社会科見学から帰宅し、
家族揃って夕飯・・・ の準備中に、
「今日は海で寝てくるわ。」
父ちゃんが突然こんな事を言い出すのですが
我が家では然程珍しい事ではないので、
家族も特別驚いた様な反応は無く、というか、
結構協力してくれる。
お嫁ちゃんは
早く夕飯を済ませられる様にメニューや段取りに気配りしてくれ、
末っ子は、荷物の準備を手伝ってくれたりする。
なぜって?
日が暮れちゃうから。
テント張るのが大変になっちゃうでしょ。
そんな事が忖度できる家族(笑)
子供達も
父ちゃんと一緒に海で寝たいのだろう
との気持ちは感じ取っていて
分かっている。
のだが、
時には
父ちゃんも独りになりたい時だってある。
休みの日に「海へ行く」と言えば
家族が付いて来ちゃう事は想像できるので
(決してそれが嫌な訳ではなく嬉しい事なのだが
時には、そうでないモードの自分もある。)
あえて、平日になるタイミングにした。
GWに休日出勤が3日分あったので、
月曜日をその代休の1日に充て、日曜の晩に海へ。
19時過ぎに自宅を出て、
20時には砂浜でテント設営を終えている。
そんな幸せな土地に住んでいる。
かろうじで薄明が残る中
テントを建てながら、
「酒飲む前に温泉行ってサッパリしよう♪」 と思い立ち
幕を建てたら、一旦、
程近い
いつもの温泉宿へ。
入浴だけなら ( + マッサージ機やマンガ部屋など無料サービスも含めて)
ワンコイン ( 500円 )
庶民が買える、かなり極上の幸せだ。
そして、
更にその上の、
超々々々極上のヤツ。(^^)♪ 今夜は此処が別荘。
寝床をしつらえて、
プシュリ!とやって、スイッチOFF。
モード変更が完了したら
ヘッデン(ヘッドライト)灯して流木集め、
焚き火を開始。
沖へ眼をやると漁火が並んでいる。
直径1万2千キロ余りの地球の丸さは
人が思う以上に小さく、
地上に立つ目線から見えている水平線や地平線は
約4.5~5km程先でしかない。
いくら視力が良くたって、望遠鏡使ったって、
それより向こうは、物理的に隠れて見えないのである。
今夜の船は皆結構沖に居る様で、
灯火が直視できず水平線の下に感じるものばかりだった。
一人で愉しむ焚き火は、
この上ない時間。
しかもそれを、
『 酒を飲みながら 』 である。
大人の特権。
こんな素敵な時間・空間はない。
ボーっとしながら・・・
グルグル色々な事を考えながら・・・
炎を見つめる時間。
火が落ちてきたら、
また少し歩き回れば
焚き木の流木は幾らでも在る。
最高な場所、
時間でしょ?
夕凪を過ぎてからの風は
一般的に、概ね
昼間の内に熱せられた陸地から ~
体積の莫大さから容易には熱せられず温度変化の少ない海水面へ向かって吹くのだが、
今夜も典型的で、
安心して火を焚く事ができました。
時間を気にせず
心ゆくまで満喫して
眠気を感じ始めたら
火を消して
テントへ。
現代人は、
それに気付く機会、
それを実感できるシチュエーションに置かれる事があまり無いと思うが・・・
本当の暗闇
そこに独りの時間、
というのは、
とても怖いものだ。
カギもかけられず、
外と自分を隔てるのは只の布切れ。
何かあれば、
自分を護れるのは自分だけ。
そこで熟睡するんだよ。
自由ってのは、
そうゆう事なんだ。
知ってたかい?
分るかい?
権利と義務がセットだとも知らず
守られ甘え過ぎているのが当たり前になっていて気付かず、
自分の自由ばかりを主張するのは、
はき違え。
『 おこちゃま 』 の感覚だ。
暗闇での一人の時間は、
そんな事を
ちゃんと考えられる自分を
取り戻す時間でもあります。
前日から波風が残り、
ず~~~っと、かなりのデシベルで
時折地鳴りを響かせる様な波の音が途切れないのだが、
不思議と
この音は苦にならず、
その内慣れてしまい、心地良い程になる。
完全な
熟睡でした。
パッちり、
爽やかな目覚め。
週末休日の朝ならば、
テントから抜け出してみると
左右両側にズラりと釣り人が居るのだが、
平日の今朝は
実に静か。
いいね。
テント生地には夜露が降りているので
日が昇って乾くまで、
のんびりすればイイ。
散歩。
今日も波強いなぁ。
朝食は
簡素な、手軽に済ませられるやつ。
お腹が落ち着いて、
さて、今日はどうすっかな・・・
もう一眠りしようかな・・・
幕内へ戻るが、、、
案の定、
月曜の朝は仕事の電話が立て続け。。。(T-T)
メモを取ったりしながら
現実へ引き戻される綱引きが続きます。
止む無く
撤収。
お一人様の今回は
テントも一番小さなヤツで、
副装備も最低限で、
設営&撤収 楽々。
で、
観念して、
帰宅してパソコンへ向かう事とするのですが、
それでは折角の休日なのに悔しいので
最後のあがきに
足湯へ寄りました。
朝イチは貸し切りだ。
そんな感じで、
週末終了で~す。
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