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2019年12月

2019年12月30日 (月)

年の瀬

 

近しい方の御家族に不幸があり、

仕事納めの最後の二日間は

葬儀場の受付に立っていた。

 

人生とは、そんなもので、

何も、全く、

思い描いた計算通りには事が運ばない。

そんなものであるとは言え、

老々介護が切実な問題となっている昨今、

亡くなられて 『 結果的に良かった 』 と思われる様な事象であった事が、

何とも複雑な思いだ。。。

 

 

今年の終盤は

そんな感じだったので、

職場の大掃除も、自分のデスク周りの整理も、

かなり時間に追われての駆け足手抜きだった。

 

 

大晦日手前の今日は、

オトンの実家への帰省に備えて

長女を迎えに金沢へ。

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バイトと勉学に明け暮れる彼女の部屋の荒れ様が酷く、、、

オカンはひたすら掃除に汗を流し、

オトンは、そのオカンに命じられて洗濯物の乾燥にコインランドリーへ。

みたいな感じでした。。。(--;;)

 

掃除の最中、

何気に手に取ったプリントの内容が凄くて

娘の日々をちょっと心配。尊敬。

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おめぇ、こんな勉強してんのか、

凄ぇな。。。

 

 

そう言えば、

成人式の前撮りの写真が出来上がって来ていたのだが。。。

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着物の趣味が渋過ぎるので

(赤とかピンクとか着ねぇのかよ。^^;)

『 今から売り出す本格派演歌歌手ですよ 』 感が強いんじゃが。。。

 

 

一人暮らしでは中々良いモンも食えんじゃろう。と、

親も甘くなってしまうもので、

お昼ごはんには寿司を奮発。

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父ちゃん自身は海老が好物なので

食べ終わりの 『 のぞき 』 は、

いつもこんな感じになります。

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帰宅後、

家内の諸々を済ませ、

新年を迎える準備をしつらえて、

神棚の御札も新しいものに入れ替えて・・・

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今年もどうにか、

迎春準備完了です。

  

どうにか。

  

 

 

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2019年12月22日 (日)

休みの日

宿題(仕事)山積みだったのですが・・・

現実逃避的に

喫茶店のモーニングからスタート。

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お嫁ちゃんが、

何処で仕入れてきた情報なのか知らないが、

少し前から

「今立の岡本(おかもと)神社 へ行きたい。」 と、度々言うようになっていた。

確かに、素晴らしい建築と彫刻、

静かな山間に立地する境内の雰囲気も良く、

福井に住む人でも意外に知らない 『隠れた古社』 だ。

 

今日は彼女がリクエストしたコースで休日を過ごす。

朝食後は

和紙の里へ行き、買い物をして、

お宮を参って、ランチを採って、

出来れば更にカフェへも寄って、

温泉に浸かりましょうとのコト。

 

彼女の指示で先ず向かったのは

和紙素材、雑貨の入手ならばやはり此処かな?の、うめ田。

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た~~~っぷり時間を掛けて店内を徘徊し、

お正月のしつらえに使う華やかな手漉き和紙と、

お餅を飾る際に敷く紙と、

和紙で作られたハンドバッグ(!)を購入。

彼女御満悦か?(^^;)

 

そして、

岡太神社 ・大瀧神社 へ。

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雪深い土地なので

冬に備えて囲いが為されてしまっていたのは

時期的に仕方が無い。

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今日は少々残念ですが、

そうでない季節であれば

職人が意匠を凝らした見事な姿の

全体像が見られます。

( ↓ ネット拝借画像 )

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遠目では、その細部の凄さにまで届きませんが

近寄って観察すれば、

片田舎の社殿になんこれ程まで?と驚く様な

圧倒的な量と質の彫刻に驚かされます。

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木端(鼻)という木端には全て彫刻が取り付けられており、

手を抜いた箇所は一つも見つけられません。

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拍手を打つ私達に気付いて

社務所から翁が一人出てきてくださって、

(おそらく、ボランティア的にホスピタリティーを担っておられる地元の方です。)

色々説明してくださったり、思い出話なども聞かせて貰えました。

 

往々にして

年寄りの話は中々終わらず長いものですが・・・

この翁は絶妙な紳士で、嫌な時間ではありませんでした。

相手が伝えようとしている・伝えたがっている事を汲み取ろうと意識したり、

自分が知らない事を教えてくれる人なんだと気付き

素直に脳味噌が開放できれば

それは、

とても有意義で

糧になる時間となります。

 

私が先に離れたのですが、

彼女はその後も随分と

翁との会話を楽しんでいました。

 

 

この、拝殿両の柱に施された

鯉の滝登りの彫刻は、

とても大切な物らしく、

翁が子供の時代から

人が触れないように金網が取り付けられていたそうです。

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左側の方は未だ鯉が下の方で戦っており、

右の柱の方が上まで上っています。

登竜門。

滝を上り切った鯉は、

竜に成る。

きっとそれにあやかりたくて、

皆が撫でようとするから

痛んじゃって、保護が必要な事態になったんだろうね。

 

