お盆休み終盤は、結局自宅で仕事をしていた。
この間の週末は休日出勤で残業。休みが無かった。
末っ子に 「おとうさん、こんどはやすみか?」 と聞かれても返事が出来ない。
長男に 「釣りに行きたい」 と言われても、返事が出来ない。
会社の暦が休みでも、
休めるかどうかなんて分らない。
この間の日曜日は、朝から晩までぶっ通しの現場作業で
昼飯食う暇どころか、一服すら取れない状況だった。
あの現場は酷かったなぁ。。。
少し前から、『 働き方改革 』 なんて話題がメディアに出ている。
労働時間を減らして収入を上げるなんて、
誰が聞いたって矛盾に満ち満ちている事が明白なのに、
政治家の方は、『 労働生産性の向上 』 という表現で
それが可能なのだと言う。
そりゃぁ・・・そうなれば在り難い話だが、、、
私は、全く期待していないし、政策の内容を読んでも、
そんな耳障りの良い話は、現実味が全く感じられない。
内容は他にも色々あるのに、
楽して収入アップみたいな、そんなまやかしを前面に出して
有権者の支持を得ようなんて、調子良すぎるよ。
本当は、
もっと別の視点・政策の方が大切。
生産性向上なんて、そんな努力はね
労働者も、会社も、日々みんなやってんだよ。
世の中甘くないから、
そうじゃなきゃ落ちてゆく。
頑張って働いた者がその対価を頂くのが当たり前。
頑張って働くことは悪くない。
そんな人間が正しいと思う。残業自体は悪じゃない。
画一的に、労働時間の長さばかりを問題視して欲しくないと思えるのは
幸せな事に、
私の勤めている職場が
社員をちゃんと大切にしてくれる会社だからだろう。
残業も、休日出勤も、それが家族の生活の糧となる。
結果を出せば、ちゃんと評価されて、対価を頂ける。
残業ばかりか、
職場を離れたプライベートでも努力するなんて
そんな人にとっては当たり前だ。
少しでも自分の能力不足を補おうと思ったり、
資格を取ったり、手に職をつけて上を目指そうとする人は、
当然業務時間外でなきゃそれは出来ないから、
やる人はみんなやっている。
そんな、正しい人間の頑張りを搾取するような
そんなのを許さない工夫は、行政が頑張って欲しい部分。
そんな人を救って助けて欲しい。
『 働き方改革 』 って表現は、
まるで労働側に問題があると言っている様に聞こえて、
不愉快だ。
今、
現実として、
私が一番実感して直面しているのが人材不足。
技術系、現場系の職場には
とにかく人が足りない。
とある現場系企業の人事担当の方が嘆いていた。
私が住まう土地の有効求人倍率は全国トップを誇っているが、
現場系の業種へ応募する新卒者は圧倒的に少なく、
求人数に対して一桁足らないんじゃ?って位の状況だそうだ。
私の会社でも
職安を通して求人を出しても、
やって来るのは御年輩の方ばかり。
職場が倒産した?か、クビになった?か、辛抱無くて辞めちゃった?
みたいな。
そもそも、
いい歳した有能な方ならば、居場所があるもんね。^^;
期待できる様な若者は、全く来てくれない。
第〇次産業 って数字の、
次数が上がるほどカッコいいなんて若者達が思っているとしたら
悲しい現実だ。
政治家が 『 二番じゃダメなんですか? 』 みたいな寝惚けた事言ってないで
(前の政権の時、仕分け人のあの人が、
スーパーコンピューター開発の予算が無駄だとして言い放った言葉)
真剣に、技術立国ニッポンを守る努力をして欲しい。
若者に、物作りの喜びを伝えて、
夢を見させて、遣り甲斐を感じさせて、
汗流して働くことを尊いと思えるような、
そんな努力に予算を割いて欲しい。
本当の 『 働き方改革 』 は、そこだと思う。
人口が減ってゆき、
老齢人口の割合が急増し、
社会を、国を支えるべき労働者人口が足りない。
この事実は、まやかしの政策ではどうにもならない。
生産力自体が貴重なんだ。
今いる若者は、国の宝。
彼等を大切に、
本当に強く育てなければいけないと思います。
最近のコメント