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2021年1月12日 (火)

人力

 

通称 『 芦原街道 』 と呼ばれる県道(主要地方道福井加賀線)から

市道を300m程入った先に私が住まう町内が在ります。

その主たる市道に沿うように広がる住宅街に

網目の様にめぐる路地には、

中々(行政の)除雪車が入ってくれません。

優先順位から言えば、考えれば、致し方ない事だと納得しています。

国道~県道~市道~

太い血管からの処置が優先なのは当たり前。

雪国で家を買うには

そういった事も加味して場所を選定しなければいけません。

私が30歳の時に買った家は

表通りから3マス目。

通りには割りと 『 出易い 』 場所です。

それなりにスコップでの除雪を頑張れば

除雪車の通った表通りに出ることができて、

買い物へも、仕事へも、どうにか行ける。

のですが、

それは通常の冬の話で、

豪雪的になると途端に困難になるのと同時に、

気にしなけらばならないのは、、、

自宅前から振り返って奥を眺めると、

奥の奥まで20マスほど。。。

奥の人。の、存在。

 

地上数十センチを歩かねばならない生活になると

車を出すのは不可能で、

老夫婦世帯などは特に

生活に困難をきたします。

Dsc_3657

路地で誰かがスタックすれば

その奥の人が出入り出来なくなってしまうので

皆で押したり雪を掘ったりして解消せねばならない事態が度々起きる。

 

いつまで待っても除雪が入るアテが無いので、

町内からこんなものが配られました。

Dsc_3667

完全人力での除雪作業。

実は3年前の豪雪の時にも行われました。

各々スコップなどを手に、根気根気の重労働です。

我が家からは夫婦二人と長男・二男の4人。

3時間超に渡って本当によく頑張りました。

 

こんな状態から、

Dsc_3661

こんな状態へ。

Dsc_3663

車1台がどうにか通れる道が出来ました。

 

近所同士、互いの駐車場への出入りの妨げにならぬ場所へ雪を積む。

住宅街の路地には排雪スペースが無いので、

人の背丈を超える雪山をいくつも作る必要があり、

終盤は雪を放り上げるのが本当に大変。

汗だっくだくになりました。

 

ビール美味かった~~~!

 

 

車が出せるようになり

火曜日はどうにか出勤出来ましたが、

福井市内も未だ道路状況が極めて悪く、出社を後悔した程です。

復旧には相当時間が掛かりそう。

 

明日、えちぜん鉄道が復旧していたら電車通勤にしようか?

どうしよう・・・

って感じです。。。

 

 

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