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2018年3月 2日 (金)

戦士を敬え

 

この間の週末は無休。

相変わらず仕事中心の生活だ。

 

 

私よりも随分と若い

仕事関係の知人が身体を壊した。

 

暴飲暴食はしない、標準体型でメタボではない。

酒も殆ど飲まない、

非常に真面目な人物だ。

 

そんな彼が体調を崩し、我慢し切れずに

病院を受診したら

即入院レベルの重度な糖尿病と診断された。

家族親族にも同様の者はおらず、

遺伝的な要因は考えられないとのこと。

 

早くに父母の加護を失ってしまった境遇で育ち、

恒に、非常に働き者の彼だ。

自分の苦労・境遇故に、家族をとても大切にし、

善き父親である。

 

その、好人物、真面目さ故に、

日頃抱えるストレスは

相当だったのだろう。

随分前から、悩みや愚痴を聞く事が多かった。

 

職場では、数字が中々揚がらず冷遇され責められがちな彼だが

それは、

何も彼が100%悪い訳ではなく、

割り当てられている(受け持たされている)客の質が

あまり良く無い事によるものが相当大きい事を私は知っている。

彼は、所属部署では一番年数が低く、下っ端だ。

 

そんな、

頑張っている男が、

この先ろくに

食べたいものも腹一杯食べられない様な

境遇になってしまった。

 

 

目一杯頑張って働いている父親、主人は、

自分を緩められる時間が少ない。

上からは責められ、

客からは責められ、

つねに気を遣い、

頭の中はいつも何かしらの心配事や悩みや

翌日・先々の段取りなどに支配され、

職場を離れ帰宅しても

それらから解放される訳ではない。

だから、

家では、

何もしたくない無気力状態になったり

現実逃避的に自分の殻に閉じ篭りたくなったりする。

家族からは、

家庭を顧みない只のぐうたらオヤジにしか見えない様であっても、

おとうさんは

逃げ場の無い心で

常に戦っているのである。

 

家庭では

只の酒飲みのクソオヤジにしか見えないであろう私も、

好き好んでそんな父親を演じている訳ではない。

出来る事なら、

もっと違う、もっと良い自分でいたい。

 

 

そんな男が、

この世の中には沢山居るんだ。

 

 

そして、

そんな男が

日々全力で仕事に向き合えるのは

妻、家族の存在があるからこそ。

そんな事、分ってる。

当たり前だよ。

だからみんな、限界まで頑張るんだ。

 

 

私は、人間が旧い。

昭和の男だ。

政治家や評論家や人権団体なんかが唱える『男女同権』には

いつも違和感をおぼえる。

男女を並べるのに、視点が権利って、な、

権利の主張はそりゃぁ、対立するだろうよ。

私は亭主関白かもしれないが

男尊女卑では絶対にない、男性上位だとは思っていない。

原始の昔から、

子供を産む事ができる女性と、

それを護り養う男性とは、

互いに、互いが在るからこそ子孫へと繋がってきた。

男性は、母親の優しさ・安心感の代わりには絶対になれないし、

自分の時間の全てを家事へと提供するような

お母さんの献身的な存在は絶対に真似出来ない。

女性は、父のように強く子供を護り戦い

家族を養う原資を持ち帰るには

やはり、ハンデキャップがあることは間違いない。

お互いが、お互いの存在あってこそ。

私は心から、お嫁ちゃんに感謝している。

だからこそ、

主人の役割を全力でやっている。

彼女は、母親を全力でやっていてくれる。

 

 

 

みんな頑張ってんだ。

ストレスに負けて身体壊すぐらい。

そんな人が、

いっぱいいるんだよ。

要領悪いとか馬鹿にすんじゃねぇよ、

人を潰しちゃった人、

押し付けてる人、

何か、ちゃんと感じてるかい?

 

ちゃんと、

敬えよ。

 

 

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