末っ子と自転車二人旅 復路
久々に早く寝たので、5時くらいに目覚めてしまった。(^^;)
朝食の6:30まで、ぼ~っと過ごす。
子供も元気に良い目覚め。^^
昨晩のうちに洗って干しておいたウェアが乾いているのを確認して
一緒にテレビを見ながら
散らかしてあった荷物を整理。
安宿定番のバイキングで、ちゃんと腹を一杯にしたら
7:30 今日も行くべ!
出発♪
さすがに、間違いなく疲れは残っているだろうから
余計な観光地や寄り道を避け、
最も負荷が軽く、最短的にスムーズに移動できるルートを行きます。
とにかく今日は、『無事帰る』 事が目標。
犀川のサイクリングロードから~しおさいロードへと繋ぎ
しおさいロード終点からは海岸道路
暑くなる前に距離を稼ぎたいので、
時々水分補給に止まる以外は、休まず巡行を続けます。
その代わり、ペースは昨日より更に抑え気味を意識。
美川燈台
手取川河口
美川港
美川からは、工業団地の中を一直線に走る市道で根上~安宅へと
9:45 順調そのものです。
巡航速度はゆっくりであるものの、とにかく殆ど止まらず走っているので
移動自体はかなり早く進んでいる。
小松では、末っ子のリクエストで『航空プラザ』へ寄ります。
今日も T-2 が開放されていました♪
操縦桿握って、
御満悦♪
そして、
何と今日はマルヨンも乗れた♪ F-104
子供の頃頭上をよく飛んでいた超音速機。
独特の飛行音を、また聞きたいなぁ。
はい後満悦~♪(^^)
父ちゃんも(^^;)わぁーい♪
冷房の効いた施設内でしばらくゆっくりしたら
意を決して、
再びペダリングを開始。
オシリが痛み出しているのか?
段差では立漕ぎになる末っ子。
にしても、
暑い暑い。
今日も尼御前SAで休憩。
昼食にします。
炎天下の自転車って、食欲湧くメニューが中々無いなぁ。。。
散々悩んで・・・ おろしそば。
「おし!福井県に入ったよ~」
この辺りから、出来るだけテンションが落ちちゃわない様に
意識して声掛けを増やします。
昨日からの日焼けか?暑さの為か?
子供の顔が真っ赤。
笑顔が消えて、明らかに疲労の色が濃くなってきました。
坂井丘陵地が最後の難所。
元気な時だって、自転車押して坂を登るという事自体、彼にとっては相当辛い。
とうとう、口がへの字に曲がって
泣き出す寸前の顔。
「おねーちゃんも!おにーちゃんも!やったんやぞ!
がんばれーーーっ! 」
どうにか、涙が落ち始める寸前に(それとも出てた?汗?涙?^^;)
この日一番の坂をやっつけて、
オアシス到着!
「さっきのが一番キツイ坂や。この先はそんなにキツクないのがあと2つ。
もうちょっとやでな。」
あせらず、ボチボチ。
彼は私の様に走りながらボトルのドリンクを飲む事ができないから、
「のどかわいた!」 の声が聴こえたら
止まって給水。
難所を抜けて平地へ出たら、交差点が増えます。
前方に見える信号が赤になる度に
木陰で給水。
赤信号になると、ホっとする(^^;)
だんだんと見覚えのある景色になってきて、
自宅が近付いてきていることが分かると、
徐々に末っ子の元気が復活してきました。
がんばれがんばれ。
最後に、
彼のリクエストで、地元の地方空港へ寄る。
タイミング良く、県警のヘリが丁度エンジンに火が入ったところでした♪
お♪浮いた。
ヘリなんだから、そのまま上昇して行っちゃえば良さそうなものですが、
ちゃんと他の飛行機と同じように、
滑走路まで出て
お行儀良く飛び上がってゆきました。
見送ったら、
お母さんに電話を入れます。
「今もう、福井空港にいるんやけど。(^^)
もうちょっとで帰るよ。」
コンビニへ寄って、
父ちゃんのビールだけじゃなくって
彼にもご褒美のおやつを、いつもよりちょっとだけ贅沢に買ってあげて、
帰宅。
無事、帰ってくることが出来ました。
完走!
お母さんが飛んで出てきて、
彼をいっぱい褒めて、
写真を撮ってくれました。
帰路は寄り道や観光を少なくし、最短コースを取ったので
走行距離は約79Km
自宅到着は、なんと、14:30 でした。
こんなにも早く余裕の時間に帰ってこられるなんて、思いもしなかった。
久々に、私も不安になってドキドキするような挑戦でしたが、
やってみれば、やっぱ子供のポテンシャルは大人の想像の遥かに上。
日頃の姿から思っているより、うんと強いものです。
今回も改めて、それを実感しました。
ほんと、よく頑張った!
これにて無事、
子供達三人とも、
『 中一の夏休みにはお父さんと自転車で二人旅 』
やり遂げる事ができました。
クソオヤジの我がままに、
みんな良く付き合って遊んでくれた。
ありがとう。
陰ながら協力してくれたお母さんもありがとう。
達成感、安堵感、様々に入り混じった感情の中には
これでもう、『 こども 』 としての彼等の子育てに一区切りついてしまった様な
何だか、何かが終わってしまった様な、そんな寂しさも大きくあります。
子供は只可愛いだけじゃなくって、
『子育て』 はどんどんとステージが変わる。
これからは青年期、そして大人になるまで、
親の責任は、心配は、永遠に続くのでしょう。
私は、
出来るだけ時間を作って家族と一緒に過ごしたいとは心掛けていますが
決して、楽しく遊ぶだけの優しい父親ではありません。
日頃から、
常識や、人としての優しさに欠ける行いなどには
厳しい態度で臨みます。
彼等の将来のために、
私自身が後悔しないために、
子供達に対しては、これからも厳しい父親で居続けようと思います。
中一の夏休み、三人三様の素晴らしい想い出が
お互いにとっての宝物であり続けて、
思春期を迎え、心も体も大きく変化してゆくこれからの数年間、
進学や就職で様々な苦労を重ね
彼等自身を取り巻く環境がどんどん変化してゆくこの十年程を一緒に乗り切る為に
厳しく接したり、ぶつかり合ったりした時にも
壊れない信頼関係の為の一助になってくれればと願っています。
子供が遊んでくれなくなったら、
今度は、
お嫁ちゃんと自転車旅がしてみたい。^^
って言ったら、
拒否られました(--;)
そんなこんなで、
長い日記、
ようやく
おしまいです。
( 完 )
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コメント
良いは~~~


