ささやかな週末
シルバー・ウィークの連休は仕事仕事仕事。
職場以外何処へも出掛けませんでした。
或る意味、完璧な感染対策です。
そして次の週末の日曜日は
未だ暗い内に家を出て
高速飛ばして京都へ、、、
仕事です。(--;)
コロナ禍中、
今回の現場へは
元請立会の朝礼へちゃんと出席して
検温・健康観察を受けないと入場が許されないので
8時半集合厳守でした。。。(+.+)ねむ。
しかしながら、、、
不思議な縁と言うか、何と言うか、
「○○さん、知ってましたか?」 と、
今回私を仕事に呼んでくれたお客さんから聞かされたのは、
此の現場の場所は元々、
私が住まう福井の、昔の福井藩の藩邸跡地だとの事。
その屋敷は財閥領家の所有に引き継がれ、
今回新たに建てられたラグジュアリーホテルへと繋がります。
エントランスへの立派な門も、
当時の御屋敷で使われていたもの。
300年超の歴史が在るものを、
わざわざ福井県の宮大工へと送り、修理再建したのだそうです。
そんなエピソードを
わざわざ一作業員である私に話してくれた年下の彼に
感謝を覚える。
彼は、
作業の合間をみては
私を敷地内の各所へ案内してくれました。
庭園内で使われている石材類も
遺産をちゃんと引き継いで再利用されているそうです。
そんな話を聞かされると、
本当に
不思議な縁だなぁと思います。
と、同時に、
今回の福井代表が私みたいなヤツで何か申し訳ないっす。。。
みたいな。
裏へ回った場所に在る門から出ると先程の石碑が立っている。
二条城の大手門が直ぐ目の前。一等地です。
当時のお殿様も、そうして二条城へと参じたそうだ。
昔はコッチが正面だったのかな?
正式オープンに向けて、最後の仕上げに
職人達がもうひと頑張り。
私の仕事は午前中で順調に終えられたので、
折角の京都、真っ直ぐ帰らず
少し寄り道を愉しむ事にしました。
三条の川端にある大きな駐車場へ車を入れ、
南へてくてくと歩く。
巽橋を渡って更に南下し、
花見小路へ。
日曜の京都だというのに
スカスカです。
車を停めた駐車場もガラ空きだった。
シルバーウィークの連休はかなり混んだのだろうと思うが、
今日はやはり異常に人が少ない。
コロナ禍。わざわいとは本当によく名付けたものだ。
観光客相手の御商売の方々、本当に大変だろうなぁ。
まだまだ全然。。。
通りの南の
建仁寺の門を潜る。
おばあちゃんのお葬式や
幼き頃からの様々な積み重ねで、
我が家(実家)の宗派が禅宗であることは子供ながらに知っていたのだが、
私の頭の中ではなぜか勝手に曹洞宗だと思い込んでいた。
大人になってから、
母から、
「ちがう、臨済宗。」 と指摘されて
初めて知った次第。
現代に於いては特にそうなのかもしれないが、
家庭内で平素からそういったテーマでの会話なんてまず無いし、
檀家制度も薄れてお寺との付き合いや交流も無いもので、
自分の家の宗派を正確に知らない人って、
革めて意識したことが無い人って、
意外に多いんじゃないかな。
観光地としてもメジャーな曹洞宗大本山永平寺が有名な福井県ですが、
実は禅宗系信徒は20%程で
浄土系が過半数。
私が福井(嶺北と言われる福井県北部)へ移り住んでから
様々な御縁で列席した葬儀は全て浄土真宗の様式でした。
私になにかあったら、
ちゃんと、我が家の宗派である臨済宗のお寺が
近くにあるのだろうか?福井では聞いたこと無いけど?
なんて事を、ふと思う。
なんて余談はさておき、
臨済宗の建仁寺。
初めての来訪でしたが、
人の少なさも相まってか
期待以上に素敵な空気感・時間の場所でした。
安土桃山時代から江戸時代に活躍した海北友松が描いた
方丈障壁画と言われる襖絵が有名ですが、
実際に見てみると・・・ ん? 保存状態悪過ぎ??? と思ったのですが
とても貴重なものなので、本物は京都国立博物館に保管されていて
これは複製なんだそうです。
この、超有名な国宝も
超精巧な複製で、
本物は京都国立博物館蔵。
それでも、見事な迫力でした。
そして何より素晴らしいど迫力だったのが、
法堂天井に描かれた双龍図。
108畳のサイズがあるそうです。
まるで、
上質な美術館みたいなお寺でした。
市街中心部の人が多そうな場所はやはり避けたい気持ちがあり、
次に向かったのは北部のエリア。
貴船神社
縁結び・恋愛成就の御利益で有名な場所なので、
若い女性の方々が多く訪れていました。
まぁ、猪目はハート形だしね。
って、それは何処の神社でも一緒か。
境内の湧き水に浮かべると文字が浮き出てくるおみくじが有名なので
私もやってみました。
中吉。。。
次に向かったのは
隣り合うエリアの鞍馬。
此処は相~当~なパワースポットとして有名なので、
仕事の難況を無事乗り切れる様に
御力を戴きに、
上まで上がる。
本殿金堂前の金剛床に在る
『 宇宙と繋がれる 』 場所に立ってきた。
本殿と向かい合うように
この先に一直線に配されている
翔雲台も重要な場所なんだって。
今日は、疲弊している心の洗濯だ。
久々にようけ歩いたなぁ。。。
山門から本堂までは
片道20~30分の山道。
故の在り難さかな。
由岐神社もちゃんとお参り。
由岐神社は、元々宮中に祀られていたものが、
平安京での大地震や平将門をめぐる乱により禍を受けた都を護る為、
当時の天皇の命により此方へ移されたそうです。
御祭神から商売繁昌の神様、縁結びの神様、
鞍馬の火祭りが行われる事から火災除けの神様、
そして、子供を抱いた狛犬が有名な事から
子孫繁栄子授・安産の神様としても信仰され、
樹齢約800年、樹高50m以上の御神木も素晴らしく、
様々な御利益が多くある神社なのだそうです。
洛北~奥を満喫し、
帰路へ。
今日は京都出張で明日は兵庫で仕事なので
このまま京都に泊まった方が身体は楽だったのですが、
夜は長男のお誕生日会の外食予定だったので
夕方には福井へ帰宅。
彼のお気に入りの居酒屋で
キンメの煮付等、家族で少々贅沢な夕御飯をいただきました。
動く! キジハタの活造りに、
長男ちょっぴり引いていた。
そして翌朝。否、真夜中。
再び高速に乗り、
頑張ってぶっ飛ばして、宝塚まで。
8:00AM 現場朝礼にちゃんと間に合って、
きっちり仕事してきました。
怒涛の日々です。
ず~~~っと寝不足です。(--;)
次の週末も出張。
いつになったら休めるんかなぁ。。。 って
感じです。
鞍馬のパワーで乗り切る!!!
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