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2020年10月

2020年10月30日 (金)

守り事。拘り。

 

自分の中で

拘りが幾つか在ります。

 

朝食は必ず採る。

出勤時間が早まろうと、毎朝同じ流れで過ごす。

順番は、

起床、トイレ(小便)→

 緑茶 → 納豆 → ごはん+味噌汁 → ヨーグルト

  → トイレ(大便)→ シャワー又は+入浴

が基本ルーティンです。

故に、出掛ける予定時刻の1時間以上前には

必ず起きている必要があります。

目覚めて、トイレへ行って、洗面から食卓へと着いたタイミングで、

温かい(熱めの)緑茶を飲みながらパソコンへ向かう。

(湯飲み茶碗ではなく、かなり大き目のコップによそわれた量)

彼女(お嫁ちゃん)は毎日それを守って準備してくれる。

私の出勤時間から逆算したタイミングで朝食の準備をしながら、

お湯を沸かしお茶を淹れてから、私を起こしてくれるのです。

箸を手に取る前に

緑茶を2杯ほど飲む。

次に口にするのは納豆なのですが、

私は薬味を入れたり御飯に載せたりは好きではなく

納豆は納豆だけで食べたい派で、

付属のカラシは全量投入、醤油ダシ類は極少量だけ入れる。

ぐるぐるぐるぐる・・・ 結構長めに念入りに混ぜます。

その方が、風味が立って美味しい気がする。

私が納豆を食べ終わる手前で

白メシと味噌汁が配されます。

更に、私が卵好きなので

彼女が気を利かせて

ハムエッグや厚焼き玉子をプラスしてくれたりする。

更に更に気遣って、

トマトジュースや野菜ジュース、黒酢ドリンクを飲むかと聞いて出してくれる。

これらの飲み物は一口ずつ位の量です。

そして、ご飯類を終えるタイミングに合わせて

ヨーグルトを出してくれます。

それを食べ終えたら、

歯磨き → トイレ → 風呂 。

 

一年中、彼女は常に私より先に起きて

これらの一連を整えてくれています。

朝風呂から上がれば

作業服など着替えが一式出されて並べられている。

一切の無駄な時間が無く、気持ち良く家を出る事が出来るのです。

正に献身的に私を支えてくれる彼女には

本当に感謝しています。

毎朝、出勤前には

玄関でのチューとハグ。結婚以来、ず~~~っと。20年以上です。

毎日、子供の前でも

堂々とイチャイチャします。

 

限界まで疲れ果てて心が沈んでいる朝でも、

彼女が起こしてくれて

食事を作ってくれて

見送ってくれるお陰で

その日一日のエネルギーが補充される。

 

あ、

え~っと、

話がそれましたが、

私のこだわりを書く日記。です。ね。

 

靴や靴下など、

身に着ける物は左から順に。

鼻毛が出ていては嫌だ。

 

お礼「ありがとう」はちゃんと言う。

 

自分がされて嫌だったことは

人にはしたくない。

 

そして、

美学を持つことを忘れたくない。

人付き合いにしても、

仕事上の技巧的な事にしても、

かっこ悪い事はしたくないとの思いを

忘れない自分でいたいと思っている。

 

私の仕事は、『 盤屋 』 と呼ばれます。

様々な機械器具を動かし制御する 『 制御盤 』 と呼ばれる物に関わる仕事です。

機械を動かすのも制御するのも無論電気なので、

それらを伝える為に各機器の間を繋ぐ電路(電線)を整備し、

制御の仕組みを構築する仕事。

電路をつなげる事を、私たちは 『 配線 』 と言います。

仕事柄、当然

他社の製品を目にしたり触る機会もあるのですが、

この、配線には

職人の個性・技量や各社の企業理念が現れます。

とにかく効率重視で

電線を長めに処理して

無理やり折り畳んで押し込んである物もあれば、

材料費を節約する観点からか

ギリギリの長さで電線を切って余長一切無く作っている物もある。

私の感覚では、

どちらも嫌なタイプです。

見た目の綺麗さは絶対に機能性に繋がります。

汚い配線の製品は

後に何らかの問題が発生した時に

原因箇所が中々特定出来なかったり

発熱や絶縁低下などの問題も起き易い。

余長の無い仕事も、後々の部品交換時など

問題や不都合が多々あります。

 

