今日は
当初予定の現場二つ + 緊急要請の現場一つ
+ 他、電話対応複数 でした。
現場は三つ共外仕事。
今年一番の寒気だって日に、
カッパ着て
手がかじかんで言う事をきかなくなるのと闘いながら
忍耐作業。
断続的に雪が吹き付ける一日だったので、
(電気に係る仕事ですから)作業開始に当たっては
先ず、作業場をシートで出来るだけ囲う様に覆い
極力設備機器を濡らさない様にする事から始まります。
その時点で
既にこちらはビショ濡れ、
どんな高級な合羽着てたって
結局程度問題で、動けば汗で蒸れる事も相まって
衣服~肌着まで、濡れます。
おまけに細かな作業は
手袋はめては無理な事が大半で、
低温下のそんな現場でも
素手にならざるをえない。
最後に居たのは
社の在る市街地から40Km走った先の山間集落でした。
日が落ちてから現場へ向かったので、
ヘッドライトの視界を頼りに
雪景色の中を捜索しなきゃならない状況で、
元請けの担当者と二人で迷子になりながら、
どうにか見つけ出した。
今年最初の雪遊び♪
なんては言ってられない。
集落内の道路消雪(融雪)に関する設備だったので
あちら側は待った無し。
『早く直して!動かしてよ!』
ってヤツです。
予備情報的に聞いていて準備していった内容とは
全く異なる不具合が起きていて
『コリャあかんかも』 と思いましたが、
どうにか復旧に成功。
安堵の帰路は、
凍結路面との戦いでした。
帰社、後片付け後、
後輩に任せていた現場の結果報告が芳しくなく、
報告内容もあいまいで、はっきり言わない。言えない。
本人が
ちゃんと自分の現場で起きていた現状を理解していなかったのに
誤魔化している雰囲気が感じられた。
彼の性格の欠点はよく分かっているので、
この天候や作業環境や疲労から
気持ちが切れてしまっていた事がありありと見える。
が、
そんなもん、私からすれば
自分がどんなに疲れていても
あいまいにしておくなんて許されない事。
彼がやっていたのも
道路消雪がらみの仕事だったので、
『今季一番悪い』というこの予報の最中に
そんな対応、いい加減な終わり方はあり得ない。
他人様のライフライン、
次第によっちゃ交通事故にも繋がる設備だと思いが及ばないのか?
何故不安を残しておけるのか?
ありえない。
『 今ある現状で
出来得るベストにしてきました 』
って、 胸張って俺の顔見ろよ!!!
怒りを抑えつつ、
彼を叱る事より先に物事の優先順位。
不安故、帰宅前に現場を見に行ったり、
担当官(元請けの更に上の、役所の方)に直接電話して
「遅くから申し訳ありません ~~~」 と、
現場で起きていた不具合を聴き、
情報を遣り取りする中で
全ての現象の原因が見えてきて、
お互いに納得。
やはりこの悪天予報で
あちらも相当大きな不安を抱えていた様で、
その後、安堵した二人の会話が心地良かった。
同じく不安でモヤモヤしていた様子の元請担当者にも報告し、
こちらも安堵、にこやかな会話が出来、
「良いお年を(^^)」 と、〆られた。
仕事納めの日だったので
一年の最後くらい気持ち良く終わっといた方が善かろうと、
温情のお目こぼしで、
後輩への激雷は止めた。
彼が至らないのは、自分の監督不行き届きの責任でもある。
彼に足りない責任感と
最後まで完遂する忍耐力は、
来年以降、もっと教育しなきゃ。。。
只怒りや不満をぶつけても
人が変わる訳ではないし。。。
本当は、
我が子へのしつけの様に
もっともっと厳しくしたいが、
人を本当に育てるにはそうしなきゃいけないと思っているが、
まぁ、とにかく、
現場系業種は
屋内外を問わず人材不足。
こんな辛い思いしなきゃならない業界へは、
中々、良い人材が来てくれないんです。
『厳しくすると辞めちゃう』 ってのは、
この業界ではリアルな現実。笑えない。
少し前に入ってきた事務の女性が
いわゆる 『 ゆとり世代 』 で、本人もそれを強く自覚しているのだが
「今の若い人はみんなそうですよぉ~
我慢したくないんですよぉ~~」
なんて事を、至極当然の様に口にする。
我々の様な技術系の仕事は時間単価が当然高いので、
ウチの様な小企業でも
決して、給与水準はそこまで低くなく
残業も休日出勤もきっちり付けてもらえる良い職場なのだが、
彼女に言わせると、
今の若者は
そこそこ貰えてさえいれば、
『それ以上そんなに頑張りたくない』
『会社の為に生きたくないし』
という考え方が主流らしい。
私に言わせれば・・・
それは立場がある程度下で責任が薄い人間の勘違いで、
皆がそれだったら、それを許したら、
会社なんて簡単に潰れるんだよ。
義務あってこそ、
それを果たした上での権利だという事を
知らなくてはならない。忘れてもらっては困る。
会社が社員を護る責任・義務を負うように、
社員は、
会社が存続してこそ自分と家族の生活が護られている事を思い
労働側であっても経営感覚を意識して
(自分の給料に見合う利益を会社にもたらす事ができているのか?)
自分が身を置いている組織の為に働く。
このバランスは大切です。
政治家さん、
ゆとり教育は本当に大失敗だぜ。
道徳の授業も削るって意味解からねえよ。
只でさえ若者が減ってゆくのに、
周りを思い遣るよりも自分ファーストで、
義務は嫌で権利ばっか主張する
楽したいヤツ増やしちゃってどうすんだよ。
今でも
何で先生が生徒を『~さん』付けで呼ばなきゃ問題なの?
あまりにも叱られずに育った人間って
自分や物事を省みる習慣や思考回路が足りないから、
向上する力が弱過ぎるんだよ。
世代は重ねられるから、
ゆとり教育やめたって、その世代の子供達も
それと同等かもっとタチ悪くなる可能性だってあるよ。
だいたい何でも二代目三代目って弊害が出るんだ。
なんて、心配になってしまう。
ね、
何べんも言うけど、
只でさえ、若者減ってゆくのに、
このマイナスを取り返すのは
相~当~大変。
だと思うよ。
はい。
だからオヤヂはウザがられるんですね。
昭和おやぢの単なるボヤキですよ。はい。
仕事納めの締めの日記が、
愚痴ばっかりで申し訳ありません。
帰宅後
漸う腰を落ち着けて酒を飲んでいると、
22時に
『落雷によってダウンした設備を復旧しなければならず
アドバイスを乞う』 電話が携帯に入った。
寒空、悪天の下、
自分よりも更に悪戦苦闘して頑張ってる人が
まだまだ居る。
つい先日御父様を亡くされたばかりで
未だ色々と大変な筈だが、
緊急事態に
職場で頼りにされる彼が呼び出される事となったのだろう。
弊社納入の設備ではなく他社のものだったが
「○○さんなら分るかと思って」 と、
自分を頼って掛けてきてくれた電話は
技術者冥利に尽きる。
自分で直接出来ないもどかしさにイライラしながら、
順を追って調べてもらい、
断片的な言葉の情報から
一つずつ可能性を消して絞ってゆき、
どうにか原因に辿り着く。
電話の向こうの顔、気持が穏やかになるのが見えるのは
嬉しいものだ。
今年も本当によく働くことができました。
これだけ押し寄せるように
苦しくなる程
仕事が途切れずあるというのは
実に有り難い事です。
我が子達にも、
若者達にも、
働く事に喜びを感じられる世の中を
と
思い、願います。
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