ベスト・タイ
この週末も、
偉大なる畏敬の山に遊んで戴く事ができました。
受け容れて下さった山の神、
時間を共有してくれる友人。
快く送り出してくれる家族・・・
感謝。
お嫁ちゃんは、
「(山スキーの楽しめる季節は)今だけなんでしょ。(^^)行ってきねの。」
と、先週も、今週も、文句一つ言わずに許してくれた。
感謝。
感謝。
帰宅後気付いたのだが、
友からは
「動けるか?」
「起き上がれるか?」
と、
早朝に、安否確認のメールが何度も入っていた。(^^;)
その頃、
奇跡的に、
私は床を這い出し
洗面台に居たと思われる。
自分でも、「うそ!起きれた!」 と驚いたのを覚えている。
いつもならば、どんなに深夜集合でも、
自宅発の1時間前には起床して
ちゃんと朝食を採って、
排便を済ませてから向かうのだが、
今日はさすがに、
自宅を出るべきギリギリの時間に目が覚めた。
忘れ物があろうが何だろうが、もうどうでも良い!
てな感じで、
どうにか待ち合わせに間に合い、
無事、
出発。
今週も、
また、
1時間変態プレイの自転車からスタート。
またケツが割れちゃう。
入山地点は、やはり雪が少なかったものの
少しは期待を持たせる雰囲気だったのですが、
斜面に取り付く場所まで来ると
(夏道の登山道入り口)
あぁぁぁ・・・ やっぱ雪が無い。
板を背負っての登行開始です。
昨シーズンの経験・反省を踏まえ、
上まで雪が繋がった斜面が現れても
敢えて登り上げるのを我慢して、
出来るだけ奥へ奥へと巻いて
より地形的に効率の良いルートを目指します。
雪のある季節は
登山道に縛られず、
自分の思いで線を引けるのが良い。
引けば良い。
よし!ココ!
自分達の判断で、
行けそうな所で板を履けば良い。
山は、
自由だ。
朝の、固い氷化した雪面がベースの急登は厳しいが、
そんなのを如何に攻略するか?
どのラインで行こうか?
ってのを、
私も楽しめる様になってきた。^^
これまでは、
自分の足元ばかりに集中して必死だったのが、
前を向いて視野が広がって、
『 山 』 を見渡す余裕が持てる様になった。
ようやく。
経験に裏打ちされた自信が持てる様になると
行動に不要の迷いが消えて、
より冷静な、良い判断が出来ると実感。
この感覚を研ぎ澄まし、恐怖心と共に、大切にしてゆきたい。
山の地形は、中間部では
上部へ行くほど傾斜が緩むのが基本。
(尾根を行くクラッシックルートの場合)
辛い場面を過ぎ、稜線が近付いて傾斜が緩むと
楽しむ余裕が広がる。
標高の上昇と共に雪が増えてくると
それまでの辛さは忘れてしまう。
わくわくする。
雪山に魅入られてしまったバカ者ってのは、
そんなもんです。^^
毛穴から生えてるような(笑)ツリーホールの眺めが如何にも春山。
ウルトラマンかバルタン星人がバンザイ!(笑)している様なコレは
『オオカメノキ』(ムシカリ)の芽。
可愛いね。^^
折れちゃう事無く、無事に雪の下から出てこられて、
良かった。^^
例年ならば南側の広い斜面を歩けるのでしょうが、
雪が少なくって薮々。
仕方なく、
尾根の上の狭い場所を進みます。
今年は、それしか選択種が無い状況。
何度も枝に阻まれたり、
雪が切れかけて技量を要する場面が現れたり、
『楽でもねぇな』(福井弁)って状況が暫く続きます。
それでも、
頑張って、
汗だくになって進めば、
こんな景色が現れて♪
山スキーヤーならばもう、
たまらんのですよ。^^
で、
そんな斜面の上は・・・
どっかーん!
なんですわ。(^^)
今週も、
今日も、
こんな天国にやって来られて
幸せ過ぎます。(T-T)
登り始めた朝はゲーゲーおぇおぇな状態だったけど(笑)(二日酔い?)
いつの間にか、
嘘みたいに忘れてる。^^♪
乾杯サイコーっっっ!
北側~頭の上は雲がある日でしたが、
春にしては空気の透明度が高く
日本海までクリアに見えていた。
白山本峰も良く見えていましたが、
背景は雲が支配。
「アノ小屋があの辺りだね。」
「エコーライン上部は・・・」
まだたっぷり雪があるけど、やっぱ今年は旬が短かそうだね。
一ヶ月早い。
GW明けて自動車道が開放されるまで待ってたら
雪山の旬は終わってるなぁ。。。
さて、
移動して、
♪♪♪♪♪
飛び込もう♪♪♪♪♪
何と、
今週もまた大当たり!
『 超々なめらかに緩んだザラメ 』 + 『 上に乗った新雪 』 が素晴らしく、
急傾斜でも『ふわり』『ふわり』と落としてくれる様な
そんな『なめらかMAX』な雪質でした♪
気持ち良過ぎて後ろを振り返る事無くガンガン行っちゃう(^^;)友を
必死に追い掛けながら、
滑走シーンの写真が1枚も無いまま(笑)
余りに気持ち良くって、
良くって、
超良くって、
超々良過ぎて。
あっという間の時間。
心満たされながら・・・
夢中に時を過ごしながらも、
今年も曲がり池へ寄ったり
笑顔の木に御挨拶したりしながら
(^^)
幸せな内に、
あっという間に、
ゴール地点に居ました。
自然条件が不本意な今シーズンではありますが、
終盤手前に来て、
何だかんだと、良い山が続いた。^^
うん。
もう、
そこそこ、
諦めがついた。
満足。
あともう1回、
本峰へ行ければ、
幸せかな。(^^)
贅沢言えば、
ね。
感謝。
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