電線にストレスが掛からず余裕があって、

見た目綺麗にスッキリ。が、私の配線の拘りです。

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電線の導体が傷まぬ様、角付けや無理なひねりはせず、

程好く美しい曲線のカーブで。

インコース/アウトコースが自然に入れ替わるように、

強引な交差が発生しないように、

紙の図面には描かれない完成像を立体的にイメージしながら、

二度手間にならぬよう、頭の中で組み立てた手順に沿って

1本1本、線を処理して重ねてゆく。

そして尚且つ、速く。

勿論、図面の回路に正確に。

 

頭脳要素、

手先の器用さ、

根気強く手順を重ねられる性質、

気持ちにムラが無く常に正確な作業が出来る人間性。

様々な要素がこの仕事には求められます。

私自身、今でも、

自分の能力がギリギリついてゆけるかどうかの場面に

度々直面し、

加齢によるものもあって、

辛い苦しい状況を乗り越えねばならない事が多い。

 

そんな日々を

どうにか続けていられるのは、 

人が言うには、

私はいかにも 『 B型 』

なんだからだそうだ。 

 

日々、色々な事にこだわり、

それを守ろうとする。

 

私は、

メンドクサイ、嫌なヤツなんでしょうかね?

(^^;)

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2020年10月24日 (土)

善い題が思いつかない日記

 

5年ほど前私は、『累代』という事について雑感を書き、

随分と攻撃的な批判コメントを頂いたことがあります。

自分の好きな事だけやって自分の為にだけ生きて

後の者に何も残さないヤツはクソ野郎だ。 みたいな事を書いたのですが、

その当時言いたかった事も、

今思うことも、

変わりはありません。

只、当時の私は

そんな事を語るには未だ若く、

経験・苦労不足が言葉に現れていたのか、

何処かの誰かの癇に障ったのだと思います。

 

世の中には、

様々な状況に置かれる人がいて、

様々な、百人百様の生い立ち、生活があります。

親がある人も無い人もあれば、

健康な身体をもてる人もあればそうでない人もいる。

生まれる家は誰にも選べないし、

出会った人全てが、必ずしも自分を幸せにしてくれる縁ではない。

様々です。

 

全ての人に共感されるなど無理な事は承知で、

当時私が書きたかった事を

もう一度書きます。

 

 

私は、

幸いにして伴侶を得、子供も授かった。

通常、

親子・家族と言うものは

とても分かり易い図式で、

親は子供に無償の愛をいといません。

私自身がこの世に存在しているのは、

同様に

添い愛し合って、我が子を産み育ててくれた両親がいたからです。

先祖がどこかで途切れていたら今はありません。

当たり前です。

それは、とてもとても大切な事なのですが、

私が当時書きたかったのは、

もう少し広い意味での、社会的な 『 累代 』 です。

 

例えば或る組織の先輩に当たる人が

自分の利益だけ考える人物で、

自分に都合良くだけ年数を使い、

他人の事などどうでもイイやと

後の事など何も考えずに立ち去る人物であったら、

残された後輩達は本当に不幸で迷惑をこうむる事となります。

残念ながら、本当にそんなのが

この世には居る。

 

技術や知識や心構えを教え伝え、

人脈を残し、少しでも後の者の糧となる人生を送ってこそ、

自分が生きた時間に意味があるのではないか?

