帰省2日目
生憎の雨でしたので、
屋外での行動が多くなる観光地は避けて、博物館へ出掛けました。
末っ子と2人。
女子チーム不在故、お買い物コースは無しでOK。
先ず向かったのは、『 かかみがはら航空宇宙科学博物館 』
我々同様に『雨だから屋内の~』な行動パターンが集中したのか、
親子・孫連れの方々が大勢訪れていて、
割と早い時間だったにも関らず駐車場は早くも混雑、
チケットを買う列が建物の外まで伸びてしまっていて、
傘を差した状態で随分と待ちました。
屋外に展示されている 『 YS-11 』 は、
好天であれば扉が開けられてタラップが着けられているので
中に入って見学出来るのですが、本日は残念ながらダメ。
『 US-1 』 は、飛行艇独特の形状が相まってか
その数字以上に大きく迫力のある姿です。
海自の旧哨戒機 『 P-2J 』 どことなくノスタルジックで、雰囲気がある。
さて、ようやくチケットを手にし、館内へ。
独特の、ヘンテコど迫力エンジンレイアウトのこの機体は、
STOL(Short TakeOff and Landing : 短距離離着陸)の、『 飛鳥 』
各務原は航空産業の町。
航空自衛隊岐阜基地は、国内に現存する飛行場の中で最長の歴史を持ちます。
自衛隊の『飛行開発実験団』が置かれ、
様々な試作・試験機の製造や研究が行われる拠点です。
私の実家はその隣町。
この飛鳥も、私が子供の頃に頭上を飛んでいたのを鮮明に憶えている。
が、飛鳥は、飛行開発実験団ではなく、
『航空宇宙技術研究所』( 現 JAXA『宇宙航空研究開発機構』 ) だった。
川崎のC-1輸送機をベースに、只1機だけ造られた実験機です。
研究データ収集用なので、内部はこんな(↓)感じ。
最後尾のスペース(↓)に、
簡易トイレ(笑)がありました。
離陸距離680m 着陸距離480m と、
この数字的には、福井空港みたいなちっちゃな地方空港でも
充分運用できる感じですが、
燃費が悪過ぎて(^^;)実用化しなかったそうです。
それでも、そういった研究、仕事って、ロマンがあって羨ましい。
カッコいいな~
正面から見るとマンガみたい(笑)
実機だけでなく、
様々な資料の展示スペースもあります。
『 キ-20 』
子供はこんなの(↓)が好き。
父ちゃんはこんなの(↓)が好き。
更にこんなのが(↓)
昔のは、車のエンジンの延長みたいな感じだね。
それがこんな星型になっちゃったり
シリンダー9本、かっコえ~(^^)
で、
ジェット化!
想像以上にちっちゃかったのは、
ブルーインパルスで御馴染み、『 T-4 』 のエンジン。(×2個搭載)
ロケットみたいにバカでっかい!コイツ(↓)は、
マルヨンこと 『 F-104 』 のエンジン。
F-104は、
当時、世界初マッハ2級の超音速戦闘機。
ロケットみたいな見た目そのまんまに、
加速力・上昇力・最高速度のトップを狙って創られたものなので
スクランブル発進でターゲットを追い駆ける形での
運用が中心となる日本でも活躍しました。
これも、私が子供の頃に頭上を飛んでいた。
文字では表現し難いのだが、ヒューンに金属音が伴った
あの独特の飛行音が懐かしい。
先代ブルーインパルスの 『 T-2 』
そのT-2の実験機であるXT-2を改造して創られた研究機
『 T-2 CCV 』
この実験・研究の成果として蓄積された国産技術が、
現在一線で活躍するF-2戦闘機に活かされています。
映画とかに出てきそうな、まるでフィクション?なキャラのこれ(↓)も、
実験機。
この研究成果は、PS-1 ~ 更にその先、先程屋外で見た
国産開発~実用化した初の水陸両用機US-1へと繋がります。
地道な研究・取り組みが技術を生み、蓄積し、国力になるんですね。
飽きないなぁ~♪(^^)
『航空宇宙科学博物館』ですから、もちろん、宇宙に関するモノもあります。
この博物館で一際そのデカさが目立ってるコレ(↓)は、
『H-Ⅱ』ロケットの先っちょのコレ(↓)
H-Ⅱロケットは、H-ⅡAで全長53m、H-ⅡBは56.6m
でかいなぁ!(先っちょだけでも)
おっ♪
漫画 『 宇宙兄弟 』 の登場人物が
「ヘルメットに自分の顔を大写しにしたら、
自分が宇宙服を着ているみたいに・・・」 って妄想するシーンを思い出して
おんなじ様にやってみましたが・・・
と、届かない・・・爪先立ちでも、も・・・(^^;)
んなこんなで、
航空宇宙科学博物館を堪能したら、
次はココへ移動。
虫ですよ、虫♪(^^)
『 名和昆虫博物館 』
男児はやっぱ虫大好き♪
たまらんな~
こんな美しい虫たちもいっぱい。
玉虫はボクも好きだなぁ~
子供の頃、美しい死骸を見つけると、持って帰って飾ってたなぁ。
こんなに美しいのに、(↓)
コレは蝶じゃなくって蛾なんだってさ。
コレ(↓)は、日本最大の蛾 『 ヨナクニサン 』
名和昆虫博物館とは、
ギフチョウを発見した事で有名な名和靖氏によって設立された(明治29年)
昆虫研究所に付随して、大正8年(1919年)に開館した博物館です。
昆虫分野ではもちろん国内最長歴史の博物館。
私も子供の頃、何度も来た。^^
虫って、その多様性、種の多さが物凄い。
現在知られている生物の種類の内、半数以上が昆虫です。
わお!でっけ~!
あ~楽しかった。
大変有意義な休日でありました。(^^)
2日目、終了。
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コメント
今年も家族揃っての里帰り・・・っあ、ソロッテナイ

子供が大きくなってくると仕方ないんですよね
各務原にも航空博物館があるんですね!
小松のも行ってみたいですが、こっちも気になる~
更に岐阜の昆虫博物館ですか

此処には私1日居れそうです
昆虫苦手の息子連れて是非行ってみたいです
やっぱり元地元
其方方面はお詳しいですね
投稿: taizo | 2015年5月12日 (火) 22:40
taizoさん、どうもぉ
ですねぇ。段々と・・・ まあ、部活休ませて連れてくのもアレだし、
まあ・・こんな感じで、一緒に過ごす時間が減ってくんですね(^^;)
小松の航空プラザは無料!(素晴らしい^^)
各務原のは有料です(笑)
昆虫博物館は、建物が文化財的に古く
さほど大きな施設ではないのですが、
(私が子供の頃から全然変わっておらず、懐かしかったぁ~)
ココでしか見られない様な標本がわんさかあります。
って、え?^^;ジュニア君虫ダメなの?
釣り餌は自分で付けられるのかな?
ウチは、かなり自然と触れ合って育てたつもりですが、
最近、長女が猛烈に、ありえない位の虫嫌いです(笑)
投稿: Fumi | 2015年5月13日 (水) 12:16