  

古い時代には、

書状に 良い高級な紙を使えるのは権威の象徴だった。

紙が、それ程の重さを持っていた時代があったので、

この土地は大いに栄えた。

その結果・象徴が

このお社。

 

神輿殿にも、立派な御神輿が収められていました。

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ゆったりと、静かに、

とても良い時間。。。

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( ↓ 拡大します ) 

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少し車を走らせ

峠を越えて池田町へ入り、

お昼ごはんはコタツの在るカフェでと思っていたのですが・・・

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『12月はお休みさせていただきます』 との張り紙がなされていて

ちょいと残念。

代わりと言っちゃ何ですが、、

「 こってコテいけだ 村の食堂 」 でお昼ご飯。

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好きなおかずとお味噌汁を取り

お腹いっぱいに食べても

二人で1,070円でした。

何より、とにかく白御飯が本当に美味しくて驚いた。

結婚以来、長年妻の実家(農家)から頂く

福井でも有名なブランドである東郷米を食べてきたので

米に関して口は肥えているつもりだが、

ここのご飯は

味に加え、炊き方(水加減)も絶妙で

妻も大絶賛でした。

 

売店でお漬物を買って

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須波阿湏疑神社(すわあずき)へ。

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こちらも古いお宮さん。

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江戸前期の千六百年代に建てられた立派な拝殿。

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以前は能舞台としても使用されており、

大正時代までは能が奉納されていたそうです。

 

背後の本殿も

室町時代の、県内最古の寺社建築だそうですが

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その貴重な建物を守る為に

現在は一回り大きな建屋で覆われ、全体像は窺い難くなっています。

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あ、

今日も、

二人きりのデートではなく

末っ子がオマケで一緒。^^;

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そろそろ親離れしてくれい。

 

ぬるぬる美肌の温泉に浸かって

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朝昼の食事が充実し過ぎで

お腹が中々空かず、

カフェでの甘いものはパスして

帰路へと着きました。

 

 

 

 

尚、

今年のサンタさんは

こんなのを下さった。

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ありがたや。

 

 

 

職場でも年長の部類に入り始めて

人生の変遷期、過渡期を迎えており

日々、心身共苦労が絶えない日常が続いています。

海や山での

自分の趣味の時間などは全く無くなってしまいましたが、

今年も本当に良く働き、

どうにか無事に

年を越せそうで、

本当に安堵しています。

 

 

美味い酒が飲める時間が、

何より。

 

 

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2019年12月 8日 (日)

冬の序開

早発ちで現場へ向かう朝、

標高300mラインから上が奇麗に化粧をしていた。

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「お山に三回、お里に一回。」

付き合いのある設備屋さんの社長が

この時期よく使う言葉だ。

 

山間寄りの土地で生まれ、

子供の頃から

年寄り達が言っているのを聞いて育ったそうだ。

麓の村から見える山が

こうして三回雪化粧する頃には、

次は里地にも雪が積もる。

 

 

仕事の現場でも、

こんな光景に出逢う様になりました。

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越前海岸沿いの現場で仕事だった日、

お客さんと昼食をとる為に

過疎地でどうにか見つけた食堂(兼民宿?)に入ったのだが、

置かれていたメニューが『越前ガニ』のものだけだった。

一番安いセイコ(雌蟹)の定食でも手が出る価格ではなく、

ズワイガニのものになると18,000円~2~3万超。。。

(おいおい、平日の昼間になんて商売してんだよ、、)

とはいえ、

他に良い店を見つけられるアテも無いので

思い切ってセイコでも食って

会社で領収書を落とそうか・・・ と思ったが、、、

「予算オーバーなんで、何か他の物できませんか?」

と、正直に聞いてみた。

一旦板場へ引っ込んだ女性が戻って来て

「お刺身定食的なのなら出来ますが、2,400円です。

 どうされますか?」 と。

(それでも十分高過ぎなのだが、、、^^;;;

 たかが昼メシで指し値での交渉も粋じゃないしなぁ・・・ )

「じゃぁ、それ二つ。」

 

お客さんとは言え

私よりは随分と年下の男なのだが、

以前から気に入ってる実に気持ちの良いナイスガイなので、

彼にメシを奢り、一緒に会話を楽しむのは

とても嬉しい事だ。

色々あった末

さすが浜の店だけあって

出てきたメシが実に美味しく

(ブリ大根も美味かった、モズク酢もオッサンには嬉しい。)

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充~分、金額に見合う内容だったので

結局経費では落とさず、ポケットマネーで払った。

彼と二人で

食堂探して右往左往して

刺身定食を食ったこの日の記憶は

後々、意外に強く残る

良い想い出となる気がする。

 

 

にしても、

今年は蟹が高価いなぁ・・・

我が家の食卓にのぼったのは、

まだこの一匹だけ。

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脚欠けの安いものでも

鮮度・湯でが良ければ味は一緒。

お嫁ちゃんが私を気遣って

美味しい酒を飲ませてくれた。

内子は本当においしいなぁ。。。

感謝。感謝。

 