我が子の子育てと同じ様に、

後世の者が少しでも幸せに過ごせるようにと、

そう考えながら生きなきゃなぁ。

そうするべきじゃないのかなぁ。。。

と、思うのです。

 

お金や物が残せなくたって、

残る宝は色々あります。

 

周囲から疎まれながらも頑固に仕事を貫き、

職場や家族を護り抜き、

後々、あの人のお陰で・・・と、思い返される人もいれば、

仕事人でなくても、趣味人として圧倒的に幸せな生き様を見せてくれて、

人生の憧れの様なエネルギーを与えてくれる人もいます。

それだって、ちゃんと何かを残している。

大切な誰かのそばにいて、

只一人その人の幸せの為にだけ生きる人生だってあります。

逆にもっと広義に、自然や草木をまもる人だっている。

色々、様々です。

 

様々ではあるものの、、、

全ての人に共通するのは、

自分ひとりで生まれてきたのではなく、

そして、とにかく人間は

毎日メシ食って寝るだけでも、

絶対に自分独りでは生きてゆけないということ。

周囲と繋がって

自分が在る。生かされている。

 

それなのに、

自分の事だけ考えて勝手に生きて人生終わらすようなヤツは

『 クソ野郎 』 だ

と、

当時の私は書いたのです。

 

今も同じ思いです。

 

何かを残す人生を送りたい。

そんな自分を探したい。

 

 

 

ここのところ立て続けに不幸があり、

黒いネクタイを締める事が続いた。

 

 

身近に、

闘病し

限られた残りの人生の時間を必死に紡いで編み上げようともがく人がいる。

 

人生は無駄に過ごしてはいけない。

最近、

そんな事を

改めて思い直す日々です。

 

病に苦しむ方には勿論気を遣いますが、

だからこそ、

幸せな日々をちゃんと感じて、大切にしなければと、

プラスの方でも、

人生の義務を果たすと同時に、

ちゃんと幸せを、楽しみを謳歌することが大切だと強く思います。

親が子に対してそう思うように、

人の不幸など誰も望まない。

幸せでいようとしなければ、

そう望んでも出来ない境遇の方に、

失礼にあたる。

 

悔いなく、心残り無く。

そうありたい。

 

 

 

 

この週末は結婚記念日でした。

 

が、、、 

金曜の夜が深夜作業で

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帰宅~就寝は土曜の朝。

体内時計が狂いまくりで結局ろくに眠られず。。。

絶不調なのですが、

せっかくなので

頑張って、

お嫁ちゃんと二人でデートへ。。。 ねむ。。。

 

お昼ご飯はGoToEatを使って少々贅沢に♪

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美味かったぁ~~~

 

その後

足湯へ寄って、

私は眠気とほろ酔いで

うつら、うつら、、、

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まあ、

久々に彼女とイチャイチャしました。(*^^*)

 

結婚記念日ってのは、

家族が始まった記念日なので、

夜は子供も一緒に♪

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ず~~~っと酔って過ごした休日でした。

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メタボまっしぐら。

こんな感じでええんやろか?

 

 

 

 

 

 

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2020年10月 9日 (金)

近況

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セントウル(ケンタウロス)は、

好色で酒好きで、不死であったそうだ。

親近感を覚える。

私に足りないのは『不死』だけだ。

疲れ知らずの身体になりたい。。。

 

二週連続で週末も仕事。

今回は私の職歴上最大規模と思われる設備の立ち上げ、

試運転調整に行っていました。

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客先から投げ掛けられる要求に対して

即興的にプログラム変更をし、様々な設定を調整し直す。

今回のものは4パターンの演出があって、それぞれ1サイクル10分。

変更を加える作業 → 実際に出して見て確認検証

を行うのに、

ともすれば、1つの変更に1時間なんて当たり前に掛かってしまったりする。

1日が本当に短く、あっという間。

限られた時間の中で仕上げるには、

各機器の応答時間差であったり

水圧変化が伝わるイメージを出来るだけリアルに想像する能力が必要です。

絡み合う複数の要素に折り合いをつけて如何に制御するか。

私もそろそろプログラム作業が辛い歳になってくるので

後輩をちゃんと育てておきたいが、それに割く時間が満足にとれない。

芸術的感覚的なセンスも大切なので、

技術面だけではなくそういった部分も求めたいのだが、

言葉で上手く伝わるものでもなく、これは中々難しい。

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人材不足・後継者不在で廃業を選択する方が私の周囲でも出ています。

