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2016年8月19日 (金)

安堵。疲労。

福井駅を出る上り特急の始発は・・・

(北陸新幹線が金沢まで開業した今は、どっちが上り?でどっちが下り?か、

 感覚的に良く分らないのですが・・・)

 

関西以西へ列車で向かうには、

湖西線で大阪まで直通の『サンダーバード』に乗って、

新大阪で新幹線に乗り換えるのが分かり易く、田舎者には楽なのだが、

出来るだけ早く現地入りしなければならない関係から、

起床4時前で朝食、シャワーを済ませ・・・

早朝一番早い『しらさぎ52号(5:49)』に乗り、逆の米原へ。

米原で『こだま』に乗り継ぎ、

01
直ぐに京都で降りて、『のぞみ』に乗り換える。

 

乗り換え時間が5分しか無く、

田舎モン + 十数年振り?以上の新幹線

それどころか、普段電車に乗る事が殆ど無い車社会のド田舎者は、

車両から降りたら先ず、どっちへ向いて歩けば良いかも分らず、

周囲の方々からは非常ぉ~に判り易い程に

超キョロキョロおどおどしていた事だろう。

 

福井駅の緑の窓口のおねいさんは、実に親切で心強かったが、

『5分の乗り継ぎ』が、田舎のオッサンにとって如何に挑戦的な

危機的な設定であるかは、分っておられなかったようだ。(--;)

 

どうにか無事乗り換えをこなし、

新大阪から合流する仕事のパートナーに、

「のぞみ97号 3号車両にいます」 と、メールを打つ。

 

大阪からは、わんさかと人が流れ込んできて、超満員。

人との物理的な距離が近いことに不慣れな田舎者は

この段階で既に、相当なストレスと疲労感だが、

知った顔と隣り合わせに座って、会話出来て、

ようやくホッと一息。

 

新幹線を降りたら、

在来線とローカル線を乗り継ぎ、

02
午前10時、

ようやく目的地へ到着。

 

03

 

お盆休みに入る前に、

『不具合が発生している』 との連絡があった。

設備全体には、製作から運営まで様々な業種・管理者が絡み、

発生している問題が何に起因するものなのかは

特定が容易ではない。

(設計上の不備?製作時の過失?故障?運用上のミス?・・・等々)

 

弊社は、制御・プログラムを担当している為、

何かあれば先ず先に疑われ、

『ミスがあったのではないか?』 とのニュアンスによって

プレッシャーを掛けられる。

また、

全体的な事が分って原因特定を出来る立場の者は少ないので、

その面でも、『来てよ』 とのプレッシャーを感じる。

 

のだが、

仕事である以上、お金の出所が担保されていなければ動き辛く、

そもそもの原因が分らない上に、遠方の現場とあっては

そうそう簡単に出向く訳にはいかない。

 

あちら側も、

『調べに来て』 と言ってしまえば業務を依頼する形となるため

対価を支払う必要が生じる可能性が大きくなるので、

はっきりとした言葉でそれは要求せず、

様々なプレッシャーを掛けながら

『行きます』 の言葉がこちらから出るのを待っている。

 

明らかにこちらの落ち度であればそんな事は言っておられず、

直ぐに飛んで行かなければならないのだが、

この状況では・・・

 

実に下らない、気持ち良くない話なのだが、

仕事ってのはやはり経済活動なので、

『わかりました。どうにかします。』 って動いて自分の株が上がったところで、

それが損失を生むのであれば、

やはり、

やってはいけない事なのだ。

 

技術系の仕事では、

完成形全体が機能して初めて一つの意味を成すのだが、

パーツの数々は勿論のこと、

様々なハード・ソフトの組み合わせが生んでいる機能である以上、

何処までが誰の責任なのか?の線引き、

責任分界点の明瞭化が難しいケースが多く、

何かが起きた時に

お互いが気持ち良く動けない場合は少なくない。

 

延々と、やっかいな回りくどい話を繰り返しますが・・・

 

