王と将軍を食した週末
仕事だった土曜日、
職場のメンバーと一緒に
駅前のバーガーキングでランチを採った。
『DXハッシュブラウンワッパー』
中々でかい。
バーガーだけで 1,100キロカロリー を超えていて
セットで ポテト+ドリンク となれば
2000キロカロリー位になる。
オッサンそろそろ身の程をわきまえないと、、、 お腹をさすりながら、
少々懺悔したい気分になった。。。
その日の夜。
何でだか? 我が家のモニターに
テレ東のこんなドラマが映っていて、
第2話は 『ショーグンバーガー』 という名の
東京のお店の話だったのだが、
元々は富山の老舗お肉屋さんが始めたお店だとのストーリーだった。
私は
てっきりフィクションの設定なんだと思って見ていたのだが、
長女が 「富山に本当に在るよ」 と言う。
長男が 「俺が奢るから行こう」 と言い、
トントン拍子で話がまとまって、
家族皆で
わざわざ2県跨ぎの富山までハンバーガーを食べに行くこととなった。
明けて日曜、
高速飛ばして
昼に合わせて富山へ。
富山という街は、
高速のICを降りたところから既に
街路の雰囲気が違っていて、
送電線の地中埋設も進んでいるからか
福井と比べて随分と垢抜けた感じを受ける。
街中には福井と同様に路面電車が走っているのだが、古臭くなく、
その路面電車すら随分と先を走っているように見えた。
車で走っていると
併走する軌道上に次から次へと列車が現れ、
本数が多くて充実したダイヤである事が分かる。
路線網の数も多い。
それだけ旅客需要が在るのか?
行政が都市機能維持の為にそうした事へ予算を割いているのか?
詳しい事は知らないが、
いずれにせよ、市民にとっては便利であろう。
駐車場の少ない市街中心部へも出易そうであり、
事実、街中に多くの人が訪れて賑わっている光景は
福井のそれとは明らかに違っていた。
目指すバーガー店も次々に来客で賑わっていたが
道中途中のSA駐車場で家族会議を開き、電話で注文を済ませて来たので、
混雑する店内に並ぶ必要は無く
テイクアウト専用の外向き受け渡し口での清算。
父ちゃんは 『ベーコンエッグオニオンチーズバーガー』 の、セット。
二日続けて、罪悪感たっぷりの昼食となってしまった。。。
立体駐車場の車へ戻り、
車中で家族ランチ。
余りの縦尺(大きさ)に、両の手で押し潰してはみたものの、
どんなに頑張って大口開けてみても、
一口で全階層をかじることが全く出来ず
顎が壊れそうになりながら・・・
皆、
美味しい♪ 美味しい♪
ミンチではなく大きな粗切りのパティ(和牛)が、
食感味共実に美味しかった。^^
お腹が膨れたら
車を移動させ、
環水公園へ。
『 世界一美しいスタバ 』 と称された
スターバックス富山環水公園店が在る水辺です。
確かに素晴らしいロケーション。
夕暮れ時には
こんな感じ( ↓ ネット拝借画像 )になるんだって。
夜はライトアップされてるらしいし、
今度は泊まりで来てみたいね。
好天で随分と暑かったので
アイスコーヒーでも飲みたかったのですが、
店内かなりの混雑でしたので、、
入店は止めときました。。。
家族皆で、
水辺や水路に沿って散歩。
少し日本離れしたようにも感じる光景に
新婚旅行で訪れたセーヌ川や北イタリアの水辺を想い出すね。って、
お嫁ちゃんと会話。
向こ~~~うから聴こえて来る声に吸い寄せられる様に歩いてゆくと・・・
地元高校の応援団が練習中のようだった。
盛大に声を張り上げている姿に
多くの人々が足を止め、思い思いにそのエールを受け取っている。
コロナ禍のこんな時だからこそ、
青空に吸い込まれる若人の精一杯の叫び声が、
実に気持ち良かったです。
更に
水辺では、
陽射しの中
カヤックやSUPの体験会が行われていて
家族連れを中心に賑わっていました。
ホント、
都会ではなく同じ田舎なのに
何だか洗練された雰囲気の県庁所在地に
少し嫉妬だなぁ。
他所の土地から移り住んだ私から見ると
福井県民は割と 『 我よし 』 の傾向が強く、
車の運転マナーや、商売の仕方、政治動向を見ていても
自分さえ良ければよいその視野と了見の狭い人間性が現れている。
それゆえ、街づくりにも差が出るのだろうか・・・。
『越中強盗、加賀乞食、越前詐欺師』 なんて例えが昔からされるが、
強盗も詐欺師も商魂のたくましさを例えたものとは言え
やはり詐欺師とは、、、少々恥ずかしい気持ちになってしまう。
方や強盗となぞらえられた富山であるが、
商売上手であるばかりでなく
実は旦那衆的気質が在って、
芸術や芸能、音楽などの文化的な事にもお金を使い
応援する文化があるように思います。
そういった分野・街の整え方への税金配分も勿論ですが、
地元企業の数々からの出資も大きい。
北陸の観光資源としては
今や金沢の21世紀美術館が 『 映え 』 の聖地のようになっていますが、
スマホやネットなんて未だ全然無い1980年代初頭に
富山には既に
地方では珍しかったと思われる近代美術館が建てられており、
前衛的にも感じられるユニークで洗練された展示がなされていました。
まだ結婚前で『彼女』だったお嫁ちゃんともデートに訪れた
想い出の場所です。
その富山県立近代美術館が老朽化に伴い閉館してしまい、
発展的に新しく移転したのが
この真新しい
富山県美術館。
環水公園のすぐ隣にあるので
散歩がてらセットで訪れるのに良い場所です。
近代美術館時代からのコレクションも引き継ぎ、
時価評価額で約270億円・約16,000点もの収蔵を誇るそうです。
マルク・シャガール、ジョルジュ・ルオー、パブロ・ピカソ・・・
岡本太郎、藤田嗣治、、、etc
そうそうたるビッグネームが並びますが
コレクション展は撮影自由という太っ腹さ。
職員の方々の感じも良かったです。
逆に寂しくはあるものの、こういった施設にはやはり人が少なく
三密なんて無縁です。
家族5人で
ゆったりと、とても良い時間を過ごさせていただきました。
開放的な屋上では
遊具?で皆ではしゃぎ、
映え写真を撮って
富山の街を後に。
新湊大橋を渡って
海王丸を眺めて帰りました。
せっかく富山まで行ったのに、
食べたのバーガーだけやぞ!?
土産も名産品も買ってねぇぞ?
そんな日帰り弾丸でありました。
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