帰省3日目
Uターンの日です。
両親とこうして会話するのも、盆、暮・正月、GWだけ。
朝食には懐かしい実家の味噌汁が出て(当たり前ですが)、
久々に、(二十数年振り?)母親の作ったカレーライスも食べました。
『 帰省 』 と 『 帰郷 』 の言葉の違いには、
帰郷は文字通り郷帰りする事を指しますが、
帰省の場合には、「両親の安否を確認しに行く。両親や先祖を見舞う」
という意味を含むそうです。
古くは『薮入り』の風習に代表されますが、
集団就職などにより郷里から遠く離れた方々が多かった時代も
そうであったでしょう。
一旦親元を離れて働きに出たら
そうそう簡単には郷帰りも出来ず(薮入りは年に2回だけ)
親の顔も見られない。
帰省とは、そんな時代に定着した言葉なのだと思います。
今は電話一本やメール、SNS等で簡単に連絡が取れる時代で、
ゴールデンウィークなどの大型連休はもちろん、
年に何回もの2連休・3連休があるのも当たり前になった。
それなのに、
旅が容易ではなく個人の自由も少なかった昔と大差無く、
(その時代とは理由が全く異なりますが)
結局、大人になってしまうと、
故郷の親や家族に会う事って、直に顔を見て一緒に過ごす時間って、
年に3回程度。
なんだかんだで、結局、
そんな程度の頻度でしか郷帰りって出来ないものなんだなぁ。
今年は家族皆ではなく
孫の顔を揃えて連れて行ってあげられなかったし。。。
まあ、日本中みんなそうなんでしょう。
だから、あんな酷い渋滞に巻き込まれるって分ってても
毎年大移動するんだよね。
そういえば、
私の実家には人間以外の家族も居ります。
昨年辺りから体調が思わしくなく、
今回も辛そうな様子が見られました。
幸いにして私の両親は二人共元気で安否確認は不要ですが、
私の『帰省』には、このワンコを見舞う意味を含めねばならぬ様です。
実家を後にして福井へ戻る際には、
毎度お約束 『 南宮大社 』 へ参ります。
丁度、春の例大祭の神事の真最中でした。
拝殿の奥の様子は伺えませんでしたが、
厳かな雰囲気を壊さぬよう、我々は後方で待たせていただきます。
途中、低頭を促す案内があったので
周囲の正装の方々に合わせて顔を伏せて待ちます。
「お直りください」の言葉から暫くで
式典は無事終了し、
遠巻きに待っていた一般の参拝者がぞろぞろと拝殿前へ集まり始めました。
我々も、御参り。
今回は、
お正月に行なった、長女の受験の願掛けの御礼参りを兼ねています。
有り難うございました。
帰路は、途中琵琶湖沿いを走りました。
GW + 好天 + 琵琶湖 = サイクリストがうじゃうじゃ
案の定。
あ、
今日、子供の日だったんだね。
今回の帰省、
これにて
おしまい。
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コメント
お帰りなさい!お疲れ様でした。
何かのコマーシャルで
「年に1度顔を合わせるとしてあと何回親の顔を見ることができるだろう」
みたいなのがありましたが
この記事見て、毎日、母親の顔を見ているワタクシは、
親のありがたみを忘れかけてるな、と改めて思いました。
明日の母の日には感謝の気持ちを表そうと思います。
投稿: サムローディ | 2015年5月 9日 (土) 21:21
剣士様、ありがとうございます
明日は母の日ですかぁ!(^^;)
完全に忘れてました。
まあ、中々照れくさいものですが、

『感謝を表す』ってのは
やってみると、お互いの心が温かくなるものですね。
ありがとうございます
投稿: Fumi | 2015年5月 9日 (土) 22:00