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2019年6月19日 (水)

香の夜

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夕飯後に、お嫁ちゃんが

ゆりの里へ行こうと言うので

少々遅い時間からデートへ。

 

噴水やイルミネーションは

普段から夜9時半まで行われているのですが、

ユリが咲くこの時期は更に花壇もライトアップされています。

思いのほか多くの人達が訪れていました。

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体全体を包まれる程に感じられる豊かな香り。

 

視覚情報が減る夜だから

相対的に嗅覚が敏感になるのかと思われがちですが、

百合の香り成分は

昼間よりも夜に増大することが科学的に解明されています。

自家受粉で有精種子を作ることが苦手な百合は

送粉昆虫によって花粉を運んでもらう必要がある為、

昼間の蝶や蜂だけではなく、

夜に活動する蛾の仲間などにもアピールしているそうです。

 

虫が羽ばたいても簡単には落ちない様に

花粉には油分?粘着成分が多く、

服に付いたり室内に落ちると汚れを取るのが大変なので

公の場所に活けられる百合の花では

雄しべを取り除くことが常識、マナーとされていますが、

本来ふんだんに下がる花粉を取られてしまったあの姿は

何だかメリハリが無いというか、眉毛が無い顔みたいで

百合の容姿の素敵さを大幅に減らしていると思います。

花はやはり、

風に吹かれる場所に咲くもの、自然な姿が一番絵になる。

 

 

数年前、おそらく7月だったと思うが、

深夜発で縦走登山をした際。

1900m前後の標高で

時折ガス(霧)に包まれる風の強い稜線を

ヘッドライトの狭い視界で黙々と進んでいた時に

一帯に立ち込める百合の香りに思わず足を止めると、

登山道脇の草原の中に

ササユリを見つけた事があった。

閉鎖空間ではなく、風のある稜線で

花がこれ程の芳香を漂わせるのかと

非常に驚いた事、あの花の存在感を

今でも鮮明に想い出します。 

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まっすぐ上を向いて咲く園芸種よりも、

私は

うつむきがちに咲く山野草の美しさをまとった自然種の

山百合や笹百合、その系譜のカサブランカなんかが好きなのですが

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世話をする人の手が在るからこその素晴らしさも、

花の良さですよね。

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気軽に来られる自宅の近くに

こんな公園があって幸せだ。

 

まだ蕾のブロックも残っていたので

もうしばらく楽しめそうです。

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夜まで営業しているカフェもあります。

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入ったことないけど。 ^^;

 

気負わない、気軽なデートにぴったりな場所。

何も無いこんな田舎の真ん中だから

大して期待もせずにやって来れば、

思った以上に良い時間が過ごせます。

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いちゃいちゃしてるカップルが何組もいたなぁ。

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まだクリスマスではない。

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盛夏前の、

そんな夜でした。

 

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