仕事はあるのにこなせない、続けられない。

様々な場面で、人材不足は深刻な悩みですね。

 

 

GoTo利用で検索した最寄りの最安宿は

飛行場の中に在りました。

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連泊だったので

ターミナル内を隈なく散歩し、

夜はほろ酔いで風に吹かれながら

ぼーっと飛行機を眺める時間を満喫しました。

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宿で発行されたクーポンは

食事で使える場所が少なく、

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土産物店や観光施設、コンビニが主な利用先です。

仕事で一緒だった方は

「コンビニでたばこをカートンで買いだめしました。」なんて言っていた。

なんを応援する事業だったっけ?(笑)

使用期限が宿泊当日とその翌日しかないので、

宿で受け取るという事は、実質翌日1日くらい。

飛行機や列車の移動で仕事へ来ている方は

帰りの駅で土産を買うくらいしかタイミングが無く、

吟味して使うことが難しそうです。

 

 

ところでえっと、宿指定の朝食メニューが、、、

湯葉の乗ったお粥の定食しか選択肢がありませんでした。

日替わりしないのね。。。 ま、美味しかったからイイか。

酒飲みの胃袋に優し~~

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食事後は展望デッキへ散歩。

屋上庭園の花壇がちゃんと手入れされていて

朝の空気感と相まって結構癒されます。

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早い時間の空港は

次々と出航してゆく列で賑やかでした。

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土曜日は丸々現場で仕事出来ましたが、

日曜は作業に制限があったので、待機時間ができてしまった。

調整作業は月曜日へとサスペンデッド。

 

空いた半日ほどがもったいなかったので

ちょいと息抜きへ。

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人ごみは嫌なので、お寺です。

しかも山の上の奥地。

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ロープウェイに4分程揺られ、

その先更に

中々の上り坂を結構な距離歩く必要がありました。

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汗して歩いた価値は十~分。

建物超ごいすー。でした。

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特に、

奥の三つのお堂が建つ場所は雰囲気が素晴らしく、

非日常空間というか、トリップ感満点でした。

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そして実は此処、

映画『 The Last Samurai 』のロケ地なのです。

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Ken渡辺とトム・クルーズのこのシーンで使われた場所は

写経を行う為のスペースとなっていました。

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撮影の時、トム・クルーズはヘリコプターでやって来たそうだ。

一体何処にヘリ降ろしたんだ!?

まさか重要文化財が建ち並ぶこの目の前へなんて有り得ないだろうけど、

他にそんな広場在ったっけかな?

 

 

二階からの眺め・雰囲気もこれまた素晴らしかったです。

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内部には仏像などが展示されていました。

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静かで、落ち着いた

良い時間が流れます。

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更に歩いて

奥の院へ。

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神と仏が明確に分けられ区別されたのは明治期で、割と最近の事。

古くは神仏習合であったので、

昔から在る古いお寺には

仏様を護る神様?がこんなふうに祀られていたりしますね。

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以前も書きましたが、

鳥居に小石を放り上げて願掛けする風習というのは

私が生まれ育った土地(岐阜)にはありませんでした。

福井でも聞きません。

以前訪れた倉敷のお宮さんは

もうそれ以上乗らないでしょう!?って位びっしりと石が載っていた。

こちらの鳥居にもかなり載っている。

やはり西日本の文化なのかな?

