチは塩焼きかな。
スズキは刺身かムニエルか塩焼きか天婦羅か・・・
明日も美味しいお酒が確約された。^^
夕飯の洗い物やら全ての後片付けが済んだのは23時過ぎでした。
そういえば、
私がのん気に酔っ払ってパソコンに向かってる背後で、
お嫁ちゃんは毎日遅くまで後片付けしてるもんなぁ。
主夫かぁ。。。
シャワーを浴びて、
日付が変わる頃にようやく、
独り酒を愉しみ始め、、、
夜が更けてゆきました。
明日も主夫!
おしまい。
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コメント
護岸工事、済んだみたいですね

近くに車を停めて無いということは
下には下りて来られないのでしょうか
素晴らしい~~~釣果
やっぱり食いが良かったのは夕マズメでしょうか?
その立派なイシモチ美味そうですね
そんなのがたくさん釣れるなら
私も子供連れて行きたいです
淡白なイシモチ
どのように料理して食べるのだろう
楽しみ・楽しみ
投稿: taizo | 2014年7月14日 (月) 17:30
taizoさん、こんばんは。
そちらのリバー・シーに思いっきり触発されました(笑)
工事は一応ひと段落したっぽいですが、まだ続いています。
休日は勝手に入っちゃえば入っちゃえそうな(?)
突破可能箇所もあるのですが
一応、行儀良くしなきゃって(^^;)真面目にしてます。
本格的に締め出されちゃったら困るので。
昼間からポツ・・・ポツ・・とは釣れましたが、
夕方の1時間位に集中して入れ食いになって
楽しい大騒ぎでした。^^
イシモチは、水っぽいとか小骨がとか、

カマボコの材料にする様なヤツだとか、
何だかあまり人気無いの?って微妙な評判ですが、
美味しいですよね♪凄く
ウチの長男も、
今回、焼いたイシモチが一番気に入っていました。
子供が喜んで魚を食べてくれると、嬉しいですよね
投稿: Fumi | 2014年7月14日 (月) 22:56