ランチ ~ 社会科見学デート
お嫁ちゃんの希望で
いつもの中国茶のお店で御昼御飯。
何煎も重ねながら
1時間半以上掛けて、体に優しい時間を過ごしました。
満腹後は
ショッピングモール。
散歩散歩。
その後は
山の方へと車を走らせ、
十二ヶ滝へ寄って、
更に山奥へ。
鉱山跡の見学へやって来ました。
お嫁ちゃんと二人ではなく、
末っ子も一緒。
中々楽しんでいる様子でした。^^
福井にも以前は見学出来る鉱山跡が在ったのですが
2006年に閉鎖されてしまっており、
坑道内を歩ける此処は
北陸ではとても貴重な場所です。
内部の気温は約14℃。
油断してました、上着が欲しかったかも。。。
人形による再現の展示などが各所に在ります。
江戸時代から始まる歴史らしく、
再現シーンの様子も各時代を反映します。
岩石の選別場では女性の方々も活躍していたそうです。
坑木の組み方も
場所場所で色々。
昔の人は
力学や物理なんて学ばなくても、
経験から自然と身に付けていったんだろうね。
発破も、
ちゃんと順番があるんだ。知らなんだ。
歩ける場所は全体の極々一部。
坑道の総延長は160Kmあるそうです。
閉鎖してある先から
クマとか出て来んやろな?
こんな文字もちゃんと読んでいると
現代に近付くにつれて
小松製作所(KOMATSU)の創立に繋がっていたり
へ~、ほ~~~、が色々。
コース中にはちゃんと非常口も複数個所あるのですが、
その内の一つから外へ出ると
昔からの遺構である大煙突を見る事ができます。
(勝手に出入りしている訳ではなく、
係の女性がちゃんと場所を教えてくださって、
是非見て行って下さいとの事でした。)
当時は、精錬に伴う有毒ガスで草木が枯れ
一帯ハゲ山だったとのことですが、
鉱山閉鎖後に、植林や緑化事業の努力がされたそうです。
煙突見上げて往時へ馳せたら・・・
戻る。
最後は、
祠に手を合わせて
坑道を後にしました。
順序逆かも?でしたが、
後から資料館の方もちゃんと見学。
( ↓ 拡大します )
まるでアリの巣みたいな坑道のモデル
働いてた人達も、
絶対に迷子になったでしょ?
へー、坑夫も資格制だったんだ。
と思いきや、
今から想像するものとは
随分と異なる感じだったようです。
契りの杯かぁ。。。
命懸けの仕事だったろうから、
色々な厳しさが必要だったんだね。
さっき見てきた大煙突は、
この街のシンボル的存在だったようで
こんな手記の展示もありました。
隆盛を極めた時代、
こんな僻地にも関わらず
映画館や散髪屋、銭湯、風俗などもあり、
娯楽のない山奥の人たちが山道を歩いて
遊びに来たそうです。
今では本当に静かな、
訪れる観光客もまばらな場所ですが、
そんな営みがあったのだと思うと
不思議な感覚を覚えます。
そして、それと共に、
数多くの文字を読むにつれ
何だか胸に来るものがありました。
社会科見学の最後は、
コレ。
ちっちゃな、
可愛い機関車。
板張りの床に
この椅子の感じ、
子供の頃に
故郷の岐阜市内を走っていた路面電車を想い出すなぁ。
充実の休日でした。
あ、
でした、じゃなく、
この日はまだ続きがあります。
夜へ、
つづく。
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