 

そんな訳で、

彼女とちょっとデート。

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マイナーな場所だから

人が少なくていいね。^^

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1年本当に早いなぁ。

仕事仕事、とにかく仕事。

そんな1年だった。

今もその真っ最中。

 

 

徒然の日記に

上手い〆の言葉も思いつかないが・・・

日々、とにかく、

頑張って生きております。

今日は

長男と二人で、

我が家の車二台を冬用タイヤに交換しました。

自動車学校に通っている彼、

楽しそうに手伝ってくれました。

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どうか、

良い未来が訪れますように。

 

 

 

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2019年12月 1日 (日)

師走に入る週末

仕事だった土曜日は、

電車で出勤しました。

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その駅舎の待合には、

実に有難く、含蓄のある

こんな言葉が貼られていた。

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肝に命じます。。。

 

予定業務終了 + 小一時間の残業後

PM6:30 集合場所へ。

 

 

この日の夜は長かった。。。

 

食事後は2軒目、3軒目とハシゴし、

日付変更線を派手にオーバーランするまで

7~8時間飲んで喋っていた事になる。

 

仕事の接待ではあったが、

以前より大好きな相手。

この方との時間は楽しい。

私としても、

終わらせたくない

終わるタイミングが難しい相手なのです。

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私より一回り程上の方なのだが

青春時代からの様々なエピソードや、異性に対する情熱、

家族を愛し大切にする姿勢、

子供達や孫が大好きで可愛くて仕方が無い様子など

一つ一つの会話に驚きや共感が生まれる程、

普通の人よりも、常に少しずつ、

こちらの想像を超える大きさの人情を持った方。

 

これほど愛に満ちた素敵な男性なのに、

人生では

時に

神様の意思が計りかねる様な出来事が起きるもので、

最愛の大切な伴侶を

かなり若くに病で亡くされてしまわれた。

何でもざっくばらんで

懐の大きな人だが、

私は、奥様についての話にだけは

いつも気を遣う。

 

 

本当は私なんかが差しで飲ませて貰えるような相手ではなく

結構大きな会社の社長を務めておられる人だ。

 

いわゆる 『 やり手 』 とか言われるタイプではない。

野心家では全くない。

駆け引きや

パワハラ的に下を押さえつける様な事など無く、

人柄は素朴で、

口もどちらかと言えば雄弁ではない。

純粋な実力と人望で

技術畑からの生え抜きで

そこに立った。

そんな方だ。

  

 

私自身もこの人に対する愛があるので、

ついつい

いっぱい書きたくなってしまうなぁ。。。

  

そして何より、

『 酒 』 に関して、

趣向から、ペースから、

会話の感じから、

何から何までも

感性が合い過ぎる程に合うので

お互い、

非常~~~に

危険なんです(笑)

酔う程に楽し過ぎて。

 

 

この夜は、

先日の

成人した娘と一緒に酒を飲んだ私の話から大いに盛り上がり

お互いの家族愛に酔う様な夜となった。

先輩も、娘さんへの愛がハンパない。

 

 

『仕事の接待だから』 ならば、

どんな相手とでも計算で行く訳ではなくて、

私にも拒否権が在る。

基本、

人間的に尊敬できる人物と、

好きな人と、

有意義な時間が過ごしたい。

 

ビジネスライクな関係だけではなくて、

そこには、

プラスの意味の感情が、

人情が存在して欲しいんです。

 

 

 

言葉優しく

セクハラなんてしない紳士で

愛する先輩は、

当然、

行きつけのお店の娘達にも好かれている。^^

華もいっぱい盛り上げてくれて

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大好きな大先輩が

にっこにっこで夜を過ごしてくれたのが

とても嬉しい。

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今年も本当にあっという間に12月だ。

 

年々、 

人生は本当に短い。

 

時間は、

万人に平等で限られたものではあるが、

それをどう過ごすのかは、

生きる本人の選択。

 

 

自分が楽しい事だけをする。

自分は楽しくなくても、好きな人の為に何かをする。

好きな人と一緒に、お互い協力して楽しく過ごす。

好きな相手ではなくても、意義あって、その相手の為に何かをする。

どんな生き方にも、

序列なんて無いでしょう。

その時の

自分の気持ちに従って

素直に行動し、

自分に後悔が無ければ正解なのです。 

きっと。

 

あとは、、、

『 人に迷惑を掛けず 』 が本当は大前提なのですが、

私は、(日々酔い潰れて)

お嫁ちゃんに迷惑を掛けまくっているので

あまりエラそうな事は言えないのですが・・・

死ぬまで、その瞬間まで、

自分の持つ向上心と美学が大切かな。。。

と、思っています。

 

尊敬もされず

只嫌われる様な

ダッせぇ男にはなりたくない。

 

 

この夜の最後は、、、

このお酒で

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イイ感じで、

泥と化す。

 

 

とんでもない時間に

迎えに来てくれたお嫁ちゃん、

本当にゴメンなさい。

ありがとう。

 

 

 

 

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