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2016年5月14日 (土)

朝から晩まで

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典型的な 『 遠足前の子供 』 だった末っ子が

夜明けに合わせて私を起しに来た。

 

前夜念入りに準備はしてあったので、

手早く身支度を済ませて出発。

朝食は車中でとる事にして、2時間半程の下道ドライブです。

 

初めは舟にさえ乗られれば楽しいのだろうから

そんなに気負う必要などなく、

自宅から近い嶺北近辺の海で良いと思っていたのだが、

気象の考察から行き先を変更することとなった。

 

海の遊びは山よりも更に気象条件がシビアなところがあって、

天気予報が 『晴れ』 ならば良い訳ではなく

波と風が大きく影響する。当たり前だけど。

 ・風が無くても波がある

 ・波が無くても風がある

などでは舟が出せない。

更に、

 ・午後から風が強まる

 ・午前と午後で風向きが変わる

などの時間変化も把握しておかないと、帰ってこられなくなってしまう。

山と違って、ビバークや停滞といった選択種は無きに等しく、

そもそも無理を押しての行動は不可能だ。

『 荒れた山を頑張って歩く 』 事は出来ても、

『 荒れた海を頑張って漕ぐ 』 なんて事をしたところで、即刻海の藻屑。

 

海面で感じるあの素晴らしい自由感は、

やはりこうした 『 自己責任 』 の裏返しなのでしょうね。

 

まだまだ気象データの読み方からして訓練生の私は、

前夜先輩にアドバイスを貰いながら、パソコン画面とにらめっこ。

データの数値と実象を対比する経験を積み重ねてゆかなければ、

1mの波がどんなもので、5mの風がどんなもので、

どんな数字が自分の限界なのかも分らず

データだけあっても、判断のしようが無いのだ。

 

結局、

過去に自分も行った事があって、楽しめる内容のコースで、、、

『 此処ならば大丈夫 』 (^^)

さあ、行こう♪

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子供がわくわくする顔を見るのは実に良いものです。

期待と緊張が入り混じったこんな複雑な心は、

ゲームなんかじゃ絶対にありえないだろ?(^^)

長い人生の中でも、現代人がこんな気持ちになれる経験ってそうそう無い。

『初めて自転車に乗れた』 とか、『恋人ができた』 とか、

余程の事じゃないと、こんなにもわくわくしないもんね。^^

 

トムソーヤの冒険やスタンドバイミーが時代・世代を超えて愛され、

人々がその文章、劇中の出来事にドキドキわくわくさせられて、

少年時代が遥か遠くなった大人までもが共感するのは、

そういうこと。

我が子には、様々な柵(しがらみ)の無い子供時代に、

大人になっても心の隅に在り続ける様な本物のドキドキを

一つでも多く残してあげたいなと思う。

 

私が子供の頃は、

近所の神社の裏の森に友達と力を合わせて秘密基地を作ったり、

縁の下や屋根の上で遊びまわったり、

虫を採ったり魚を採ったり、

ドキドキワクワクの種はいくらでも日常の中に転がっていたが・・・

今の子供達の遊びは、

実に平べったくて、窮屈そうに見える。

私は

しょっちゅう服を汚したり、頭にクモの巣を付けて帰ってくる子供だったからね。

 

さて、

幸い、予報通りかそれ以上に条件は良く

静かに凪いで、気持ちの良い海。

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入り江の中の水面は、鏡の様に空を映していました。

 

末っ子はハンデがあって四股の力が弱く、

パドルを持たせてはいるものの、これは主に

『 じぶんでふねをこいだよ 』 っていう、彼の満足感の為を思って。

今日はず~っと父ちゃん独りで舟を進めなきゃならないから

より効率的に漕げる様に、サイストラップを着けてみた。

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なるほど、下半身と艇がしっかり合体する感覚で、

漕ぐ力が逃げずに全て使える感じになる。

身体と船体の一体感から、左右への重心移動もダイレクトになって

前席の子供が身を乗り出して船体が傾いても、

上手く反対側へ起こして支える事が出来る。

 

出艇から50分程、の~んびりと漕ぎ続けて・・・

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「あの洞窟へ入るよ(^^)」

「えぇ~~~っつ!」

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彼の心臓に手を当ててみたかったなぁ(笑)(^^)