めっちゃ良い~~~
感動しましたよ
今でも長女ちゃん・長男君の旅のこと

つい先日のことの様に覚えています
もう末っ子君の出番ですか
ホント、時の経つのは早いですね
こういった旅は事前の計画で大方決ってしまいますよね
なので、お父ちゃんが苦労して計画立てたこと
凄く良く分かります
道中で大切な事は

>最も大切な私の仕事は、『ペースを見つける』
それと、飽きさせず気持ちを持続させること
だと、私も思います
これさえクリアーすれば、子供は大人が思う以上に頑張ってくれますよね
日記読ませていただきましたが、末っ子君めちゃめちゃ頑張りましたね
その姿を横で支えるFumiさん、家で帰りを待つお嫁ちゃん
みんなの頑張りがあったから、今回の旅の成功があったのだと思いました
本当に本当にお疲れ様でした
メチャメチャ美味いビール
飲めたんじゃないですか
投稿: taizo | 2015年8月27日 (木) 21:31
taizoさん、どうも
本当に、時が経つのは早いですね。
仰る通り、上の子二人と行ったのも、私自身つい先日の事の様に感じます。
おそらく長女が4~5年生位から私の頭の中にあって、
言い続けてきた計画なので、かれこれ足掛け5~6年以上にもなります。
長男はここ1、2年で急に背が伸びてきて、今に私を追い越しそうです。
いつまでもちっちゃなはずだった末っ子も、
いつの間にかこんな事が出来るまでになって、
本当に子供達成長していってるんだなぁと、時間の流れを実感しています。
その分、私は年寄りになったんだなぁと。
当初の計画(予想?)通り、子供と一緒の時間は中学生以降激減しています。
お嫁ちゃんは、どんだけ誘っても、山も自転車旅も嫌だって言って
ついてきてくれません。
今後はまた、遊び方を考え直さなきゃ。^^;
帰宅後のビール
そりゃもう最高でした
本当にありがとうございます。^^
投稿: Fumi | 2015年8月28日 (金) 12:24