ある一つの問題が発生する。

そして、

それを解決する方法には、技術的に複数のアプローチがある。。。

そんな状況ならば、

当然・・・  

純粋な技術者の心としては、

是非とも自分でどうにかしたいのだが、

自分のこだわりを満たす為の趣味ではなく、仕事である以上、

金銭的・時間的な縛りからは逃げられないので

結果、

関る者どうしが、

互いに責任のなすり付け合い的な事をしなければならなくなる。

 

非常に不本意なのだが。

仕事って、そんなものだ。

 

責任や、信用や、プライドや、自分の理想、お金、、、

それらの線引きもまた、

とっても難しい。

 

とはいえ、こちらのミスである可能性がゼロではない以上、

逃げる訳にはいかない。

 

A4で印刷すると1000ページ余りになる様なプログラム。

全てを一から十まで見直すのは途方に暮れるが、

パターン表と見比べながら、一つ一つ塗り潰す様に、

地道にチェックするしか、方法はない。。。

『ひょっとして自分がやらかしたミスではないのか』

その心配を払拭するためには、はっきりさせるためには、

面倒でも。。。

 

お盆休み中、延々、悶々と、

時間の合間を使っては、

そんなふうに過ごしていた。

 

が、

自分なりに出来ることは全てやったが、

何も見つからない。

 

 

で、

はっきりさせるために、

どうにか時間を作って、

やってきた。

 

 

結果・・・

現場では、先方に言われた様な不具合現象は何一つ再現されず、

勘違い? 何?

って感じだったのだが・・・(--;)

 

一応、

様々な可能性を想定して、

考えられるあらゆる観点からの調査をして、

疑い、疑問を、一つ一つ消してゆく。

更に、

より安心できるように、

プログラム内にも、

二重三重四重の保険を掛ける様に、

想像の域を出ない様々な可能性への対応を行なう。

 

変更を加えれば、

その事により新たな不具合を生む可能性が生ずるので、

その検証もする必要がある。。。

 

根気の要る、

尚且つ、時間が限られていて、

集中力を切らす事の出来ない、

辛い辛い現場だった。

 

タイムリミット、夕方ギリギリまで手を尽くしました。

04

先述したとおり、私の仕事は制御関係なので、

様々な分野に関るのですが、

とりわけ、その中で、

この仕事には喜びを感じる。

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辛いことがあっても、好きな仕事です。

 

子供の歓声、

はしゃぎ回る姿、

それを見守る大人達も笑顔で。。。(^^)

06
苦労が報われるってもんだ。

07

こんな仕事に係わる事ができて、

僕は幸せだ。^^

 

 

様々なせめぎ合いはあったものの、

結局、

やはり現場へ行って汗を搔いた事によって、

こちらの技術を示し、

信頼を守ることが出来たと思う。

 

お金で動いている社会だが、

お金に代えられないものは、やはり在る。

 

 

 

やり切って、

さて、

帰路。

 

山陽新幹線には、

かつて憧れの花形車両だった500系が、

裏方的な立場の 『こだま』 として、今でも働いている。

本当は、

是非コレに乗りたかったのだが、

時間的に、

今日中に帰れなくなってしまうことが判明して、諦める。(T-T)

08

 

乗り継ぎ時間の合間に弁当を買っておいて

場所取りの列へ向かったのだが・・・

 

大混雑するホームの人々が一斉に、

滑り込んでくる車内を覗き込んで身構える。

そんな時間帯。

席が無かったら食事は無理なので

諦め半分だったのだが、

どうにか、飛び乗った『のぞみ』で

三列シートの真ん中を確保できた。

 

まあ、お分かりだろうが、

自由席しか、予算が無いのである。

 

車内は、通路も、

立っている人で埋め尽くされていた。

 

失礼して・・・

09

10
(↑後から気付いたが、これって桃か(^^;)置き方逆さまだった。)

 

新大阪で無事、最終の『サンダーバード』につながって、

福井着は、22時46分。

11

そして、

最終の特急の到着に合わせる様に、

ローカル線の終電が待っていてくれた。

12

やれやれ、、、

家へ帰れる。

13

 

職場の最寄り駅で降りて、

テクテク歩いて、

マイカーに乗って、

自宅に着いたのは、

日付が変わる直前でした。

14
明日も仕事。

 

やれやれ。。。

 

安堵と、

疲労。

 

 

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