 

初めての時は父ちゃんも大感動した

青の洞窟。

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やっぱ何度来ても美しいなぁ。。。

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暫し、洞窟中で舟を回しながら漂う。。。

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岬から先、半島の向こう側は波があったので

ここから先へは行かず、引き返しにしました。

 

浅瀬の、ホンダワラの森は

波が殺されて、より一層静かです。

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隙間から見える眼下にはキヌバリなどの小魚が多く見られて、

末っ子君随分と喜んでくれた。

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ランチ後にも、「もう一回行きたい」 とせがまれて小魚観察。

 

普段見られない生き物が居るってのは、

只それだけで素晴らしい非日常。

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楽しいね。^^

 

プライベートビーチへ上陸して

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更に極上の非日常。

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やっぱり今日もカンパイだ♪

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メインディッシュは冷し中華。

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食後は、浜の奥を散策したりするのも男児には楽しい時間。

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帰りは微風の追い風。

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穏やかで優しい海でした。^^

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出船地点まで戻って来てしまってからも、

未だ名残惜しそうだったので

護岸のテトラ帯で生物観察。

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貝類や小魚も多く見られるが、

いつしか熱中したのがコイツ(↓)

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アメフラシ。(このコ ↑ はまだちっちゃい子供)

採ってくれと言う割には手では触れない。

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動いて近付いてくると・・・

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はいはい(笑)逃がすのね。

 

大きなヤツをいじって遊ぶと、紫色の分泌物を出すのだが

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これが水中で溶け広がると、思いのほか濃くて綺麗な紫色で

グレープジュースの様になる。

それが不思議で面白いからか、

怪獣みたいな見た目の大きなヤツを見つけては、はしゃいで遊んだ。^^

 

もういいか? ^^

じゃあ、おしまいな。

 

4時間ほどの海遊びでした。

    

撤収して、船体もちゃんと真水で洗って塩を落として、

また、2時間余りのドライブで帰宅。

道中、末っ子は熟睡でした。(^^)

 

 

夕方近くに帰宅すると・・・

部活から戻った長男。。。この展開は・・・(^^;)

 

タッチアンドゴーで、出動となりました。

今度は前席に長男。

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釣りがしたいと言うので、

試しに舟が出し易そうな浜地へ行ってみたが、

案の定、波風強く絶対に無理な感じ。

白兎が跳ねまくっている。

東寄りの北風だったので、西向きの鷹巣ならば少しはマシかな? と思い移動。

こちらはどうにか舟が出せそうだったが、

テトラ帯から先はうねりもあって、

大きな波がテトラにぶつかる度に白いしぶきが越えている。

 

長男に説明し、仕方が無いので

テトラ帯の内側だけで遊んだ。

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水深は5~6、7m程。

見釣りが出来るので、

「あのテトラの穴の・・・」 なんて会話しながら、

舟の位置を出来るだけキープするように私が操船し、

長男が釣りをするのですが・・・

繰り返すうねりの中一緒に下を覗き込んでいると、

あっという間に

酷い船酔いになった(ToT)ア、アカン。。。

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嬉々として興じる長男は全く平気そうだが、

父ちゃんかなりヤバイ。

努めて遠くを見る様にしながら付き合っていたが

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日没を待たずして限界。

「戻るぞ(TqT)」

 

長男に大声で指示を出しながら、

一気に波打際へ突き立てて行ったが、

最期はやっぱ波に斜めに押されて、、、あぁーーーっ!

あ、あぶなかったぁ。。。

どうにか、

ギリギリ沈は免れて、無事に浜へ。

 

1時間に満たない初カヤックになってしまったが、

彼は笑顔で、良かった。^^

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やれやれ。

1日に二度も舟を洗うことになるとは思ってなかった。^^;

彼は陸から釣りを続け、

父ちゃんボチボチと後片付け。。。

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日が長くなりましたね。

7時過ぎまで外で遊んでいられる。

 

ここから自宅までは20分。

帰宅は8時を回りました。

 

夕飯後、

シートや装備品を洗ったり、外へ干したり・・・

長い長い一日。

 

よーけ遊んだ。

 

幸せだ。(^^)

 

 

感謝。

感謝。

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