 

 

奥の院開山堂に参って

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帰路へと引き返します。

 

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疲れたオッサンの脚には、

帰りの長い下り坂も相当応えた。。。

 

 

宿へ戻って

プログラム変更の続きと、見積もり作業など。

メールを何本か送って・・・

 

プシュりだ。

 

今夜もココで癒されようっと。。。

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色んな現場が同時進行なので

福井へ戻ったり、またコッチへ来たり。

此処2週間で関西を4往復しました。

(今のところ健康状態は良好です。)

私の仕事は工具や資材も持ち運ぶので

どんな長距離移動であっても基本全て車。

この時勢で公共交通機関を使わないのはまぁ幸いですが、

出張が続くとやはり、かなり疲れが溜まってきます。

集中力も低下しているのでしょう、

先日、会社の車を当てちゃいました。

バックで。

相手無しの一人漫才でよかた。

 

ホント、気をつけます。

色々。

 

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2020年10月 1日 (木)

ささやかな週末

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シルバー・ウィークの連休は仕事仕事仕事。

職場以外何処へも出掛けませんでした。

或る意味、完璧な感染対策です。

 

そして次の週末の日曜日は

未だ暗い内に家を出て

高速飛ばして京都へ、、、

 

仕事です。(--;)

 

コロナ禍中、

今回の現場へは

元請立会の朝礼へちゃんと出席して

検温・健康観察を受けないと入場が許されないので

8時半集合厳守でした。。。(+.+)ねむ。

 

しかしながら、、、

不思議な縁と言うか、何と言うか、

「○○さん、知ってましたか?」 と、

今回私を仕事に呼んでくれたお客さんから聞かされたのは、

此の現場の場所は元々、

私が住まう福井の、昔の福井藩の藩邸跡地だとの事。

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その屋敷は財閥領家の所有に引き継がれ、

今回新たに建てられたラグジュアリーホテルへと繋がります。

 

エントランスへの立派な門も、

当時の御屋敷で使われていたもの。

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300年超の歴史が在るものを、

わざわざ福井県の宮大工へと送り、修理再建したのだそうです。

そんなエピソードを

わざわざ一作業員である私に話してくれた年下の彼に

感謝を覚える。

 

彼は、

作業の合間をみては

私を敷地内の各所へ案内してくれました。

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庭園内で使われている石材類も

遺産をちゃんと引き継いで再利用されているそうです。

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そんな話を聞かされると、

本当に

不思議な縁だなぁと思います。

と、同時に、

今回の福井代表が私みたいなヤツで何か申し訳ないっす。。。

みたいな。

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裏へ回った場所に在る門から出ると先程の石碑が立っている。

二条城の大手門が直ぐ目の前。一等地です。

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当時のお殿様も、そうして二条城へと参じたそうだ。

昔はコッチが正面だったのかな?

 

正式オープンに向けて、最後の仕上げに

職人達がもうひと頑張り。

 

 

私の仕事は午前中で順調に終えられたので、

折角の京都、真っ直ぐ帰らず

少し寄り道を愉しむ事にしました。

三条の川端にある大きな駐車場へ車を入れ、

南へてくてくと歩く。

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巽橋を渡って更に南下し、

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花見小路へ。

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日曜の京都だというのに

スカスカです。

車を停めた駐車場もガラ空きだった。

シルバーウィークの連休はかなり混んだのだろうと思うが、

今日はやはり異常に人が少ない。

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コロナ禍。わざわいとは本当によく名付けたものだ。

観光客相手の御商売の方々、本当に大変だろうなぁ。

まだまだ全然。。。

 

通りの南の

建仁寺の門を潜る。

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おばあちゃんのお葬式や

幼き頃からの様々な積み重ねで、

我が家(実家)の宗派が禅宗であることは子供ながらに知っていたのだが、

私の頭の中ではなぜか勝手に曹洞宗だと思い込んでいた。

大人になってから、

母から、

「ちがう、臨済宗。」 と指摘されて

初めて知った次第。

現代に於いては特にそうなのかもしれないが、

家庭内で平素からそういったテーマでの会話なんてまず無いし、

檀家制度も薄れてお寺との付き合いや交流も無いもので、

自分の家の宗派を正確に知らない人って、

革めて意識したことが無い人って、

意外に多いんじゃないかな。

 

観光地としてもメジャーな曹洞宗大本山永平寺が有名な福井県ですが、

実は禅宗系信徒は20%程で

浄土系が過半数。

私が福井(嶺北と言われる福井県北部)へ移り住んでから

様々な御縁で列席した葬儀は全て浄土真宗の様式でした。

 

私になにかあったら、

ちゃんと、我が家の宗派である臨済宗のお寺が

近くにあるのだろうか?福井では聞いたこと無いけど?

なんて事を、ふと思う。

 

なんて余談はさておき、

臨済宗の建仁寺。

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初めての来訪でしたが、

人の少なさも相まってか

期待以上に素敵な空気感・時間の場所でした。

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安土桃山時代から江戸時代に活躍した海北友松が描いた

方丈障壁画と言われる襖絵が有名ですが、

実際に見てみると・・・ ん? 保存状態悪過ぎ??? と思ったのですが

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とても貴重なものなので、本物は京都国立博物館に保管されていて

これは複製なんだそうです。

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この、超有名な国宝も

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超精巧な複製で、

本物は京都国立博物館蔵。

それでも、見事な迫力でした。

 

そして何より素晴らしいど迫力だったのが、

法堂天井に描かれた双龍図。

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108畳のサイズがあるそうです。

 

まるで、

上質な美術館みたいなお寺でした。

 

 

市街中心部の人が多そうな場所はやはり避けたい気持ちがあり、

次に向かったのは北部のエリア。

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貴船神社

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縁結び・恋愛成就の御利益で有名な場所なので、

若い女性の方々が多く訪れていました。

まぁ、猪目はハート形だしね。

って、それは何処の神社でも一緒か。

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境内の湧き水に浮かべると文字が浮き出てくるおみくじが有名なので

私もやってみました。

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中吉。。。

 

次に向かったのは

隣り合うエリアの鞍馬。

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此処は相~当~なパワースポットとして有名なので、

仕事の難況を無事乗り切れる様に

御力を戴きに、

上まで上がる。

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本殿金堂前の金剛床に在る

『 宇宙と繋がれる 』 場所に立ってきた。

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本殿と向かい合うように

この先に一直線に配されている

翔雲台も重要な場所なんだって。

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今日は、疲弊している心の洗濯だ。

 

久々にようけ歩いたなぁ。。。

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山門から本堂までは

片道20~30分の山道。

故の在り難さかな。

 

由岐神社もちゃんとお参り。

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由岐神社は、元々宮中に祀られていたものが、

平安京での大地震や平将門をめぐる乱により禍を受けた都を護る為、

当時の天皇の命により此方へ移されたそうです。

御祭神から商売繁昌の神様、縁結びの神様、

鞍馬の火祭りが行われる事から火災除けの神様、

そして、子供を抱いた狛犬が有名な事から

子孫繁栄子授・安産の神様としても信仰され、

樹齢約800年、樹高50m以上の御神木も素晴らしく、

様々な御利益が多くある神社なのだそうです。

 

洛北~奥を満喫し、

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帰路へ。

 

今日は京都出張で明日は兵庫で仕事なので

このまま京都に泊まった方が身体は楽だったのですが、

夜は長男のお誕生日会の外食予定だったので

夕方には福井へ帰宅。

彼のお気に入りの居酒屋で

キンメの煮付等、家族で少々贅沢な夕御飯をいただきました。

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動く! キジハタの活造りに、

長男ちょっぴり引いていた。

 

 

そして翌朝。否、真夜中。

再び高速に乗り、

頑張ってぶっ飛ばして、宝塚まで。

8:00AM 現場朝礼にちゃんと間に合って、

きっちり仕事してきました。

 

怒涛の日々です。

ず~~~っと寝不足です。(--;)

 

 

次の週末も出張。

いつになったら休めるんかなぁ。。。 って

感じです。

 

鞍馬のパワーで乗り切る!!!

  

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